【小説】ちっちゃいマスコット生活③
女性がヒトイヌ状態でマスコット着ぐるみを着て生活する話。
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※挿絵はDALL·E/GPT4を用いています。
室内で軽く運動もするようになった。
ダイエットスーツを着て、汗だくになりながら踏み台昇降をやったり、ペットボトル程度の負荷で腕や肩を動かすことにした。
先生は気が晴れる程度にしてねとは言ってくれたけど。
外が怖くても、このまま部屋の中で干からびるのはもっと怖かったのだ。
そして、そういう焦燥が良くないのだと言う意識もあった。
病院で先生と話、カウンセラーの先生とも話して……週に一回だった通院は二週に一回になり、月一回へと減っていった。
ただ、それでも外に出ること、仕事をすることの不安はある。
完全な引きこもりと言うには、コンビニに出かけられるし、通院も近頃は一人で行っている。
それでも無目的に散歩するとか、積極的に人前に出るとか、お客さんを接客するとかは全く考えられない事だったのだ。
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