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【着ぐるみ小説】レトロ鉄道館メモリアル⑨

 鉄道車両の擬人化着ぐるみを着ることになった女の子達の話。

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 いずれにせよ、"私達"の指命は博物館を盛り上げること。
 そして鉄道趣味の文化を肯定的文脈で広める事である。

 その指命自体は、私が何者かであるかに関わらず、強く一致した"意見"なのだ。

 今回の企画は、突発で始めたことの割に、かなり面白く仕上がったのだ。

 その後、レストランもホテルも、動画の影響でかなりお客さんが増えたらしい。
 それからも、鉄道絡みの企画をやるようになる。

 隣接のショッピングモールで駅弁大会をやったときには、企画段階で食レポをやっていて、その動画のお陰で、草館市の駅前でやるよりもずっとお客さんが来てくれたぐらいだった。

 そう。この身体で最高なのは、そのままご飯を食べられるからだ。

 この身体で出勤して、この身体で仕事をする。
 事情を知らない多くの人にとって気合いの入った事のように思えたし、口の事も、何かのギミックだとかCGだと思っているフシもある。

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