パラノーマルバイノーラルASMR①

※2025/3/23にまとめ版が割引で販売されます。

　VTuberが引っ越したら、そこには幽霊が居着いていて……

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※本作品はR18指定の内容です。note運営の判断の如何に関わらず18歳未満の閲覧はご遠慮ください。

※本作品に於ける描写は、現実的な観点での法的な問題、衛生的な問題をフィクションとして描いており、実際にこれを真似る行為に私は推奨も許可も与えません。当然、その事態に対して責任も負いません。

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※挿絵はDALL·Eを用いています。

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　私は、バイノーラルASMRを録音して販売しているVTuberだ。
　VTuberとして活動するために、態々音大近くのSRC造のマンションの角部屋に引っ越した。
　録音用の部屋は、吸音マット――クソ重い発泡ゴム――を張って、遮音パネルで小部屋を製作、その遮音パネルの内側に吸音素材を張り付けて完成だ。
　一部穴を開けて、スポットクーラーを突っ込めるので夏も涼しい、冬はまぁ黙ってても暖かくなる。

　元々ピアノを設置してて練習してても問題ない構造だそうだけど、周囲の音が入るのも何かとリスクなので、防音に関してはしっかりやった。

　2LDKの一部屋が録音と配信のスペースの為に三畳の小部屋――内部容量は二畳半で天井も低いけど――が設置され、その外にスポットクーラーだの細々した道具だのを置いている。