おパゼ
「どうもーどうもー」
「お願いしますー。ありがとうございますー」
「あー、ありがとうございますー。ねっ、今スカルシュレッダーのマスクをいただきましけれどもね」
「こんなんナンボあってもいいですからね」
「宿舎の雰囲気を良くしますからね」
「ねー、ありがたいですね。ほんとにね」
「貨物倉庫に飾っておきましょう」
「ゆーとりますけどもね」
「いきなりですけどね、うちのオカンがね。推しのオペレーターがあるらしいやけどね」
「あっ、そーなんや」
「その名前をちょっと忘れたらしくてね」
「推しの名前忘れてもうて、どうなってんねんそれ」
「でまぁ色々聞くんやけどな、全然分からへんねんな」
「分からへんの? いや、ほな俺がね。おかんの推しオペちょっと一緒に考えてあげるから、どんな特徴ゆうてたかって教えてみてよ」
「あのー、★6の精密射手でタイプライター置けるらしいんよ」
「おー。パゼオンカやないかい。その特徴はもう完全にパゼオンカやがな」
「パゼオンカなぁ」
「すぐ分かったやん。こんなんもー」
「でもこれちょっと分からへんのやな」
「何が分からへんのよー」
「いや俺もパゼオンカと思うてんけどな」
「いやそうやろ?」
「オカンが言うには、不朽の広間で一番最後に配置しても良いって言うねんな」
「あー。ほなパゼオンカちゃうかぁ。不朽の広間の最後がパゼオンカでええ訳ないもんね」
「そやねん」
「パゼオンカはね。リーフブレイカーの弾を避ける余裕があるから置けられんのよあれ」
「そやねんな」
「な? パゼオンカ側もね、弾よけに任命されたら荷が重いよあれ」
「そやねんそやねん」
「パゼオンカってそういうもんやから、ほな、パゼオンカちゃうがなこれ」
「そやねん」
「あれほなもう一度詳しく教えてくれる?」
「なんであんなにDPS高いか分からんらしいねん」
「パゼオンカやないかい。白Wikiに書いてあるDPSむちゃくちゃデカイんやからあれ。でも俺はね、あれはS3特化して勝負してるからやと睨んでんのよ。俺の目は騙されへんよ。俺騙したら大したもんや」
「まあねー」
「ほんであれよー見たらね、タイプライターを含んだ上でのDPSになっとんねん。俺は何でもお見通しやねんから。パゼオンカやそんなもんは」
「分からへんねんでも」
「何が分からへんのこれで」
「俺もパゼオンカと思うてんけどな」
「そうやろ」
「オカンが言うには、制御中枢に置いても全然良いって言うねんな」
「ほなパゼオンカちゃうやないかい。制御中枢でパゼオンカ、CEOブチギレするもんね。パゼオンカはねー、ドゥリン族を四人以上配置しているから使えてんねん」
「そやねんそやねん」
「な? それ最初はドゥリン人あんまおらんから、あんま編成してられんねんあれ」
「そやねんそやねん」
「そういうカラクリやからあれ」
「そやねんな」
「パゼオンカちゃうがな。ほな、もうちょっとなんか言ってなかった?」
「ドゥリン人をこよなく愛してるらしいんや」
「パゼオンカやないかい。ドゥリンとテンニンカとチェストナットはちょっかい掛けてますから。あとミニマリストにも抱きついてますわ。パゼオンカよそんなもん」
「分からへんねんだから」
「なんで分からへんのこれで」
「俺もパゼオンカと思うてんけどな」
「そうやろ」
「オカンが言うには、サガと一緒に修行してるっていうねん」
「ほなパゼオンカちゃうやないかい。仏僧にピンク髪なんかさせられへんのよ」
「せやねん」
「パゼオンカはね、朝からドゥリンの匂いで肺を満たしたいという煩悩の塊やねん」
「せやねんせやねん」
「あれみんな煩悩にお嬢様かぶせとんねんあれ」
「せやねんせやねん」
「パゼオンカちゃうがなほな。ほなもうちょっとなんかゆーてなかったか?」
「ガチャの爆死要員に使われてるらしいで」
「パゼオンカやないかい。あれガチャ爆死スレスレ配信にみんな入っとんやからな? 鷹がもう一段異格増やそうもんなら、俺は動くよほんま。パゼオンカや絶対」
「分からへんねんでも」
「なんで分からへんのこれで」
「俺もパゼオンカと思うてんけどな」
「そうやて」
「オカンが言うには、フィジカルが弱いっていうねん」
「ほなパゼオンカちゃうやないかい。全く分からんけど軟弱だけではないねんあれな? でっかい水たまり泳がせたら、モーターボートといい勝負 するがな」
「そやねんそやねん」
「ほなパゼオンカちゃうやないかい ほなもうちょっとなんかゆうてなかった?」
「国土出てる時に デバフ効いてるか分からんへんらしいんや」
「パゼオンカやないかい タイプライターは敵からのデバフの影響受けへんのよ ね? 敵からのダメージも、味方からの鼓舞も受けへんのよ」
「そやねんそやねん」
「赤いドレスのループスのモジュールだけ パゼオンカに決まりそんなん」
「でも分かれへんねん」
「分からへんことない おかんの好きなオペレーターはパゼオンカ もぉ」
「でもオカンが言うには パゼオンカではないって言うねん」
「ほなパゼオンカちゃうやないかい オカンがパゼオンカではないと言うんやから パゼオンカちゃうがな」
「そやねん」
「先ゆえよ 俺がドゥリコンのマネしてる時どう思っててんお前」
「申し訳ないよだから」
「ホンマに分からへんがなこれ どうなってんねんもう」
「んでオトンが言うにはな」
「オトン?」
「マティオちゃうか?って言うねん」
「いや絶対ちゃうやろ もうええわー」
「ありがとうございましたー」
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