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【小説】ちっちゃいマスコット生活⑥(終)
女性がヒトイヌ状態でマスコット着ぐるみを着て生活する話。
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※挿絵はDALL·E/GPT4を用いています。
クラクションやブレーキ音の後に、強い衝撃を受ける。
崩れゆく自分の身体を感じた。
飛んで行く視線と、ブレる視野。
着ぐるみを無理矢理脱がされ、そして人々の視線が注ぐのを眺めた。
あぁ、終わった。
全ては終わったのだと。
あの走り寄っていた子供は、私に突き飛ばされて尻餅をついていたのだけは覚えている。
まぁ、死ぬのが自分ならばそれで結構だ。
自分なんて何かあれば、勝手に死んでいた。
それを誰かの手に因って殺されるのならば、それは私にとって救いだろう。
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