【着ぐるみ小説】海老ちゃん⑤
海老の着ぐるみを着た歌い手さんの話。
※当記事、及び関連する私の著作物を転載した場合、1記事につき500万円を著作者であるFakeZarathustraに支払うと同意したものとします。
※本作品はR18指定の内容です。note運営の判断の如何に関わらず18歳未満の閲覧はご遠慮ください。
※本作品に於ける描写は、現実的な観点での法的な問題、衛生的な問題をフィクションとして描いており、実際にこれを真似る行為に私は推奨も許可も与えません。当然、その事態に対して責任も負いません。
※フィクションと現実の区別の出来ない人は、本作品に影響を受ける立場であっても、本作品の影響を考慮する立場に於いても、一切の閲覧を禁止します。
さて、忘れてはならないのは私と実家の関係だ。
父が身体を壊して、以前ほど働けなくなったのは確かなことだ。
歳を行ってからの子なので、色々不安なのも分かる。
とは言え、生活に困窮するほど身体が動かないわけではない。
結局私が東京に定住しないように言ってるだけのことだ。
そんなことは分かっている。
卒業前にそういう話をするのだから、そういう意図があるのは分かっている。
とは言え、地元や実家が嫌いなわけではない。
嫌がったのは、東京の暮らしから考えれば、田舎の暮らしなんて信じられないと言うシンプルな理由ってだけだ。
しかし、年老いた親の言う事というのは、やっぱり響く。
ここから先は
3,014字
¥ 100
期間限定!Amazon Payで支払うと抽選で
Amazonギフトカード5,000円分が当たる
Amazonギフトカード5,000円分が当たる
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?