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【着ぐるみ小説】レトロ鉄道館メモリアル⑤

 鉄道車両の擬人化着ぐるみを着ることになった女の子達の話。

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 着ぐるみを着ると、なんとなく感情の高ぶりがあるのかも知れない。
 それはお客さんと楽しく過ごせるということが、条件反射的に私に影響を及ぼしているのかも知れない。

 最近はすっかり、着ぐるみの性格と自分の性格の乖離を感じるようになってきた。
 最初は演じるつもりで演じていたけれども、今や演じると言う部分が習い性になってしまって、演じていることすら気付かなくなったのかも知れない。

 レールドールの四人は、何かと仲の良い四人組なので、何だかんだで身体の接触が多くはある。
 普段からでを繋いで歩いたり、ハグしている写真なんかもよく撮ったりする。
 テンションが上がっているので、そう言うことに恥ずかしさがない。
 なんなら、常にくっついていたいぐらいの気持ちになってしまう。

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