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【着ぐるみTF小説】終身キャラクター契約①

 脱ぐ事の出来ない着ぐるみになるお話し。

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 星空のプリンセスと言えば、六十年代から続く児童文学の名著だ。
 桜庭美緒先生が原作だが、藤原紗希先生による七十年代からのコミカライズが有名だ。
 少しずつデザインを変えつつ、度々アニメ化される作品として親しまれている。
 なんなら四代に渡る愛読者がいる程だ。

 勿論、両先生はお亡くなりになっているが、その精神は受け継がれて、星プロダクションと言う会社で大切に、そして常に新しく作品が描かれている。

 ストーリーは基本的に教育的な内容なのだが、六十年代としてもかなり現代的な発想の強い作品で、何かと当時から物議を醸し出している作品ではある。

 三人のお姫様と、三人の王子様が仲良く問題を解決したり、冒険したりと言う内容ではあるのだけど、それぞれに長所があり、それぞれを尊重しているキャラクター設定がされている。
 特段、恋愛脳になることもなく、とは言え愛情を持って接していたりと、何かとバランス関係がよい。

 しばしば登場する各々の両親との対立では、無理に流行りのテーマをねじ込むようなことはせず、普遍的な親と子供の関係を描き、そこにエッセンスとしてのその時々の価値観を匂わせるのだ。

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