【ロリババア小説】本物のロリババア②
ロリババアがロリババアになる話。
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仕事を終えて家に戻ってくる。
慎ましやかな中古のマンションだ。
色々あってローンは難しいとなったので、貯金をして買ったのだ。
家と言うのは、幼き私にとっては苦しい場所だったから、そこを今、一人で利用できるというのは、本当に心が安心できるのだ。
ふと思えば、ローンを組まなくてよかったなとは思っている。
どの道、不安定な仕事だ。
何処から急に老け込むか分からない。
この体格で介護とかは無理そうだから、簿記だのパソコン関連だのの資格を勉強している。
本格的にババアとなれば、こんな商売は出来ないからだ。
そうもなれば、男に寄生なんて出来る訳がない。
今、そういう男を探して……と言うのは、どうにも気が進まない。
私は何だかんだで一人で生きてきた――事務所とか色々助けてくれる人はいたけれど、とは言え、自分の事は多く自分で片付けて来た。
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