ゲームセンターテラ
シー
「えっ!?
ちょっ……ちょっと待ってよ。
何で撮ってるの?
何が始まってるのこれ?」
カンペ
『こんにちは!
ゲームセンターテラ
課長のシーです!
以下、適当におもしろトーク』
シー
「おい、そこの代理人、お前だお前。
なんなのそのカンペ?
読むわけないでしょう?
何でそっちがそんな顔してるのよ。
こっちだよね? こっちの顔だよねそれ?
私は絵の依頼を受けて来たの。
こんなところで道草食ってる暇はないのよ」
ニェン
「その依頼をしたのは私だ」
シー
「えっ!? なにそれこわい。
映画の背景画を描いて欲しいの?
前は普通に強奪してきたのに?」
ニェン
「背景画じゃぁないが、実のところ絵が描くなくてなぁ。
そう……
映画界というこの構図に!」
シー
「やってるのは水墨画の軸だけだよ!
上手いこといったつもり?
いつまでそのウザい顔してんだよお前」
ニェン
「そこで私は考えたんだよ」
シー
「聞けよ」
ニェン
「巨獣本体でもないのに、老いる事なく生き続ける少女が、暇を持て余した挙げ句に狂ったようにゲームをし続けるというノンフィk」
シー
「(それ)完全に自作自演だよ。
描けない所じゃないよ、破り捨てちゃってるよ、この代理人」
ニェン
「事件がないときはなぁ、自分でネタを作る。
それが映画監督ってもんだよ」
シー
「そんなだから、次から200連交換になっていくんだよ。
この落ち目火鍋女」
ニェン
「ギリっ……」
シー
「なんか言ってよ!
だ、だって今までの流れでこんな空気になるって思わないじゃない!
やめてよ! その生々しいリアクション!
違うから。
そういうんじゃないから!
あの……えっと……ごめんなさい。
なんか本当にごめんなs」
ニェン
「いくらおめぇが死なないっつっても、遣りようはいくらでもあるんだぞ?
これならいっそ死んだ方がマシだと思っ」
シー
「何口走ってるの!? この代理人!?」
ニェン
「墨っ被りのクセに馬鹿にしやがってよ、これから毎日お前の部屋でハバネロ火鍋食ってやろうか?」
シー
「なにそれこわい!
イミフすぎて。
逆にこわい。
饅頭こわい」
ニェン
「さぁて、いよいよ始まったシーの挑戦。
今回シーが挑戦するゲームは、
何と……こちら」
シー
「いや、ジングル挟んでもこの空気。
これっぽっちも、なかった事にできてないからね。
もう帰っていいよね?」
ニェン
「おいおい、帰ると言ったって、この大荒城特設スタジオには、侵入者の報告を受けて司歳台が大挙して押し寄いるんだぜ?
(帰る)出るところか、ドゥリン一人入ることもままならねぇよ。
かえれるとしたら……土くらいだぜ?
いやぁ、一体どこから情報が漏れちm」
シー
「お前だよね? これ、お前が呼んだよね?
それにこのテロップ、何でお前サラッと工部にまで喧嘩売ってるんだよ?
後ろでカメラ持ってるズオ・ラウの視線に気づけよ。
気づいてあげてよ」
ニェン
「まぁまぁ、そうカリカリすんなって、今、冷蔵庫から何か甘いもを出s……!?」
???
「序列六位、つまり私はおねえちゃ……」
シー
「今、なんか知り合いにそっくりな人が一瞬見えたような気がするんだけど」
ニェン
「冷蔵庫に代理人が入っている訳ねぇだろ?
ファンタジーやメルヘンじゃねぇんだぜ?」
シー
「それもそうよね」
ニェン
「そうだぜ」
シー/ニェン
「ハッハッハッハ!」
ニェン
「それじゃぁ、挑戦、スタート!」
シー
「おい代理人、甘いものは……?」
ニェン
「岩絵の具でも喰ってろ」
シー
「お前、今、なんつった?」
シエスタ商店街・スノーズントのお店
2024年1月に公開されたミニゲーム
主人公スノーズントが、謎の凶悪キャプリニーによって借金を背負わされたスワイヤーを救出するために、単身シエスタ商店街へと乗り込む名作シミュレーションゲーム。
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