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【着ぐるみ小説】お人形代行③
球体関節人形の"代行"のお仕事の話。
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スタチューは色々と面白い。
恐る恐る投げ銭をする人の目の前で、急に動いてみると、相手も相手で分かっていながらビックリして喜んでくれる。
周囲のお客さんもそういう反応、そういう笑顔を期待している。
被写体としても面白いらしくて、結構大きなレンズを付けたカメラマンの人が何人も写真を撮っては投げ銭をしてくれた。
そもそもの大道芸の出番のある街でもあるし、この祭り自体はもう何十年もやっている伝統のお祭りだ。
だから芸を見て笑ったら素直に投げ銭をするという文化があるのだ。
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