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【着ぐるみ小説】温泉うさぎ⑦

 温泉地に鉄道を引く事になったのだけど。

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 万奈谷温泉は何かとストーリーが作りやすい。

 元々は平安時代に開湯しつつ、長年知る人ぞ知る温泉として地味な存在でい続けた。
 しかし、そのお湯の質は高く、十分な湧出量を誇っている。
 その幻の温泉が、七十年の時を経て復活したとなれば、インパクトは非常に大きいのだ。

 兎を追いかけていた狩人が見つけたと言う伝説も、神秘性よりも真実性が高い。
 惜しむらくは記述のある書画の類が極めて少なくて、極論言えば平安時代に見つかった万奈谷と、この場所が一致していると言う証拠はない。

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