【着ぐるみ小説】レンタルドラゴン④
あるテーマパークには、着ぐるみとデートできるオプションがあり……
※当記事、及び関連する私の著作物を転載した場合、1記事につき500万円を著作者であるFakeZarathustraに支払うと同意したものとします。
※本作品はR18指定の内容です。note運営の判断の如何に関わらず18歳未満の閲覧はご遠慮ください。
※本作品に於ける描写は、現実的な観点での法的な問題、衛生的な問題をフィクションとして描いており、実際にこれを真似る行為に私は推奨も許可も与えません。当然、その事態に対して責任も負いません。
※フィクションと現実の区別の出来ない人は、本作品に影響を受ける立場であっても、本作品の影響を考慮する立場に於いても、一切の閲覧を禁止します。
三回目のデートは、もはや行くところがないのは明白だった。
「どう楽しませてくれるのだろう?」
自分が少しお嬢様になったような気がしていた。
しかしそんな高慢な私を裏切るように、彼は私を私が感動した場所へと連れて行ってくれる。
私が彼と一緒に遊んだり、風景を眺めたり、そんな風にして楽しんだ場所だ。
そして、残り一時間ぐらいの時に、彼は私を観覧者へと誘った。
平日の昼下がり、観覧者に乗っている人は少ない。
現実問題、冬休み入る前だから子供連れもいないし、別段そんな日に遊びに来る人も少ないのだ。
それで私達がゴンドラに乗り込むと、錠が下ろされ観覧者は次第に高度を上げていく。
二人きりの空間だ。
私が一番好きだった時間が始まる――と思っていた。
そうしたら、彼は両手で頭をずらし、私だけに見えるように顔を見せた。
ここから先は
3,338字
¥ 100
期間限定!Amazon Payで支払うと抽選で
Amazonギフトカード5,000円分が当たる
Amazonギフトカード5,000円分が当たる
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?