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【着ぐるみ小説】大型ドール③
高身長の男性がドール着ぐるみを着ることになる話し。
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何にしても俺は――否、私はヒマリ社長のお気に入りだった。
完全なお気に入りだった。
プレス発表で、アレがマジモンの二メートル着ぐるみと知って驚かれ、中身は何者だと話題になるぐらいだ。
まぁ身長二メートルの女なんて滅多にいるものではないので、そりゃぁもう騒然としている。
そして、男にゲタを履かせているのだろうと言うのが、粗方の見方である。
とは言え可愛いと言う事には違いはなく、極論丸い動物型のマスコットならば、中身を気にしないのに人形だと気にしないのはおかしい――と言う話に落ち着くのである。
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