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骨と皮
痩せた女の子がボディーペイントで自己表現する話。
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※挿絵はDALL·Eを用いています。
私は病的に痩せている女だ。
食が細いのは確かなのだけど、別段摂食障害と言えるほどではない。
医者からは沢山食べろと言われるが、血液検査の数値的には正常なんだからまぁいいじゃないかと思っている。
とは言えこの痩せた身体は、小学校の頃からしつこいほど悪く言われてきた。
親は何度も児童虐待の疑いを掛けられて、児童養護施設に引き取られたことも累計で言えば半年ほどにもなるか。
まぁ、そういう施設では無理矢理あれこれ食わそうとして、余計に酷い目に遭うと言う繰り返しなので、お節介な大人と言うのを、全く信用していない。
こんな風に、この身体のことで散々な目に遭ってきたけれど、でも自分はそんな自分の身体のことが嫌いではない。
むしろ好きな方だ。
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