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【ロリババア小説】本物のロリババア④(終)

 ロリババアがロリババアになる話。

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 それは突然やってきた。

 ある週刊誌が私の過去を掘り当てたのだ。

 売春とか美人局とか或いは万引きとか。

 私は運良くそれで何らかの摘発を受けることはなかった。
 だけれども噂自体は沢山ある。

 美人局の被害者が未だに顔を覚えていたとか、その時の男がインタビューに答えたとか……

 極めつけは、夜の徘徊少女を記録した映像が出てきて、そこに私の顔が映っていたのだ。
 もともとこの記録は、その手の子供を保護したり支援したりする団体の手元か、或いは都が予算を執行するための然るべき証拠として保管されているものかのどちらかだった。

 それが何処から漏れたのかは知らないが、いずれにせよ、支援だなんだと言うお題目なんてどうだっていいと思う人間が、どこかしらにいたのだろう。

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