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【ロリババア小説】プロ少女①

 ロリババア話。

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 自分でも良く分からないけれど、私は十歳ぐらいから歳を取っていない。

 何でだと言われても良く分からない。
 見た目が変わらないのではなくて、本当に身体が衰えないのだ。

 あらゆる検査で、何にも問題が発見されず、何でこんな見た目に縛られているのかも分からない。

 ただただ、歳を取らないだけで、精神的には成長していると思いたい。

 と言うか、正直な話ガキは嫌いだ。
 昔から嫌いだ。
 男子のガキっぽいところも、女子の"社会性"も嫌いだ。

 小さな頃から同い年の子供、ひょっとしたら年上でも子供を見ると「ガキだなぁ」と思って生きてきた子である。
 自分のことを棚に上げてよく言うのもまぁガキと言えばガキなのも分かった上で、それでもガキと言う存在が嫌いだ。
 自分を含めた範疇でガキが嫌いなのだ。

 そんな自分が歳を取らない、大人にならないと分かると、その絶望はどうしようもないものとなった。

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