見出し画像

【ロリババア小説】無垢の巫女②

 子供の巫女を演じなきゃいけない話。

※当記事、及び関連する私の著作物を転載した場合、1記事につき500万円を著作者であるFakeZarathustraに支払うと同意したものとします。

※本作品はR18指定の内容です。note運営の判断の如何に関わらず18歳未満の閲覧はご遠慮ください。

※本作品に於ける描写は、現実的な観点での法的な問題、衛生的な問題をフィクションとして描いており、実際にこれを真似る行為に私は推奨も許可も与えません。当然、その事態に対して責任も負いません。

※フィクションと現実の区別の出来ない人は、本作品に影響を受ける立場であっても、本作品の影響を考慮する立場に於いても、一切の閲覧を禁止します。


 しかし、フィメの捕縛は進まない。
 神託は一日一度だから、使徒が幾ら行方を把握していても、すぐに逃げられて仕舞うのだ。

 どうやら彼女は自分の意志の伝播以外にも、相手の意志を読み取る能力もあるようだ――むしろ、それは最近獲得したのではないかと考えられる。

 彼女は着実に彼女の味方を増やしている。

 明らかに地母神信仰に対抗している意志がある。
 神託によって奪われた命を思い出せと、神託によって奪われる自由を思い出せと言うのだ。

ここから先は

3,467字

¥ 100

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?