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【TF小説】どうやって報いようか①

 祠をぶっ壊された龍神様の復讐のお話し。

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「やぁやぁみんな! みんなのママドラゴン、嵐晴(らんせい)イズシだよぉ。
 今日も楽しく配信していくよぉ」

 世間的にどれぐらい知られているか知らないが、嵐晴イズシはまぁ本名と言えば本名だ。
 私は出葦町という、歓楽街の間にある嵐晴神社と言う小さな祠に棲まう龍神だ。
 とかく、神と言う存在は世間的には存在しないのだが、とは言え薄らぼんやりと存在が信じられている。
 上手く言えないが、知っている人間ははっきりと私の存在を知っているし、知らない人間はまぁ適当なヨタだと思っている。

 まぁ、あの神この神、今、俗世で暢気にやっている連中は、基本的にそういうふわっとした関係で人間と接している。
 ここ最近の"神"――定義があやふやだがこの世界で実態を保てる側の神――のブームはVTuberだ。

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