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【小説】タイガー&ドラゴン①
人間のお姫様と、トラのお姫様、龍のお姫様の話。
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極めて厄介なことになった。
私はエマンダルガ王国の第三王女、ラティティス。
上にいる兄も姉も優秀な人間で、まぁ私なんかは辺境伯ガジリアのトロフィーとして嫁がされる運命にある王女だ。
とは言え、これでも王女の娘だし、それほど過酷な運命もなかろう。
適当に勉学を収め、王家の人間として恥ずかしくない程度の語学力と教養を身に付ければ、それほど人生に困ることも苦労する事もない。
ガジリアは評判の悪い男ではないし、実際辺境伯として北方の蛮族に睨みを利かせる要職。私の人生が決められていると言うことを不問にすれば、大して悲観するようなこともないのは分かっている。
では何を困っているかと言えば、十六歳の誕生日を迎えた今日、私の股間に大きな逸物が生えていることに気付いたからだ。
何? 一体何?
私も馬鹿ではないしウブでもない、股間に生えたこの肉の棒が、所謂男性器だと言うのは分っている。
否、分かっているつもりだけど、こんなにデカくてこんなに黒々してるものだなんて知らないぞ?
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