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【着ぐるみ小説】義理堅く⑤(終)

 企業マスコットとエッチな事をしたい男優の話。

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 その後、犯人が捕まり始めた。
 模倣犯と最初に始めた人間だ。

 幸いな事に重篤な患者や死者を出さないで済んだが、注入された量自体は、十分な致死量を超えていたのだ。
 もっと言えば、"十分な致死量"だったからこそ、食べた人がすぐに気付いて吐き出したと言えるのだけど。

 これが半端な量だったら、確立的に死者が出ていた可能性があるわけで、犯人が慎重だったのかバカだったのかは知らないが、そのお陰で命脈が保たれたとも言える。

 犯人の動機は、あるVTuberコラボのプレゼント企画で、十万円ほど使ったけれども生サインが手に入らなかったと言う理由で犯行に及んだらしい。

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