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【ロリババア小説】変なガキに絡まれる話③

 出落ち感しかないけど、そういう話。

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 もう十年経ってしまった。
 私もいい加減オバサンと言うよりは……と言いたいところだけれども、身体は頗る快調だし何より見た目が全く変わっていない。

 四十越えて二十代並みの容姿と言う時点で、魔女と言われていたぐらいだ。
 そして、そういうナメられがちな容姿で歯を食いしばって生きてきた。
 いい加減、貫禄が出てきて、若手に馬鹿にされないぐらいの老獪なババァにでもなれたらよかったなと思ってたのに、未だに二十代そこそこの小娘と間違われる。
 こんなに実績を積んだと言うのに何とも上手く行かない。

 何はともあれ、このプロジェクトの面倒を見る会社の社長に収まって、あとはことの趨勢を見守ると言うだけの役回りだ。
 地元とのパイプも馬鹿にできないので、このままこの街にいろと言う訳だった。

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