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【着ぐるみ小説】人形遊びのお店①
ドール型の着ぐるみと遊ぶ女性向けのそう言うお店の話。
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あぁ、私の仕事の話をするならば、親の話を避けることは出来まい。
親は抑圧的な人間で、世の中のめぼしい快楽は全部悪徳であり、そのような習慣を追い出すことこそが人間性を育むのだと考えていた。
食事は常に薄味の野菜と卵のスープと、何やら定期配達される硬くて不味いパンだった。
親から逃げ出すまでパンがあんなに柔らかくて美味しいものだとは思わなかった。
当然、スナック菓子どころか甘いお菓子なんてなかったし、ゲームやインターネットどころかテレビさえも見せて貰えないレベルだった。
だから同世代の子供たちとの話題なんかに一切ついていけなかったし、そもそもそう言う子供たちは悪い子供だから一切付き合うなとキツく言われていたのだ。
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