年の差なんて①

　二人のロリババアがお互いの年齢を隠して付き合う話。

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※挿絵はDALL·Eを用いています。

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　あぁ、因果なものだ。
　私は元々、江戸の油問屋の娘で、まぁまぁいい生活をしていた。
　しかし、数え年で十三の時に謎の病に罹り、そこから成長することはなくなった。

　成長しないだけならば、座敷牢にでも放り込めばいいのだろうが、絶対に死なない身体になってしまったのだ。
　確か二十歳を超えた辺りだ。
　座敷牢の中で本を読むぐらいしか時間を潰すことの出来なかった私は、外に出ることが出来た。
　大火だ。
　屋敷は全て焼け落ち、私も座敷牢の中で燃えた。

　全て燃えてしまえと思った。この惨めな身体と共に。