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【特殊メイク小説】恐竜グループホーム③

 恐竜の特殊メイクの女の子が集まる話。

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 再生数が伸びていく中、一人の女の子がやってきた。
 中学を卒業して下宿ありの働ける仕事を探しているのだという。
 名前をライラちゃんと言う。

 彼女は親から捨てられた子で、三歳からずっと施設ぐらしらしい。
 様々な苦労は見て取れたけれど、なぜ私達なのかと言うことだ。

 テレビで一瞬だけ映った私達を見て感動したのだという。
 こんなこともあるのだなと思いつつも、追い返す訳にもいかない。
 特技はなにもないけれど、家事でも何でもやると言うし、真面目そうな子だったので、そのまま部屋に上げることにした。

 とは言え、仕事と言える仕事は特にない。
 特にないけれど、凄く真面目なのは分かる。
 少しずつ私の仕事の手伝いをさせているけれど、造形のセンスもありそうだった。
 これはひょっとしたら、全員でメイクと言うのも出来るかも知れない。

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