
【着ぐるみ小説】ジュラシックメイドカフェなお白亜紀⑧(終)
ヴェロキラプトルになれるスーツを着た女性のコンカフェの話。
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私の陰鬱な気分を癒してくれたのはサヤカさんだった。
「気持ちを上書きしましょう」
私にラプ子に"戻る"事を促し、そしてラプ子を抱きしめて「私が好きなんだから辞めちゃだめよ」と笑った。
私を優しく抱きしめて、そして甘い甘い言葉を掛け続ける。
「そんな……サヤカさんはメイドだから私に興味あるんでしょう?」
私が尋ねると、「うーん、それもあるけど……やっぱりラプちゃん可愛いじゃない?」と笑った。
「そんな、私ただのトカゲだし」
「何弱気になってるの?」
私は泣いた。
着ぐるみの中で泣いた。
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