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【着ぐるみ小説】大型ドール②

 高身長の男性がドール着ぐるみを着ることになる話し。

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 その後も、何かとウチの会社は贔屓にされた。
 部材を共通化するとなると、仕入れ実績のあるウチの方が便利というのもある。
 それに依然規格外の水回りの部材を使いたいとなった時に、知り合いの板金工場でなんとか規格に収める加工をしたとか、そういう小回りの利きやすさも便利だと思われたのかもしれない。

 何にしても、例の採寸の結果、色々と揃ったらしい。
 俺もよく分からないまま会社に呼び出された。

 今度は肌色のタイツに着替えさせられた。
 ただ、顔が見えるタイプのものだった。

 前の全身タイツは顔が出なかった分、何というか恥ずかしさが少なかったが、今回は顔が見えているだけ恥ずかしい。
 それが肌色だとか、顔が出ているとか、色々理由があるのだが。

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