見出し画像

【ロリババア小説】変なガキに絡まれる話④(終)

 出落ち感しかないけど、そういう話。

※当記事、及び関連する私の著作物を転載した場合、1記事につき500万円を著作者であるFakeZarathustraに支払うと同意したものとします。

※本作品はR18指定の内容です。note運営の判断の如何に関わらず18歳未満の閲覧はご遠慮ください。

※本作品に於ける描写は、現実的な観点での法的な問題、衛生的な問題をフィクションとして描いており、実際にこれを真似る行為に私は推奨も許可も与えません。当然、その事態に対して責任も負いません。

※フィクションと現実の区別の出来ない人は、本作品に影響を受ける立場であっても、本作品の影響を考慮する立場に於いても、一切の閲覧を禁止します。


 私に怖いものはなくなった。
 それは私自身がこの身体になり、それで全能感を感じると言う以上に、キヌちゃんがいてくれるからと言う側面があった。

 それで私は気軽に彼女に尋ねた。
「怖いものはある?」
 と。

「昔はあった」
 彼女はそう笑った。

「私の種族は、ざっと二千五百年ぐらい前に滅びた。
 人類が人類の歴史を歩めるのは、あの時代、龍殺しが盛んだったからだ。
 この国でもそれは例外ではなかった。
 私達の種族は平和に、そして人と共存して生きていたと思うが、人間との雑交は人間に不利だからな。
 それは仕方ないのだと思うよ」

ここから先は

3,274字

¥ 100

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?