【ロリババア小説】変なガキに絡まれる話④(終)
出落ち感しかないけど、そういう話。
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私に怖いものはなくなった。
それは私自身がこの身体になり、それで全能感を感じると言う以上に、キヌちゃんがいてくれるからと言う側面があった。
それで私は気軽に彼女に尋ねた。
「怖いものはある?」
と。
「昔はあった」
彼女はそう笑った。
「私の種族は、ざっと二千五百年ぐらい前に滅びた。
人類が人類の歴史を歩めるのは、あの時代、龍殺しが盛んだったからだ。
この国でもそれは例外ではなかった。
私達の種族は平和に、そして人と共存して生きていたと思うが、人間との雑交は人間に不利だからな。
それは仕方ないのだと思うよ」
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