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【着ぐるみ小説】お人形代行④
球体関節人形の"代行"のお仕事の話。
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俺たちはこんなにも身長が違うけれど、元々アスリート気質があるからだろう。
その日に喰った、安い食べ放題の焼肉を鱈腹食いながら大いに盛り上がった。
そして、芸についての熱い思いも語る事になる。
自分の芸にしても、彼の芸にしても、ネットに上げておいた動画を見せて、それを褒め合い、そして『こうしたらもっとウケるかも』と言うアイデアを出し合った。
響はスティルトに乗り、見上げるような位置で高く高くロシアンボールを投げる。目のように真っ赤な艶のあるボールだ。
トークも面白くて、小さい子を見たら「あら、食べてみたくなるわ」と言ったりして笑いを取る。
"十丈様"は目立つ事が好きで、だから"呪って"なんていられないと言うストーリーで成り立っている。
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