【着ぐるみ小説】ジュラシックメイドカフェなお白亜紀⑥

　ヴェロキラプトルになれるスーツを着た女性のコンカフェの話。

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　引っ越しは仕事の合間にぼちぼちと言う案配だったので、結局あの日から三ヶ月ぐらい経ってやっとで引っ越しを完了した。

　引っ越し作業中にこっちの方へとやって来る機会も多くて、その間には随分と顔なじみになってしまったのだ。

　勿論、そんな時はラプ子を連れて来る訳にもいかず、私の方の動きとしても仕事と引っ越しに急がしすぎて、全くラプ子の露出がなくなったのだ。

　店の方もコレと言ってラプ子を推すことも、過去動画を上げるような事もしていない。
　それは、話題性重視で飛びつくような人にとっては、非常に詰まらない結果だっただろう。
　SHIRAKABAのSNSアカウントは一時期フォロワー数が急増したけれども、次第に減っていき、元の水準に戻るのにそれほど時間は掛からなかった。