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【TS小説】TSおじさん自助グループ②

 TS病に掛かったおじさん達が助け合う話。

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 問題のメイドは俺に同行してくれるそうだ。
 そりゃそうか、いきなり見も知らずの人間に励まされても正直嬉しくないだろう。

 そういう訳で、彼女はさっさと普段着に着替えると表に出てきた。
 思った以上におばさんな格好に笑ってしまった。

 彼女は「こう見えて四十代なんだよ」と笑う。
 いやいや四十は嘘だろう。
 俺が突っ込むと「褒め言葉ってことにするよ」と言う。

 マジでどうなのかよくわからないが、厚化粧には見えないし手の甲はつるりとしていて、控えめに言っても三十路にしても若々しい。

 とは言え、年齢のことをあれこれ話をするのもなんとなく行儀が悪い。
 結局、黙って彼女についていくことにした。

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