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【着ぐるみ小説】レトロ鉄道館メモリアル②

 鉄道車両の擬人化着ぐるみを着ることになった女の子達の話。

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 はっきり言って私達は地元を離れるつもりはなかった。
 小中とずっと一緒で、高校から大学から、別々になっても仲良く四人で連めたのは、偏に本当に近所の繋がりだからだ。

 勿論、各々の学校での友達はいるし、今でも付き合いはある。
 なんなら四人との繋がりから広がっていく友達もある。

 とは言え、地元が一番便利で楽で、そして結局、駅まで歩いて十分程度だから、草館市まで出て遊ぶのが便利だったのだ。

 そう言う事で、実家暮らしを止めると言う発想は一ミリもなかった。
 探せば草館市に仕事はあるだろうし、そんな感じで、四人して割と就職活動をナメてたところはあった。

 そんな時、色々なツテがあって「折角だし博物館で働かない?」と言う話が出てきたのだった。

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