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【小説】消えない紋章④
淫紋が消えない話。
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「お前たちを駆除する」
小汚いローブを被ったその子が問いかける。
「どういうこと?」
女の子が言うには、私達が吸収しているものは、人間の"欲求"なのだと言う。
そういうこともあるのか……妙に納得してしまった。
しかしまぁ、それが人間のどうしようもない形で表現されているのならば、さっさと摘んだ方がいい。
少なくとも私達が摘んだモノのお陰で、その他は上手く行っている。
近頃は、私たちの乗る路線が「痴漢が少ない路線」として着目されてるなんて話も聞く。
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