【特殊メイク小説】鬼姫の里①
鬼の特殊メイクをした女性達が運営する田舎のリゾート施設のお話し。
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深渕村は私の故郷だ。
豊かな森と静かな湖のある綺麗な村だ。
市町村合併を繰り返して、今や霧ヶ谷市の一つの集落に過ぎないし、一般的に言って限界集落ではある。
一度村を捨てた罪滅ぼしに、土地を手放すと言う人の登記簿を集めている。
こんな村の土地、ただただ無駄に税金が掛かるだけで、誰も持っていたくない。
廃屋の登記を調べ、現在の所有者に行き着くと、皆喜んで手放してくれる。
お年を召したお爺さんやお婆さんも、自分の財産の整理ということで、施設に入る時に私に預けてくれるようになった。
幸いお金がある。
衛星通信を使ってインターネットに接続すれば、こんな何もないところでもそれなりに暮らしていける。
仕事と言っても、毎日定期的に資産をチェックするだけだ。
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