![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/160253697/rectangle_large_type_2_0ccd8224cc67fe1085c0289c3f2d7d46.png?width=1200)
【着ぐるみ小説】しかのこ①
鹿の着ぐるみを着た女性の話。
※当記事、及び関連する私の著作物を転載した場合、1記事につき500万円を著作者であるFakeZarathustraに支払うと同意したものとします。
※本作品はR18指定の内容です。note運営の判断の如何に関わらず18歳未満の閲覧はご遠慮ください。
※本作品に於ける描写は、現実的な観点での法的な問題、衛生的な問題をフィクションとして描いており、実際にこれを真似る行為に私は推奨も許可も与えません。当然、その事態に対して責任も負いません。
※フィクションと現実の区別の出来ない人は、本作品に影響を受ける立場であっても、本作品の影響を考慮する立場に於いても、一切の閲覧を禁止します。
世の中不公平なものだ。
人間の魅力というのは、本当に運と人生によって左右される。
自然と魅力的な人――と言うのは殆どあり得ない話だとは思うけれど、自分をどのように魅力的にさせるのか? と言うのに気付くかどうか、必要とするかどうか、そしてそれを喜ぶかどうかと言うのは本当に人それぞれだ。
世間的に言って私のような身体は「エロい」と言うことで注目を浴びる。
私はそれが本当に嫌で堪らなかった。
私をセックスの用以上に必要とされていないようで、本当に腹が立っていた。
それだけならば「面倒くさい女」で済むのだけれども、それでゴネて、自分の気に入らない事をなんでも男の性的な視線に帰するというのは、もっと嫌な事だった。
ここから先は
2,945字
¥ 100
期間限定!Amazon Payで支払うと抽選で
Amazonギフトカード5,000円分が当たる
Amazonギフトカード5,000円分が当たる
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?