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DTM 初心者とボカロ P コミュニティ

やぁやぁ!
はじめまして、ふぇく / @fakestartune ですっ!

もし、良かったら、フォローお願いしますっ!


本記事では、一曲目として初投稿した『未来トリガー』の楽曲制作を通して体験したボカロ P コミュニティの話しをしようと思いますっ!

マイスペック = DTM 一年生

まず、大前提として、私は、過去にバンドを組んでボーカリストをしていたものの、DTM をした経験はありませんでした。誰でも最初はそうだと思うんですが、DAW is 何?オーディオインタフェース?ナニソレ、美味しいの?というところから始まりました。

とは言え、バンド活動をしていた中で、作詞や作曲をかじっていたことはあるので、全くの初心者なのか?って言うと、少し違うのかもしれませんね。そこで、まずは、私が DTM を始めた瞬間に出来たこと、出来なかったことを簡単にまとめてみました。


出来たこと

  • 作詞

  • 作曲

    • 簡単なパワーコード進行

    • リズムの上に歌メロを考えて乗せられる


出来なかったこと

  • 音楽理論(キー / コード / 転調 …)

  • 編曲 / MIX / マスタリング

  • DTM 全般


振り返ってみると、バンド活動をしていたときは、全てを雰囲気でやっていましたね・・・今でも、あんまり、音楽理論は理解しておらず、雰囲気でやっている部分がかなり大きいです。

作曲ログを惜しみなく垂れ流す

私が DTM による活動を初めた当初からなんですが、自分のための作業ログとして、作曲中に感じたことや試したこと、分からないこと、Before / After の音源の比較など、あらゆることを Twitter につぶやきまくっていました。

作業ログをつぶやく行為は、実は、本職の仕事中に社内チャットでもやっていて・・・自分の状況を書き出すことで、客観視することが出来るようになって、結果、自分の考えが整理されて理解が捗るんですよね。あとは、単純に、あとで見返すときの作業ログにも有効です。

特に、私の場合は DTM 初心者ということもあって、覚えるべきことがめちゃくちゃたくさんあったので、作業ログは取っておきたいなぁっていう気持ちもありましたね。

作業ログを惜しみなく垂れ流すには、多少の勇気は必要かもしれません。だって、作曲中の楽曲って全然形になってないときもあるから、中途半端なものをさらけ出すなんて恥ずかしい!っていう気持ちもあるだろうし、無能さをつぶやけばそんなことも分からないのかよ?って笑われる可能性だってありますしね。

でも、基本的に、自分が考えているほど、ほかのひとって自分には興味が無いものなんですよね。全世界に向けて何かを発信するとたくさんのひとに見られてしまうという怖さを感じてしまうんですが、実際のところは、自分の影響力なんてたかが知れていて。だから、惜しみなく作業ログを垂れ流したとしても、気にしてくれるひとだけ、気にしてもらえたらそれでいい・・・なんなら、自分の作業ログだしっ!って、そんな軽い気持ちでやってました。まぁ、今もそう。

ボカロ P コミュニティの優しみ

さて、いざ、作曲を始めてみると、当然なんですが、DTM に関しては初心者だったので、ひたすら、分からないことばかりで壁にぶつかりまくりました・・・そんな中、私を救ってくれたのは、ボカロコミュニティでしたっ!

正確に言うと、Twitter で活動しているボカロ P の先輩の皆さま、ですね。

幸いなことにたくさんのボカロ P の先輩の皆さまをフォローしまくっていたことで、私が垂れ流していた作業ログに反応してくれる方が居まして・・・本当にね、ありがたいことですよ。全くの初心者に何かを教えるって、結構大変なことだと思うんですよね、だって、相手は何も知らないシロートだし、何往復ツイートすれば理解してくれるかも分からないわけですから。

それなのに、本当にこのコミュニティは優しくて・・・この楽曲を作曲し始めたときから、完成する瞬間まで、ずーっと、めちゃくちゃたくさんのことを色々な方に教えて頂いたんですよね。このときの教えがなかったら、この楽曲は完成していなかったと思います。そのくらい、自分にとっては有益だったし、何よりとても楽しい時間でした。

あまりにも詳しくて圧倒されることもありましたが、全然理解出来ない私の質問にも、何度も何度も丁寧に答えてくださって、本当にどうもありがとうございましたっ!(ほんと、神!)

学んだことを風化させたくないっていう思いから、Toggeter でツイートをまとめたりもしていましたので、もし、興味があれば、読んでみてください。当時、何も分からず、先輩たちから色々なことを教えてもらっているリアルなやり取りを見ることが出来ます。

無知であることは決して悪いことじゃないと思います。最初は誰だって無知なんだし。知ればいいんです、少しずつでも。

楽曲のプロジェクトを共有してくれる神登場っ!

作曲を進めて行く中で、ふと思ったことがあって・・・誰かの楽曲のプロジェクトの中身が見れたら、めちゃくちゃ勉強になりそうだよなぁ〜と!ってことを雑に Twitter につぶやいたら、なんと、自分のプロジェクトを共有してあげるよっ!って言ってくれた神さまが現れましたっ!

ふくちよさん / @site_hsmt です。

何者かも分からない私みたいなものに、自分の楽曲のプロジェクトを共有しちゃうという懐の広さがヤバいですよねっ!正直、信じられない思いでしたが、お言葉に甘えて、プロジェクトを共有してもらうことにしました。

実際に共有して頂いた楽曲は、こちらですっ!

楽曲全体から感じられる繊細なメロディラインや透明感のある雰囲気が本当にステキですよねっ!ふくちよさんは、こういう楽曲を作曲させたら最強だと個人的には思っています。ぜひ、ほかの楽曲も聴いてみてくださいっ!

さて、ふくちよさんの楽曲の曲調は、実は、私と全く違うので、あんまり、参考にならないのでは〜?って思うひとも居るかもしれませんが、そんなことはありませんっ!

実際に、ふくちよさんの楽曲のプロジェクトを見て学んだことを、いくつか、ココで簡単に紹介しておきますね。


一つ目は、ドラムの打ち込みです。

  • ドラムのパートに Reverb を掛けている

  • リムを効果的に利用している

  • クラッシュシンバルを二つ同時に鳴らすところでは、同時に鳴らすのではなく、敢えてほんのちょっとだけどちらかを遅らせることで聴こえやすくしたり、人間味を出したりしている

といった感じですっ!リムもよく分かってなかったですし、特に、一番最後の少しだけズラす技は、自分では思いも付かなかったと思いますし、今でも、重宝しているテクニックですっ!


二つ目は、ストリングスの打ち込みです。

  • インストゥルメントトラックをオーディオトラックにバウンスする

  • ストリングスとして利用される楽器の種類

  • 奏法を切り替えて表現力を高める

  • 奏法の種類

  • ステレオ幅

などなど・・・ログを見たら、相当長いログになってました。ストリングスに関しては、無知だったので、実際に打ち込まれたお手本を見ながら、色々と教えて頂けて、本当に勉強になりましたねっ!


・・・と、まぁ、ほかにも色々とあるんですが、やっぱり、誰かの楽曲のプロジェクトの中身を見せてもらうことって貴重な体験だし、めちゃくちゃ勉強になりますね〜!なんでこうしてるんだろう?というところに、そのひとのこだわりというか、考え方が存在しているはずなので、作曲のヒントになります。

ギターサンプルを弾いてくれる神々登場っ!

今回の楽曲のギターは全て打ち込みなので、色々な場面で大苦戦しました。ツインギターって、どう弾き分けたらいいんだろう?とか、ギターソロってどうやって表現力を高めたらいいんだろう?とか・・・うーうーと Twitter 上で困っていると、二人のギタリストが助け船を出してくれましたっ!(神々降臨っ!)


一人目のギタリストは、翡翠さん / @Gt_hisui ですっ!

翡翠さんは、楽曲のサビ部分のツインギターのサンプルを弾いてくれました。今聴き返してみても、私の打ち込みより全然格好良いのでは?という気持ちになってきますね・・・スゴく、カッコイイっ!

自分の楽曲で、しかも、自分で打ち込んだギターを、生のギターに差し替えるという体験を初めてしたわけなんですが、めちゃくちゃその違いが分かりやすかったですよね。生ギターの音を聴かされてしまうと、打ち込みで再現するのはムズカシイよなぁって思っちゃいますよね。ほんと、生ギターカッコイイっ!


そして、二人目のギタリストは、ハチさん / @Mona_DR01 です!

ギターソロのニュアンスをどう表現したら良いのか、っていうところが分からなくて困っていたら、ハチさんが助けてくれましたっ!例えば、弾くとしたらこういう感じだよっ!っていうのをサンプルとして弾いてくれたんです。

ギターソロってよくよく聴くと、色々な表情を持っていることが分かりますよね。弦をビブラートで揺らしていたり、チョーキングで半音上げたり、バイオリン奏法を取り入れたり・・・とにかく、ギターソロは見せ場が多く、表現力が大切なんだなぁ〜って思いました。ギターのことをよく分かってないのでムズカシイなぁって考えていたのですが、ハチさんがめちゃくちゃ分かりやすいヒントをくれたんですよね。

圧倒的なるほど感っ!そうか、ギターも歌わせたら良いんだっ!そう思えるようになってからは、ギターソロのニュアンス付けも、怖がらずに出来るようになった気がします。

試しにミックスしてくれる神も登場っ!

皆さん、MIX 出来てますかっ?私は、現在進行系で上手に出来ていません・・・難しいですよね、特に、最初なんてワケワカラン!って感じだと思います。

初めての MIX で悩んでいた時期に、ギターの件で助けて頂いた翡翠さんに、MIX っていうのはこういう感じのものだよ〜!っていう MIX のサンプルもして頂いちゃいました。優し過ぎるっ!

翡翠さんが MIX してくれた自分の楽曲を聴いて度肝を抜かれたことをよく覚えています・・・あぁ、MIX っていうのは、こんなにもやり方一つで変わってしまうものなんだな、ということを実感しましたね。MIX のスゴさというか、大切さを身を持って知れたので、めちゃくちゃ良い機会になりました。

初めてのピアノアレンジに感動

作曲途中でまだワンコーラスしか完成していなかったときに、なんと、まうみさん / @maumi_wuhai が自分の楽曲を好きだと言ってくれました。

しかもっ!ピアノアレンジまでしてくれたんですよね。

誰かに自分の楽曲を好きだと言ってもらえたことも、もちろん、ピアノアレンジをしてもらったことも初めてのことだったので、めちゃくちゃ嬉しかったですっ!自分の楽曲でも、誰かの心に響くことがあるんだなぁって思ったし、何より、このピアノアレンジの躍動感がスゴく好きで。

今でも、ふと思い立ったときに聴き返している、私にとっては、とても特別なピアノアレンジです。

ラウドネスノーマライゼーション is 何?

ニコニコ動画や YouTube には、どうやら、特定の音量を越えた場合、自動的に音量を平均化する仕組みが導入されているらしいです!・・・ということを、途中で知りました。ただ、この仕組みの理解がめちゃくちゃに難しくてですね、あらゆる記事を読んで理解しようと頑張ってみたんですが、どの記事も書いてあることが曖昧だったり、本質的なことに言及していなかったりしていて、腑に落ちることはありませんでした。

うーうー悩んでいる私に助け舟を出してくれたのが、ピロッシーさん / @pirop_channel でした。

どうやら、私と全く同じ悩みを抱えていたことがあるらしくて、note にめちゃくちゃ分かりやすい解説記事を書いてくれたんですよね。

Web 上にはラウドネスノーマライゼーションの記事はたくさん転がっていると思いますが、このピロッシーさんの記事を読むだけで一発で理解出来るようになると思います。

こういうの、言語化するのってスゴく難しいし、コストの掛かることだと思うんですけど、シュッと教えてくれたり、note にまとめてくださったりするムーブがめちゃくちゃカッコイイですよね。ほんと、私みたいな初心者にとっては、めちゃくちゃありがたいことです。

オフボーカルセットって何を用意したら・・・?

誰が歌ってくれるのかなんて分かりませんが、自分でもいつか歌ってやろうと思っていたので、オフボーカルセットを作ることにしました。いわゆる、カラオケってやつです。でも、実際のところ、何をどう用意したらいいんだろう?っていうのが、さっぱり、分からなかったんですよね。そりゃ、そうですよね、歌ってみたをやってみたことがないわけですから。

そこで力を貸してくれたのが、歌い手さんとして活動されている ちひろさん / @qp_chii_qp です。

歌い手さんによっては、キーチェンジをすることがあるので、どういう感じでそれらを用意すると良いのか、ガイドボーカル(メイン & ハモリ)のデータが入っていると歌うときにピッチを確認しやすくて嬉しいとか、色々と歌い手さん目線でレビューして頂きましたっ!やっぱり、実際の利用者にヒアリングすることは大切ですね。

Twitter でうーうー悩んでいた私に、率直なフィードバックをくれてめちゃくちゃ嬉しかったし、助かりましたっ!

魔が差して誰かが歌ってくれたりしないかなぁって妄想してます・・・いつか、自分でも歌うぞっ!

朝の挨拶から始まる「おはツイ」という文化

ボカロコミュニティの文化の一つに「おはツイ」という文化があります。最初は全く気付いていなかったんですが、先輩たちはみんな、朝になると Twitter 上で「おはよう!」という挨拶と一緒に一言添えてつぶやき、お互いのおはツイにいいね!したり、リプで反応したりして、朝のコミュニケーションを取っているんです。

コレ、何が良いかって言うと、そこからコミュニケーションが生まれること、相手を知れること、近況が知れること、親近感が増すこと、一体感が生まれること、などがありそうですね。とにかく、全員、この「おはツイ」をしてるんじゃないか?っていうくらい、みんな、朝の挨拶をしています。今まで長いこと Twitter を利用していましたが、こういう文化に触れるのは初めてのことだったので最初はビックリしましたが、だんだんと、それが心地良く感じられるようになってきました。

おはツイにたくさんリプを返しているひともいますが、さすがに、それは大変なので、私は、みんなのおはツイを読みながら「おはよ〜っ!」って心の中で叫びながらいいね!を押して巡回する、みたいなことを朝の日課にしています。まだ、やったことがないひとは、ぜひ、朝、おはツイを巡回してみてくださいっ!新しい出会いや発見があるかもしれません。

SPECIAL THANKS …

上述したエピソードで紹介させて頂いた方たちのほかにも、本当にたくさんの先輩たちに助けて頂きました。この場を借りて、お礼を言わせてくださいっ!本当に本当に、どうもありがとうございましたっ!

こんなに初心者に優しい世界、そうそうないんじゃないですかね?困っているひとに何の見返りも求めずに、スッと手を差し伸べてくれるコミュニティ・・・ステキ過ぎますっ!

DTM をやり始めて、一番感動したのは、この優しさでしたね。

これから DTM を始めてみようかなって思っているひと、DTM を始めたばかりの初心者のひと、まずは、Twitter で色々な先輩たちをフォローしてみてください。そして、いいね!したり、RT したり、楽曲の感想を伝えたりしてコミュニケーションを取ってみてください。きっと、そこから、楽しい未来が始まって行くと思います。

そして、完成した楽曲がこちらっ!

この未来トリガーという楽曲は、たくさんのひとに支えられて完成した楽曲ですっ!未来へ一歩踏み出そうというポジティブなメッセージを込めたこの楽曲が、今度は、少しでも誰かに勇気を与えられる存在になってくれたらなぁ〜と願っていますっ!


最後まで、お読み頂きまして、どうもありがとうございましたっ!
もし、良かったら、こちらの自己紹介の記事も合わせてどうぞっ!


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