"離婚"という文字を1度も使わなかった「りゅうちぇる&ぺこ」を正しく理解したい
タレントのryuchell(りゅうちぇる)さんが、妻でモデルのpeco(ぺこ)さんと法律上の夫婦ではなくなったと発表され話題になっています。
その詳細を、りゅうちぇるさんは、Instagramで1600文字ほどの長文で語っています。
この文章を読んでいて、フェイクニュースウォッチャーの僕は、あることが非常に気になりました。
それは、りゅうちぇるさんが、あれだけの長文の中で、一度も離婚という文字を使用していなかったことです。
文章というのは、本人の思考を強く反映します。
つまり、りゅうちぇるさんは、確かに離婚届は出したものの、通常の離婚と同じ定義で理解して欲しく無いと強く表現しているのでしょう。
一方で、家族という言葉が強調されていた
離婚という言葉が登場しない代わりに、家族という言葉が核心に触れる部分で使われていました。
離婚後に一緒に暮らすことを発表する場合、多くの人は「今まで通り一緒に暮らします」と表現しそうなものです。
しかし、「家族で暮らします」という表現が使われていました。
確かに、離婚という表現は、家族では無くなることを指す言葉というニュアンスがあります。
だからこそ、「家族で無くなる感覚がない」りゅうちぇるさんは、離婚という言葉を使っていないのだと思われます。
法律どころか言葉すら無い家族形態
では、離婚したのに家族として一緒に暮らすことについて、りゅうちぇるさんは、どんな定義を持っているのでしょうか?
Instagramの文章の最後に、こんな表現をしていました。
「新しい形の家族」という表現を使い、夫婦ではないものの家族ではあることを表現されています。
法律用語はおろか、通常の単語にも無い家族形態なので、「新しい形の家族」と表現するより他なかったのでしょう。
そこまで考えた上、りゅうちぇるさんの1600文字のInstagramの文章を一行で要約するなら、僕ならこうします。
「りゅうちぇる&ぺこ 新しい形の家族として出発」
本人が明らかに意図的に使わないようにしている単語を使って、「りゅうちぇる&ぺこが離婚」と表現することは間違いだと僕は感じました。
世間は「りゅうちぇる&ぺこ」は離婚と認識
とはいえ、世間一般には、離婚届を提出することは離婚と表現されます。
当然、メディアにも2人が離婚を発表したと書かれることになります。
報道だけでなく、一般の人のSNSを見ていても、当たり前ですが、離婚という言葉が使われています。
やはり、離婚という言葉は、家族関係を解消したというニュアンスが強いです。
だから、離婚という文字を読んだ人の多くは、りゅうちぇるさんが今も、ぺこさんのことを家族と認識しているとは全く想像だにしないでしょう。
そうであれば、「りゅうちぇるさんが離婚した」と表現することは、世の中で最も気づきにくいフェイクニュースの1つだと言えると考えるべきでしょう。
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