オードリー・タンが語る「中国の別れさせ屋」フェイクニュースを正しく理解したい
8月27日に、台湾政府が「デジタル発展部」という、日本の「省」にあたる組織を立ち上げました。
初代の大臣となったのが、コロナ禍で台湾の天才IT担当大臣として非常に有名になったオードリー・タン氏です。
タン氏がいかに天才かを、まだ知らない方のために、タン氏の書籍用プロフィールのページを紹介しておきます。
そんな天才タン氏がデジタル発展部の大臣に就任した事を受けて、朝日新聞に長編インタビューが掲載されていました。
その内容は、フェイクニュースがいかに有害であり、騙されないようにするには何をする必要があるのかでした。
そのインタビューを掲載している朝日新聞と言えば、過去にフェイクニュースで大問題を起こした事のある新聞社です。
👇慰安婦報道をめぐり、朝日新聞の記者が捏造を行なったことが裁判で確定したというニュースです。
そんな朝日新聞が、フェイクニュースに関するインタビューをするわけですから、自社の戒めなど、読み応えのある記事になっている事を期待していました。
しかし、まるで通信社から買ってきた記事かのごとく、淡々と、オードリー・タン氏が語った内容が掲載されているだけでした。
フェイクニュースウォッチャーとしては、少しがっかりしましたが、タン氏のインタビュー内容が良かったので詳しく分析していこうと思います。
中国の「別れさせ屋」工作
フェイクニュースというと、週刊誌などが売り上げUPのために、芸能人に関する嘘の報道することをイメージする人も多いと思います。
しかし、そんな民間人のゴタゴタのために、台湾政府はわざわざ新しく省庁を作るわけではありません。
中国には、台湾を併合したいという野望があります。だから、中国はフェイクニュースを使って台湾を攻撃しているのです。
オードリー・タンは、中国が台湾にフェイクニュースを仕掛ける理由を次のように述べていました。
中国としては、国際的に台湾が孤立した方が、いざ、併合のために物理的な戦争を仕掛けても戦いやすくなるのは明白です。
オードリー・タン氏は具体的な中国が仕掛けた台湾を孤立させるためのフェイクニュースとして、安倍元総理の暗殺事件に関する話題を語っていました。
これは日本人と台湾人の感情をもつれさせて、良好な日台関係を分断しようとする「別れさせ屋」工作です。
日本人は軍事作戦に敏感な人は、ほとんどいないと思いますが、お分かりでしょうか!?
フェイクニュースとは、中国が力を入れている軍事作戦の1つです。さらに明らかに日本人も標的にされています。
日本人はフェイクニュースというと、モラルの無い週刊誌の害悪程度のことしか想像しない人が大半でしょう。
しかし、フェイクニュースとは、戦争のカテゴリーの1つでもあります。
戦争反対を掲げる日本人は非常に多いので、フェイスニュースの怖さをしれば、日本での「フェイクニュース反対」の温度感はもっと高まると思います。
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