【VRChat転生者向け】なるべく少ない予算で複数のアイデンティティが活動できる環境を構築する
VRChat、楽しんでいますか~?
楽しんでいる人も、そうでない人も、わーい、パラレル男の娘のフェイクリリーです
VRChat、難しいですよね
コミュニケーション力が全体の難易度を左右し、機能不全環境育ちなどで、幼少期にコミュニケーションの取り方を学べなかった人、トラウマや障害を持っている人に対してはどうしても難易度が上がってしまします
もし、ある界隈に馴染めたとしましょう
SNSや動画では人間関係をこじらせて活動できなくなって転生したという話をよく聞きます
エンジンかずみさんの動画でもそう言っていますよね
明日は我が身かもしれません
なら、逆転の発想で、「あらかじめ転生しておく」のはどうでしょうか
正確に言うと「複数のアイデンティティを並行運用する」ということです
サーバに例えるとデュアルシステムです
あらかじめ複数のアイデンティティを並行運用するので、アイデンティティAが仮に人間関係をこじらせてしばらく活動を自粛する場合でも、アイデンティティBは影響を受けずに活動を続ける事ができます
単純に1個目のアイデンティティが行き詰まった際の気分転換にもなりますし、時間が解決してくれるまでの時間稼ぎにもなります
こうすることで、メタバースに全く入れない期間をなくすことができます
マルチアイデンティティを運用する方法は複数ある
しかし、複数のアイデンティティを使い分けるにも
「面倒くさそう」
「事故りそう」
「身バレしそう」
「オフ会の時とかどうするの?」
など思いますよね
でも大丈夫です
これから、複数のアイデンティティを安全に使い分ける方法を紹介します
1:1個のOSでアカウントを切り替えて使う
おそらくVRChat民の中では最も一般的な方法だと思われます
方法は至ってシンプルで、このようなツールを使って同じOS内でアカウントを使い分けることです
この方法の良い点
アイデンティティの切り替えが一番スムーズに行える
複数機材を買う必要が無いので予算を1個の機材編成に全額投資できる
機材も最小限で済むので省スペース化も見込める
OSの初期設定の手間は1回で済む
この方法の良くない点
アカウントを間違える可能性があり、事故の原因になる
複数のアイデンティティのデータが混在し、混乱や事故の原因になる
アカウントの切り替えが煩わしい
PCが壊れたら全員動けなくなる
手間は少ないけれどとにかく事故りやすいのがこのやり方です
2:1台のPCに複数のOSをインストールする
いわゆる多重人格者のPC版でしょうか
つまり、複数のアイデンティティ(つまりは人格)を運用するのには最適でしょう
この記事のように1台のPCに複数のwindowsをインストールします
複数のストレージスロットがあれば、現行のアイデンティティのOSをパーティション調整で一旦初期化する必要がないので、あればラッキーです
このやり方の良い点
OSレベルでアイデンティティを分けるので、まず事故らない
複数機材を買う必要が無いので予算を1個の機材編成に全額投資できる
機材も最小限で済むので省スペース化も見込める
1個のSSDをパーティションで区切ってOSをインストールするやり方では追加費用無しで導入できる
複数のSSDスロットがあり、SSD事にOSをインストールする場合、片方の寿命が尽きてももう片方は無事
別ドライブを参照すれば別のアイデンティティのデータにもアクセスできる
別アイデンティティのデータを参照する場合、ドライブごと変わるので混乱しにくい
良くない点
1個のSSDをパーティションで区切るやり方では現行のアイデンティティのOSを一旦初期化する必要がある
複数のSSDを使うやり方では人数分のSSDが必要になるため、人数に比例して費用がかさむ
人数分のOS初期設定が必要になるため、手間が人数に比例して増える
Bluetooth接続の周辺機器は再ペアリングが必須になる
人数分のOSをインストールするため、SSDの合計量に対してOSのSSD専有量が人数に比例して増える
マイクロソフトアカウントを人数分用意する必要がある
1個のSSD方式の場合はどこかしらのパーツが壊れたら、複数SSD方式ならSSD以外のパーツが壊れたら全員動けなくなる
PCが壊れたら、場合によっては初期設定が全員分やり直しになる事がある
オフ会に行かないのなら無難なやり方です
オフ会が絡んだらどうする?
オフ会に行くアイデンティティが出てくると、複数OS方式やアカウント切り替え方式では身バレのリスクが出てきます
デスクトップPCで会場に持っていかない場合はこの限りではありませんが、ノートPCやハンドヘルドPCでは危なくなります
そんなときにおすすめな方法を紹介します
3:オフ会対応アイデンティティは独立PCで、バーチャル完結型は複数OS方式で
PCを物理現実で他人の目に晒す必要のないバーチャル完結型アイデンティティはPC1に複数のOSをインストールして割り当てて、オフ会にも行く物理現実乗り入れ型アイデンティティはPC2にOSを単インストールして割り当てます
このやり方の良い点
バーチャル完結型アイデンティティに至っては複数OSインストール方式の良い点が活きる
オフ会にはオフ会対応アイデンティティ用PCだけを持っていけば身バレしない
このやり方の良くない点
複数OSインストールの良くない点もそのまま活きてしまう
バーチャル完結型アイデンティティ↔️物理現実対応アイデンティティ間ではデータのやり取りが手軽にできない
少なくともPCを2台用意する必要が出てくるので、費用がかさむ
4:ROG XG Mobileを駆使する
ASUSはこの事をわかってやっているのでしょうか
ROG Allyと XG Mobileの組み合わせは複数のアイデンティティを運用するのにうってつけの構成です
ROG Allyはニンテンドースイッチライトの形をしたASUSのWindowsPCであり、新品だとRyzen Z1 無印版が9万円弱 Z1 Extreme版が11万円弱、中古だと
Z1無印版が6万円前後、Z1Extreme版は8万円前後と非常にリーズナブルです
ROG XG Mobileは外付けグラボでありながら、PCIE3規格で接続できるため、Thunderboltと違ってボトルネックになりません
ROG XG Mobileは新品だと40万円弱と値段が高いものの、中古を狙えば10~15万円と庶民でも手が届きますし、マイニングされている心配も少ないものです
僕の場合はRTX3080(16GB)を14万円で手に入れました
なのでもし、僕が何らかの問題に巻き込まれて瀕死の重傷を負っても、新たにROG Allyを買ったり、既存のROG AllyやFlowを転用すれば別のアイデンティティに僕が回復するまでの時間を稼いでもらうこともできます
そうです、この編成は故障にも、アイデンティティ事故にも、省スペース性にも強い編成なのです
アイデンティティとPCが独立し、GPUだけ共有しているが故の特徴です
あるアイデンティティが一定期間活動休止を強いられた場合、他のアイデンティティだけで動けば良いだけです
その間、アイデンティティ間はPC単位で独立しているので、休止中のアイデンティティを気にすることなく活動できます
あるアイデンティティが引退を強いられた場合は、当該アイデンティティのアカウント類を全て削除し、PCを初期化します
そのPCは空きPCとなり、新たなアイデンティティが設立された際や他のアイデンティティのPC故障時に割り当てられます
あるアイデンティティのPCが壊れた場合、ROG Allyを新たに買うか空きPCを充当し、アイデンティティ共通のクラウドストレージやNASに取ってあるバックアップから復元すればいいだけです
最近ではROG XG MobileだけでなくOculinkを使った外付けGPUも出てきています
今(2024年6月現在)はまだGPD G1 Radeon RX7800MXT しか出ていませんが、普及すれば同じような運用ができることでしょう
他にもThunderbolt3接続方式やOculink変換アダプターをかまして多くのPCや好きなGPUに対応するやり方がありますが、ボトルネック問題だったり、構成が複雑になったりとややこしいのでここでは割愛します
複数アイデンティティを運用するうえでの注意点
バーチャル完結型なら必ずボイチェンを使うこと
地声だとアイデンティティを切り替えても声で身バレしてしまいます
ボイチェンの使えないオフ会に行くアイデンティティ以外は必ずボイチェンを使いましょう
アイデンティティの活動は得意分野ごとに割り当てると良い
複数のアイデンティティで動いているとそれぞれ得意分野が見えてきます
これは物理現実の仕事と一緒でそれぞれの得意を活かせる場所に活かせてあげると、ストレスなく楽しめます
例えば…
DJイベントに強いアイデンティティAをDJイベント1に行かせてイベント1終了後の1時間後に始まる癒し系イベント2には癒し系キャラのアイデンティティBを行かせて、転換はイベント1でアフターがなければ即座に、アフターがあれば切りの良いところでバトンタッチして
といった具合にするとうまくいきます
複数のアイデンティティで活動したい時間帯が重なってしまったら、アイデンティティ感で相談の後に決めるとよいでしょう
サブスクや有料コンテンツはどうするの?
種類によります
ソーシャル機能のないコンテンツやサービス(クラウドストレージなど)は1個のアイデンティティのアカウントで買って、それを別のアイデンティティのPC上でログインして使うのもOKです
複数のアイデンティティですが身体は1つなので違法にはなりません
ただし、以下の点には注意してください
ソーシャル機能のあるコンテンツ(PixivやSpotify)や、買ったことが他人にわかるコンテンツ(VRChatアバター衣装)でそれをやってしまうと、身バレや再配布とみなされる原因になるので控えること
画面共有を求められる可能性が少しでもある場合は身バレの原因になるのでの控えること
クラウドストレージで誰かにファイルを渡す場合は別のアイデンティティのアカウントでやると身バレするので注意
別のアイデンティティに依存することになるので、依存先のアイデンティティが死んだ場合、依存先のコンテンツやサービスが使えなくなることを留意すること
リーダーアイデンティティを決めると良い
複数のアイデンティティを持つ場合、リーダーを決めておくと良いでしょう
アイデンティティ全体の管轄をしたり、サブスクアカウントにして身バレしない範囲でのアカウントの統一は費用と手間が削減できてお得です
安定性、行動範囲、優劣がなるべく優れているものが良いでしょう
現行のリーダーが動けなくなったら、次のリーダーを決めましょう
色々な方法を説明してきましたが、やはり問題が起こらない事が一番です
なので皆さん、ご安全に
フェイクリリー
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