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_241024/泣きの出費

早起きして風呂に入った。髪を乾かそうとドライヤーの電源をつける。あれ、つかない。叩いても振り回しても全然だめで完全に壊れている。会社行かないといけないのに髪ビシャビシャでどうすんのよ。

午前休とって新しいドライヤー買いに行く?在宅にする?いや、今日は絶対出社しないといけない用事があるんだ。どうしよう。部屋を見回して目についたのは扇風機。これしかないと思って、とりあえず強風にして髪に当てる。30分で乾かなかったら午前休を取ることにした。

低い姿勢になって扇風機で髪を乾かす自分はとても滑稽だったけど、なんとか30分で乾かし切った。ちょっと湿ってるけど、縛っちゃえば大丈夫。扇風機の冷風を浴び続けて体は冷えきり。冬じゃなくてよかったね。とにかく疲れた。

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いつも通り電車に乗る。顔がつぶれるほどの満員電車。普段はこの時間の電車に乗らないであろうおじいさんが、分かりやすく驚いた顔をしていた。
朝の電車の中って「東京の通勤電車なめんじゃねーぞオラ!」って感じの空気が流れてる気がする。それを良く思ってないけど、自分もその空気を作ってるうちの1人なんだよなぁとか思った。

会社に着き、扇風機で髪を乾かしたことを近くの席の人に話したらややウケた。

今日も仕事は逃げの姿勢。簡単なことだけやって、大事なことを先延ばしにした。そしてサッサと帰った。電気屋に寄って帰らないといけないので。

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「次ドライヤーを買うときはいいヤツを買おう」そう決めてはいたものの、その日がこんなに突然やってくるとは思ってなかった。
目星をつけていた高級ドライヤーを目の前にすると胸が痛む。身の丈に合っていないのではないか。でもここで怯んで安いやつを買ったら数年それを使い続けることになるんだ...。

なかなか決めきれず。ドライヤーコーナーで、妥当な値段のエリアと高級エリアを行ったり来たり。もう汗だく。ああ、ネットで少しでも安く買いたいのに、必ず今日買わないといけないというのが悲しい。店員さんに「これ以上安くなる方法はないですか」と泣きのお願いをしてみたけど、ダメだった。

30分ほど悩んで、買った...!高級の方!

ああ、お金ないのに。でもこれでよかったんだ。よかったはず。よかったよね?どうせならワクワクすればいいのに、急な大きい出費がやっぱり辛い。

お願いだから明らかな効果があってほしい。頼むー。

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