見出し画像

_240920/不思議な時間

9月20日(金)

秋までもうひと踏ん張りのノースリーブ。

今日は仕事後に会社の若手社員を集めた飲み会がある。好きな先輩(Sさん・女性)から誘ってもらったから参加することにしたけど、思ったより規模が大きそうでちょっと憂鬱。気持ちを落ち着かせるために、参加前にチョコを買って食べた。

会場はビアガーデンの一角を貸し切った広いスペースだった。ほとんどが違う部署の人で居場所が危うい...。Sさんのいるテーブルの残り一席をなんとか確保した。

前半、同じテーブルの人たちと話しながらご飯を食べるのがとても楽しかった。来てよかったーって思った。
後半、お酒を片手に席を移動し始める人が出てくる。これができる人ってすごいよね。もちろん私には無理だしこの時間帯はすごく苦手だ。
Sさんは他部署ばかりの大宴会になってしまったことに罪悪感を感じていたようで(誘ってくれた時は数人で飲むだけの予定だった)、ずっと私の近くにいてくれた。Sさんは人気者だから話したい人たくさんいたはずなのに、申し訳ない。

宴会が終わったあと、近くにいた数人で2軒目行くか〜ということになった。Sさんはいないが、仕事で関わりのある人ばかりだったから安心して行くことにした。お店に入る直前、近くにいた別グループが合流。その中に元恋人がいて一気に雲行きが変わる。

何度かnoteで触れてるけど、同じ会社の人と付き合っていたことがある。私が昨年大きく体調を崩したきっかけはこの人との出会いだった。この人は私を一瞬で地獄に突き落とすことができるスイッチみたいな存在。だから、出社日が被らないようにしたり彼がいそうな飲み会は参加しないようにしたりして、自分を守るようにしている。

時間もまぁまぁ遅いし「やっぱり帰ります」と言って帰ることもできる。どうしよう。一瞬で判断しないといけなかったとき、なぜ私が気を遣わないといけないんだ、と思った。向こうは私がいようといまいと気にしていないであろうことが腹立たしかった。だからそのまま店に入った。

あの人とはいちばん離れた席に座ったし一度も目を合わせなかった。恐らく気に入ってるのであろう先輩を隣に座らせてご機嫌な様子だった。私とは真逆のサッパリした性格の美人。洋服の系統だけは私と似ていて、こういう人好きだろうなとか思った。

1年以上意識的にすごく避けていた人間と同じ空間にいるのはすごく不思議だった。何してんだろと思ったけどもう今日は仕方なかった。
終電の時間が近づき皆さんはオールでカラオケに行くとのことだったが、私はもちろん帰宅。誰も残念そうじゃなかったな。

帰り道、強い動悸に止まらない思考。なんだろうこれは。もちろん鬱々としているし希死念慮とかもアレしてるけど、感情とか記憶とか緊張とか色んなものがごちゃまぜで目はギンギン。後悔してるのかな、いや、それは違うんだよな。次は絶対行かないけど。

噛み砕けない飲み込めない少しだけ薄まりはするだろうけど絶対消えることはないこの複雑な気持ちを自分の中にこれからも置いて私は生き続けるしかないんだよ。途方もない。

自分だけだとちょっと立っていられなそうだったから、フルーツジッパー新曲の『フルーツバスケット』、ゆっきゅんの『ログアウト・ボーナス』、おいしい給食の主題歌『君の花』を順番に繰り返し聴く。特にフルーツバスケットの歌詞が空虚な心に沁みた。

やっぱり、存在してるだけでここまで心を揺さぶられてしまう人間がいる場所で働き続けるのは厳しいんだよね。今までもずっと思ってたけど、決定的な気持ちになった。どうしようかね。

今日の出来事を総じて「しょうもない」と自虐して無理に忘れてしまいたくもなったけど、この強烈な虚しさは自分の何かの原動力にもなりそうで。

とはいえ、色んなことにもうタジタジ。日記があってよかった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?