2月文楽公演
2/11 2月文楽公演 第一部と二部へ。
今月の会場は、日本青年館ホール 。
良いお席を確保していただいたこともあり視界良好😊 ありがとうございます❗️
第一部
『二人三番叟』
松葉目物だけど、親しみ易い文楽人形と華やかな三味線のリズムと音色にノリノリになり、見ていて愉しい。人形遣いさんは体力、筋力勝負的な演目。
三番叟を何度か拝見するようになり、遣い手によって、こんなにも違うものだと改めて思ったわ
三人それぞれの技量、バランス、タイミングで見た目が大きく変わる演目よね。
でも好きです!三番叟💕
『仮名手本忠臣蔵 五段目・六段目』
歌舞伎でも知られた演目。殊に神田伯山先生の
講談 『中村仲蔵』で一気に知名度が上がった😅"斧定九郎"
簑紫郎さんが遣う斧定九郎が登場した感じが藤原竜也さんか、中村仲蔵かと思ったわ😅
(開幕前にフォロワーさんと藤原竜也さんの『中村仲蔵』の話ししてたもんで・・😁)そのくらい人間っぽく、美しい立ち姿でしたわ💕
それにしても話しは重い・・😢
勘違いの重なり合い・・。勘平義父(おかる父)は定九郎に強殺され、定九郎は勘平に猪と間違って撃たれ、勘平は義父を間違って撃ってしまったと自害し、おかるは身売りに出される。残された勘平義母(おかる母)を思うと心が痛い😢
この段を語る浄瑠璃方もいつになく表情が堅い。しかしながら、逆に頰の筋肉の柔軟でなければそれぞれの登場人物の感情が出せないもの。皆さま、素晴らしい語り。
中でも「身売りの段」の織太夫さんの高低差ある発声と息の長さ、緩急の使い分けがどの登場人物にもストンと入り込む。
ちなみに三味線は藤蔵さん 息もぴったりです💜
そうそう、文楽公演でも能登半島地震義援金のお願いしていますが、第二部開演前は勘十郎さん がいらっしゃいましたわ😊
第二部
『艶容女舞衣』
こちらも暗いお話しではありますが "ザ・文楽"な演目に勘十郎さん のお園が見られ、呂勢太夫さんのクドキ が聞ける!となったら、やっぱり見たい〜❣️になります🤭
冒頭、丁稚長太の"与太郎"っぷりが笑わせてくれますが、ここだけ・・。後はどんより暗い・・。
でもね、女方のお人形たちが美しいのですよ〜✨
半七の心中相手の三勝といい、半七の妻お園といい仕草の一つひとつがキレイなの。
勘十郎さんの遣うお園なんて、下向くと涙が落ちるんじゃないか?と思うくらい人形が生きてる🥺
呂勢太夫さんのクドキに勘十郎さん遣うお園から溢れ出るような浄瑠璃。ここずっと見ていたかったわ〜😢
そして最後の場面、茜屋に預けた子どもや両親、お園に別れを(心の中で)告げに茜屋に戻り、そっと門の外から中の様子を伺っていた半七と三勝が苦しい胸のうちを浄瑠璃にのせて舞表すところにも目が釘付けになったわ😭
見るたびに心に響く場面って変わるよね❣️
『戻駕色相肩』
歌舞伎舞踊『戻駕』#常磐津節 の演目ですね〜💕 歌舞伎では初世中村仲蔵が勤めたとか。
(ここでも仲蔵が絡んでくるね😁)
国立劇場主催公演での上演は初めてなんですって。
詞章も同じ言葉使っている(題材が常磐津だから当たり前だけど😅)多く、時折(ん?ここ常磐津節っぽい節回し❗️)と思うところもあります。
暗いお話から明るい廓の話しを聞かせる演目で気持ちを上げ直しました。
終演後、咲太夫師匠のお写真に「ありがとうございました」とご挨拶して日本青年館ホールを後にしました。
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