見出し画像

『江戸吉原ゆかりの落語』

今日は、4月の半ばに申し込んでいた
京都芸術大学提携講座
『江戸吉原ゆかりの落語』を聞きに、
吉原の"ホテル座みかさ"さんへ。

京都芸大の提携講座です

限定50名という、同大学の学生さんは単位も取れるという特別企画。

ワタシがなぜ、この講座を申し込んだかと言いますと、講師がご贔屓の桂文治師匠だから😅

静岡文化芸術大学の講義に加え、今春から京都芸術大学の客員講師のお仕事もされるようになりました。

14:00〜17:00までの講座。
ちょっとしたハプニングもありましたが、とても楽しく、ためになる話しがたくさん聞けました。
有料の講座なので詳細は伏せますが、雰囲気をお伝えできればと思います😊

まずは、この講座を主催を任された興行主の方が落語の歴史を。(こちらの代表の方は個人での興行主としては、たぶん興行数1番だと思います❗️)

1680年、上方で辻噺から発祥した落語が
江戸へ。今でも上方落語で、見台、膝隠し、小拍子を使うのは辻噺の名残と。

江戸で初めて下谷神社で寄席を開いた噺家、三笑亭可楽。
(当代は9代目。三笑亭の若手真打は人気者です💕)

その頃、上方では初代桂文治が坐摩(いかすり)神社で上方で初めて寄席小屋を建て興行を始めたそう。
(当代は11代目。今回の講師です☺️)

当代文治がよく高座にかける『平林』や
最近、掘り起こした『千両みかん』などは、その時代から伝えられている古典落語なのですと。

ちなみに、江戸の7割近くが武家の土地だったこともあり、落語の武家物や廓噺は、江戸落語にしかないそう。

そんな廓噺から文治師匠は 『お見立て』を。
鬱陶しい田舎者の客を追い払うために花魁が店の若い衆を使って騙す噺。

いつもの落語会と客層が違うので、どんな反応かと思いきや文治師匠の大らかで、緩急豊かな表現、そしてデフォルメ多めの表情に皆、大笑い🤣 やっぱり流石です👍

落語の後は、会場であるホテル座みかさのオーナーであり、吉原商店会会長の不破さんとの対談。

吉原商店会会長不破さんと桂文治師匠


これが面白かった❗️
吉原の歴史、地の利、花魁・傾城のこと
落語の廓噺の中の花魁
吉原と芝居(歌舞伎)
花魁の学び舎としての吉原
⬆︎個人的にこれが一番興味深かったわ😊

不破会長は "吉原歴史散歩ツアー"なども開催しているそう。ご興味のある方は、参加してみてはいかがでしょう。

手のひらサイズのガイドブック

近いところでは、9/3に吉原の夏の行事「俄 (にわか)」にちなんだイベントがあるそうです☺️

「俄」は吉原の夏の行事の一つ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?