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吉原で落語を聞く 〜大吉原落語まつり〜

昨日、今日と2日連続で浅草は千束にある
明治38年創業の『桜なべ中江』さんの別館『金村さん』で催された落語会に行ってきました。

今回伺った落語会は、7月7日〜9日までかつての"吉原"にある三会場を利用しての『大吉原落語まつり』というイベントの一環🌸

7/7〜9 吉原及び近辺の三会場で開催!

その三会場は・・
旧遊郭三笠楼 ホテル座みかさ
吉原最後の料亭 金村
十七代、十八代 中村勘三郎 菩提寺 西徳寺 
(吉原からは少し離れます)

それもすごい豪華な顔ぶれの落語会がたくさん!どれも聞きたい会でしたがワタシは文治師匠がご出演で、かつスケジュール的に行ける二つの会を予約。

『桂文治一門会』と『文治・夢丸二人会』いずれも"金村さん"が会場です。

『桜なべ中江別館 金村』は、
吉原最後の料亭「金村」を中江さんが引き継ぎ、新しく生まれ変わらせたお店とか。
"会員制、完全予約制で、1日1組様、一棟貸し切り"という元料亭らしいハイソなお食事処🐴

外観もさることながら、内部もレトロな雰囲気です💕吉原の歴史を物語る品や、古い周辺地図、縁の人々のお写真や錦絵など、目も楽しめます。

吉原に関する本
吉原の今と昔を比べたら地図


落語まつりは三会場で同時開催中とあって
主催者さんも大忙し💦
いろいろハプニングもありましたが、落語自体は楽しかった〜😊

せっかく吉原で落語会をするのだからと
一門会も二人会でも"吉原"が舞台の噺にこだわる文治師匠。

一門会では、『義眼』という、おバカで、ちょいホラーで、超シュールな噺と、
吉原の幾代太夫に恋しちゃう搗米屋の奉公人、清さんがピュアな気持ちに心が温かくなる、ハッピーエンドな『幾代餅』🥰


いずれも"吉原"が舞台の噺。
噺の中に出てくる場所がすぐ側にあると、
気分がまた違いますね😊

三会場同時開催とあって、ネタかぶりも多々。

会場を"はしご"するお客さんは同じネタを聞くことになる(個人的には、同じ噺を違う噺家さんで聞くのも好きだけど)らしく、今日の『文治・夢丸二人会』では、事前にお二人でお二人で相談して、"吉原"というキーワードを入れようとネタを決めたらしい🙆‍♀️

文治師匠 『酢豆腐』『幽霊の辻 吉原バージョン』
夢丸師匠 『悋気の火の玉』『千早ふる』

文治師匠の変幻自在なキャラ立てが『酢豆腐』を一段とパワーアップさせる。嫌味な若旦那が、歌舞伎に出てくる"通人"の嫌味版で可笑しい🤣
でね、扇子の使い方がかっこいいんだわ❣️

久しぶりに聞いた『悋気の火の玉』と『千早ふる』
夢丸さんのシャープな入れごとは、言ってることは辛辣だけど、さくっと入れ込んでくるので、噺の前後の邪魔をしない。
これって、三笑亭の師匠方の得意分野ね❗️


今年初めて開催された『大吉原落語まつり』次回(来年も開催の予定らしい)にむけて改善点もあるけれど、興味深い企画で楽しませてもらいました。
ありがとうございます😊

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