#客観的事実というものはない

今回は、「現実」というのは私たちの個別の「信念(思い込み)」が創り出しているということをお話したいと思います。
つまり、人によって見ている「現実」は違う、ということです。

200℃の煮えたぎった油の中に手を入れたらどうなると思いますか?
もちろん、大やけどすると思うでしょう。
そんな高温に触れたら、人間の皮膚や粘膜は耐えられない、#大やけどをするに決まってる。
ふつうはそうです。
常識です。

しかし、その常識に当てはまらない人がいます。

私が以前ある人のおごりで行った天ぷら屋の大将は、天ぷらを揚げながら、油の中へ平気で指を入れていました。
そして、火傷などまったくしていません。

また、ある焼き肉屋の主人は、各テーブルの焼けた網を素手で触って、新しい網と交換していたのも見ました。
それも何食わぬ顔で。

真言密教でおこなわれる火渡り神事。
何百℃にもなる燃え盛る火の上をお経を唱えながら素足で歩いていく。

彼らも火傷一つしません。
(私は怖くてできませんが・・・)

なぜそんなことができるのでしょう?

彼らに共通する #「信念」は、火傷するという概念がないということです。

反対に私をはじめ大多数の人が持っている「信念」(プログラム)は、
「熱いものに触れば火傷をする」です。


続いて出産の話。
私は男なので体験のしようがありませんが、出産というのはとても大変なものだそうです。

#シュバイツァー博士 (1875~1965)って知っていますか?
今の子どもはどうだか知りませんが、私の子どもの時代は誰でも知っていて、伝記にもなっている有名人でした。
アフリカのガボンでの医療活動に生涯をささげた偉人で、パイプオルガンの名手で、ノーベル平和賞も受賞しています。
ある日、そのシュバイツァー博士が自身の病院の窓から何気なく外を見ていると、長い棒を持った見るからにお腹の大きな女性が一人で歩いていたそうです。
するとその女性は突然、持っていた棒で穴を掘り始め、その穴の上にしゃがんだと思うと、赤ちゃんをポロンと産み落として、なにくわぬ顔で持っていた布にその生んだばかりの赤ちゃんをくるんで、また平気な顔で歩き去っていった、という話を聞いたことがあります。

うちの奥さんが長男を出産した時(もう40年以上も前)の記憶ですが、たしか1週間くらい入院していたと思います。
しかも、ものすごく痛かったそうで、超大変だったということでした。

同じような頃、イギリス王室では、#ダイアナ妃がウィリアム王子を出産して、その翌朝にはダイアナ妃は生んだばかりの王子を抱いて、病院の玄関で待ち構える市民の大歓迎に笑顔で答えながら元気そうに自宅(?)へ帰る様子をテレビのニュースで観て、奥さんはびっくりしていたのを思い出します。
イギリスではそれが普通なのでしょうか?

ちなみに余談ですが、アメリカではヒプノによる無痛分娩専門のヒプノセラピストがいて、めっちゃ儲かっているそうです。

同じ人間で、火傷をする人、しない人。
出産のたやすさ、大変さ・・・・などなど、この違いは何なのでしょうか?

私は「信念」、「思い込み」だと思うのですが。
なので「客観的な現実」というものはない、と断言します。
私たちが「客観的な現実」と思っているのは真実ではないのです。
「真実」とは、私たちの個別の「信念」が創り出している現実のことだ。
だから、「信念」を変えれば「現実」が変わる。

・・・・って思ってるんだけどね。

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