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ポケモンの寿命や生息年代についてのまとめ

・『Pokémon LEGENDS アルセウス』発表記念に書いた記事となります。

・『LEGENDS アルセウス』の冒険の舞台は遥か昔のシンオウ地方になるということで、ポケモンの世界において、ポケモン達はいつ頃からいて、何をしていたのかというのを、図鑑説明を中心にまとめてみました。

・「○○年」「○○年前」などの表記がごちゃ混ぜになっており、恐らく非常に見にくいです。二桁年数から遡る形になりますが、抜け落ちている箇所もかなり見受けられると思われます。

・作成途中に知ってしまったのですが、似たようなコンセプトの記事が既に「ポケモンwiki」に存在しております⋯⋯。知ってしまった以上はちゃんと閲覧しているわけで、遥か劣化コピーのパ○モンでしかないこちらを公開しない選択肢もあり得たのですが(そもそも図鑑説明からしてポケモンwikiからコピーさせていただいているのだ⋯⋯)、図々しくも公開することにしました。該当記事については最後に、作成に至り参考にさせていただいたサイト等と共にリンクを貼っています。

・サムネイルは『New ポケモンスナップ』の画像を貼り付ける予定でしたが、ゲーム発売前に記事を作り終えてしまったので、過去に撮った『ソード・シールド』(の『ソード』のほうの)画像をてきとうに貼り付けています。



10年前

 
アクジキングがウルトラホールを通じてアローラ地方へ現れる。

(備考)

 『サン・ムーン』より。劇中で直接アクジキングが10年前に現れたと述べられているわけではないが、エーテル財団のビッケ副支部長から伝えられるデータ(過去に国際警察が極秘裏にアクジキングの対処にあたった)と、国際警察のハンサムが語った過去の事件(約10年前、ハンサムらが3名のチームでウルトラビーストの根絶やしに動いた)を照らし合わせることで推定できる。ハンサムによると、内1名が交戦中に殺害されたようである。

 ちなみに、エーテル財団のデータによると、ウルトラビーストの内、過去のアローラ地方において目撃報告が存在しているのは、ウツロイドとアクジキングの2種類のみである(本編でコスモッグが開いたウルトラホールから現れ、カプ・コケコと対峙したマッシブーンやフェローチェは、他のUBと同じく「エーテル財団事件ののち初めて目撃された」とのこと)。


10年以上

 
ツチニンが土の中で暮らすことがある年数。

10年以上 土の 中で 暮らす ことも ある。 樹木の 根っこから 栄養を 吸い取る。
(ツチニン『ハートゴールド・ソウルシルバー』『Y』『シールド』)

(備考)

何年も 真っ暗な 土の 中で 暮らす。木の 根っこから 栄養を 吸収して じっと 動かず 進化の ときを 待っている。
(ツチニン『ルビー』『オメガルビー』)

 通常は一桁年のようである。


20年前

 
ポリゴンが造り出される。

ピカチュウのグッズが流行し、ミミッキュがピカチュウに似せた布切れを被るようになる。

およそ 20年前に 当時の 科学力を 結集し 生みだされた 人工の ポケモン。
(ポリゴン『サン』)

20年前 宇宙を 夢見た 科学者たちに よって 作られた。 未だ その夢は 叶っていない。
(ポリゴン『ウルトラムーン』)
自分の姿をピカチュウに似せているのは、20年ほど前にピカチュウのグッズが流行った際、実は寂しがりやのミミッキュが、その姿なら人間と仲良くできると考えたためなのだ。
(ミミッキュ『サン・ムーン』公式サイト)

(備考)

 1996年の『赤・緑』の発売、つまりポケモンシリーズの誕生から20周年を迎えた2016年に制作された作品が『サン・ムーン』であり、これらはそのことに因んだメタなネタであると考えられる。
 もっとも、劇中で20年が経過しているわけではないだろうが⋯⋯(だとするとレッドとグリーンが30歳を超えちゃう)。

せかいで はじめて じんこうてきに つくりだされた ポケモン。でんしくうかんを いどうできる。
(ポリゴン『ダイヤモンド・パール』)

 ポリゴンはしばらく、こんな設定だったわけだが、シリーズが続くに連れ、ポリゴンよりも古い時代に人工的に造られたポケモンが登場するようになり、

最高の 科学力を 使い 世界で はじめて プログラムにより 作られた 人工の ポケモン。
(ポリゴン『ソード』)

最新作ではこういう補完がされるようになった。

 その後、惑星開発を見据えてアップデートされたポリゴン2や、異次元空間での活動を見据えてアップデートされたポリゴンZが誕生するが、いずれも目的を果たせていないようである。


30年前

ルナトーン及びソルロックが、とあるおやじに「星の鼓動」なるものを授ける。

(備考)

 『サン・ムーン』『ウルトラサン・ウルトラムーン』の、ハイナ砂漠のイベントより。
 そのおやじは数多のおやじにパワーを託したことで記憶喪失だったようだが、主人公のルナトーン(ソルロック)が放った「不可思議なパワー」を受けて記憶が甦り、故郷の宇宙へと飛び立った。
 数多のおやじとは、『オメガルビー・アルファサファイア』に登場する、主人公にOパワーを提供する5人のおやじのことを指していると考えられ、この5人は、『X・Y』に登場するOパワーの伝導者ことキズナおやじにも繋がっている。
(時系列はORAS→XY→SM・USUM)
 Oパワーとは、バトル中のポケモンの能力を上げたり、タマゴの孵化を早めたりと、旅をサポートしてくれるエネルギーのことで、それの源となるのがルナトーンやソルロック、ということになるのだろうか。


40年前

 
・隕石の落ちた現場から、ルナトーンが発見される。

まんげつの よるは かっぱつに うごきだす。40ねんまえ いんせきの おちた げんばで はじめて はっけんされた ポケモン。
(ルナトーン『エメラルド』)

40年前に 隕石の 落ちた 場所で 初めて 見つかった。にらむ だけで 敵を 眠らせる。
(ルナトーン『ハートゴールド・ソウルシルバー』『Y』『シールド』)

(備考)

 ルナトーンが生息している、隕石が落ちたとされている場所として、ホウエン地方のりゅうせいのたきや、イッシュ地方のジャイアントホールが挙げられる。

 ちなみに、対となるソルロックに関しては、具体的な時期こそ不明だが、

宇宙から 落ちてきたと いわれる新種。空中に 浮かび 音もなく 移動する。戦いに なると 強い 光を 放つ。
(ソルロック『ルビー』『オメガルビー』)

とあり、ルナトーンと同じく近年発見されたポケモンであることがわかる。
 また、『オメガルビー・アルファサファイア』では、ソライシ博士(40)が、幼少期に、自分のボーマンダを友達のソルロックと交換していることが判明する。大体30年前辺りだろうか?


50年前

 
・UFOが墜落されたと噂される砂漠から、リグレーが現れる。

50年前に 砂漠の 彼方から 突然 やってきた。 その 時まで 誰も 見たことが ない ポケモン。
(リグレー『ホワイト』)

50年前 UFOが 墜落したと うわさされる 砂漠から やってきたと いわれる。
(リグレー『ブラック2・ホワイト2』『Y』『アルファサファイア』)

(備考)

 UFOと言えばこんなのも。

3つの ユニットから 磁力を だす。 夜空を 飛ぶ ジバコイルを UFOと 間違える 報告が 多発。
(ジバコイル『サン』)

 ルナトーン、ソルロックにリグレーと、宇宙ネタが続いている⋯⋯。


数十年前

 
・イッシュ地方で大嵐と雷雨を巻き起こし、農作物に被害を与えていたトルネロスボルトロスが、ランドロスに懲らしめられる。

(備考)

 『ブラック・ホワイト』より。ほうじょうの社にいる女の子から、自分のおじいちゃんが子供だった頃の話として聞くことができる。
 別の人物によると、トルネロス(ボルトロス)はそれから30年ほどは大人しかったとのこと。おじいちゃんが子供だった頃が30年前とは考えにくいので、とりあえずこちらで。


100年以内

 
・過去100年に起こった不可思議な事件の数々にフーパが関わっていると推測されている。

(備考)

 『X・Y』の、カロス地方・パルファム宮殿にいるバックパッカーの談話より。
 彼からは、3つのリングで物体を自由自在に移動させるフーパの能力を悪用しようとする組織があったようだが、次々に物品が消失したり、アジトごと砂漠のど真ん中に移転させられたりして、組織の連中は恐れをなして組織を解散させた⋯⋯といった話も聞くことができる。その話が過去100年に起こった事件のひとつなんだろうか?
 フーパは古文書に残されているほど大昔から存在するポケモンで、その大昔に、いましめのツボによって力を封じ込められたようだが⋯⋯?


100年前

 
・大地震が発生し、地割れからダンゴロが発見される。

・イッシュ地方の電気石の洞穴からギアルが発見される。

・(ガラル地方では?)この頃まではタンドンが一家に1匹飼われ、体から剥がれ落ちた石炭が活用されていた。

100年前の 大地震のときに 地割れから 発見された。体内に エネルギーコアを 持つ。
(ダンゴロ『ブラック』『X』『オメガルビー』)
100年ほど前までは、一家に1匹のタンドンがいて、体から剥がれ落ちた石炭を料理や暖炉の燃料としてよく使用されていた。今でもアウトドア活動をするときなどに、活躍しているぞ。
(タンドン『ソード・シールド』公式サイト)

(備考)

 ギアルについては、『ブラック・ホワイト』での、同地でのアララギ博士の発言より。曰く、それより昔にはギアルが存在したと証明できるデータはないらしい。しかし、後続の作品で、次のような図鑑説明がある。

大昔に ギアルを 見た 人間が 歯車の 構造を 思いついたと いわれている。
(ギアル『シールド』)

 500年前(後述)に歯車が組み込まれている人造ポケモン・マギアナが誕生していることから、少なく見積もってもあの世界の500年前時点には既に歯車が存在していたはずで、こちらの図鑑説明とアララギ博士の証言は食い違っている。⋯⋯どちらを取るかと言えば、誰によって書かれたかすら不明な図鑑よりも、博士のほうが信頼に足るだろう。図鑑説明のほうは、あくまで「いわれている」だけとして捉えるのが妥当か。


100年以上

 
イワークの体の成分が変化し、ハガネールに進化するとされる年数。

アブソルの寿命。

イワークが 100年 以上 生きると 体の 成分が ダイヤのように 変化する という。
(ハガネール『銀』『ファイアレッド』『ソウルシルバー』『ソード』)
そらや だいちの へんかを びんかんに かんじ さいがいを さっちする のうりょくを もつ。100ねん いきる ちょうじゅの ポケモン。
(アブソル『エメラルド』)

しぜん さいがいの よちょうを キャッチする ちからを もつ。じゅみょうは 100ねんを こえる。
(アブソル『ハートゴールド・ソウルシルバー』)

(備考)

 ハガネールは、ゲーム中ではイワークにメタルコートを持たせて通信交換する(金属を取り込んで電気的な刺激を受ける感じだろうか?)ことで進化できるが、野生の個体は図鑑説明のように進化するということだろう。

土と 一緒に 飲み込んだ 鉄分が 溜まっていって 体が 変化したとも 考えられる。
(ハガネール『シールド』)

ともあり、100年生きることで自動的に進化するというよりは、ハガネールに進化し得るに至る量の鉄分を体内に溜めるには100年ほどの期間が必要、ということなのかもしれない。だとすると野生のハガネールっておおむね100歳以上⋯⋯?

 アブソルの図鑑説明には長寿とあり、大抵のポケモンは100年以上の寿命を持たないと考えられる。


150年前

 
・ジョウト地方・エンジュシティに建つカネのとうが雷で焼け落ち(やけたとう)、名もなきポケモンが命を落とすが、スズのとうに君臨していたホウオウライコウエンテイスイクンとして蘇らせる。その力を恐れた人々がホウオウを暴力で押さえつけようとしたところ、これを悲しんだホウオウは姿を消した。
 また、当時カネのとうに君臨していたルギアも姿を消した。

(備考)

 『金・銀』『クリスタル』『ハートゴールド・ソウルシルバー』劇中のイベント会話などより。

 ライコウとエンテイに関しては、その『金・銀』時点で、別の誕生説も図鑑に記されている(エンテイに至っては複数個体が示唆されている?)。

雨雲を 背負っているので どんなときでも 雷を 出せる。雷とともに 落ちてきたという。
(ライコウ『金』『リーフグリーン』『ハートゴールド』『X』)
新しい 火山が できるたび 生まれてくると 伝えられる 大地を 駆け巡る ポケモン。
(エンテイ『銀』『ファイアレッド』『ソウルシルバー』『X』)

マグマの 情熱を 宿した ポケモン。火山の 噴火から 生まれたと 考えられ すべてを 焼き尽くす 炎を 噴き上げる。
(エンテイ『ルビー・サファイア』『エメラルド』『オメガルビー・アルファサファイア』)


200年前

 
・とある大富豪がイッシュ地方のリバティガーデン島を買い取り、灯台の地下室にビクティニを隠す。

(備考)

 『ブラック・ホワイト』でのビクティニ入手イベントより。プラズマ団員やアララギ博士によると、大富豪がビクティニを隠したのは、体内で無限のエネルギーを作り出し、触れた相手に分け与えるその能力を悪用しようとする連中から守ろうとしたためらしい。
 必然的にビクティニが200年を超える寿命を持つことがわかる。


400年前

 
・ジョウト地方・ヒワダタウンにて、ヤドンがあくびで雨を降らせ、日照りから皆を救ったと記録されている。

・炭鉱でタンドンが発見される。

およそ400年前に 炭鉱で 見つかった。 体の ほとんどが 石炭と 同じ 成分。
(タンドン『ソード』)

(備考)

 ヤドンについては、『金・銀』の、ヒワダタウン・ヤドンのいどの掲示板より。また、『ウルトラサン』では、その出来事について記したと考えられる図鑑説明が存在する。

あくびを すると 雨が 降る という 言い伝え から ヤドンを まつっている 地域が あるという。
(ヤドン『ウルトラサン』)

 タンドンについては、上述の100年前の件を踏まえると、ここから300年間、人々がタンドンを飼い生活に利用していたことになる。

かつて 大寒波に 襲われたとき 巨大な ストーブとなり 多くの 命を 救ったと いわれている。
(セキタンザン キョダイマックスのすがた『シールド』)

 タンドンの最終進化形であるセキタンザンにまつわるこの出来事も、400年以内の出来事と推定できるだろうか(セキタンザンは先に見つかっていたという可能性もなくはないが)。


500年前

 
ミカルゲがとある旅人によって要石に本体を縛り付けられる。

マギアナがとある科学者によって造られる。

500年前に 悪さをしたため 要石の ひび割れに 体を つなぎとめられてしまった。
(ミカルゲ『パール』『Y』『アルファサファイア』)

悪さばかりしていたら 不思議な 術を 使う 旅人によって 要石に つながれてしまった。
(ミカルゲ『シールド』)
500年以上前に 造られた 人造ポケモン。 人の 言葉を 理解するが しゃべれない。
(マギアナ『サン』)

およそ 500年前 科学者に よって 作られた。 ソウルハートと 呼ばれる パーツが 本体なのだ。
(マギアナ『ウルトラムーン』)

(備考)

 ポリゴンよりも遥か昔に人の手で造られたポケモン・マギアナ。
 その姿にはモンスターボールの意匠が組み込まれていることから、500年前には既にモンスターボールが生み出されていたことがわかる⋯⋯モンスターボールは1925年にニシノモリ教授によって開発されたというゲーム外の初期設定が生きているかどうか(どこまで生きているか)はさておき、『ブラック2・ホワイト2』において、イッシュ地方ジムリーダー・シャガが、自分達が幼い頃はまだモンスターボールは無かったと発言していることを思えば、実に奇妙である。マギアナのデザインをヒントにモンスターボールが開発されたという可能性もあるにはあるが⋯⋯。

 もしかして:オーパーツ

 ⋯⋯などと思っていたところ、『Pokémon LEGENDS アルセウス』の最初の情報にて、まだ大自然に包まれていた、遥か昔のシンオウ地方には、既にモンスターボールが存在していたことが判明した。見た感じ木製のようで、きのみによって作り出されるモンスターボール・ぼんぐりとの関連性も気になるところだが⋯⋯。遥か昔ってどれくらい前なんだろう?

 脱線してしまったが、マギアナについて、とある条件を満たしてPokémon HOMEで入手できる、「500ねんまえのいろ」の図鑑説明で、

500年前 国王の 娘に 献上された 当時の 美しい マギアナの 姿。
(マギアナ 500ねんまえのいろ『サン』)

発明された 当時の マギアナ。 豪華けんらんな 装飾で 王様の 娘を 喜ばせた。
(マギアナ 500ねんまえのいろ『ムーン』)

と、国王の娘への献上品だったことが判明している(「500ねんまえのいろ」は、そのままの意味で現存のマギアナの500年前の姿、すなわち同一個体という認識でいいだろうか)。


700年前

 
・ポケモンと人との友情と希望を願い、ジョウト地方のエンジュシティにスズのとうとカネのとうが建立された。スズのとうにはホウオウが、カネのとうにはルギアがそれぞれ降り立っていた。

(備考)

 『クリスタル』の、エンジュシティのイベント会話より。


800年前

 
・カロス地方でゼルネアスが目撃される。周囲の人やポケモンにエネルギーを与え、森を生み出す。その後森の奥で眠りについたとされている。

・カロス地方でイベルタルが目撃される。周囲の人やポケモンの魂を奪い、飛び去る。その後山奥で眠りについたとされている。

(備考)

 『X・Y』の、ヒャッコクシティのとある民家での談話より。


数百年前

 
・ジョウト地方でギャラドスが暴れ回り、形成された穴に雨水が溜まっていかりのみずうみが誕生する。

ダンゴロの体を形成する土の年代。

ゲッコウガが初めてキズナ現象によって姿を変化させる。

バドレックスが力(信仰)を失い、「かがやくはな」を咲かせられなくなる。

地割れの 断層から 見つかった。 身体を 構成する 成分は 何百年も 前の 土だ。
(ダンゴロ『ウルトラムーン』)
人とポケモンの絆が起こす奇跡的な現象「キズナ現象」によって、新たな力を得たゲッコウガの姿。過去、数百年前に1度だけ起きたことがあるようだ。
(サトシゲッコウガ『サン・ムーン』公式サイト)

(備考)

 ギャラドスについては『金・銀・クリスタル』『ハートゴールド・ソウルシルバー』の、いかりのみずうみでのつりめいじんの談話より。曰く、彼の爺さんの爺さんのそのまた爺さんの話らしく、数百年前というのはそこからの推定(200〜300年前だろうか?)

 ゲッコウガはアニメ『ポケットモンスターXY』(の第2シーズン『XY&Z』)からの逆輸入となる。原作シリーズ以外の作品の情報に関してはここでは記述しないことにしているが、サトシゲッコウガはゲーム上にデータが存在し、かつ公式サイトにも設定が記載されているため、例外的に記述することにした。

 バドレックスについては『冠の雪原』(『ソード・シールド』)での本人(人?)の発言より。かがやくはなとは、バドレックスが愛馬とするポケモンを制御するためのアイテム・キズナのタヅナの原料のひとつ。
 バドレックスは少なくとも数百年前には既にカンムリ雪原にいたことがわかる。


数百年

フラージェスの寿命。

数百年の 寿命を持つ。 庭園を 守り続けることに その 一生を ささげるという。
(フラージェス『ウルトラムーン』)

(備考)

 300年前に建てられたカロス地方のパルファム宮殿(立派な庭園がある)とも関連しているのだろうか。


1000年前

 
・巨大隕石の直撃でホウエン地方の大地がひび割れ、自然のエネルギーが溢れ出したことで、ゲンシグラードンゲンシカイオーガが目覚め、争い続ける。困り果てたホウエンの人々はレックウザの再来を祈ると、隕石がキーストーンとなり、天空より現れたレックウザがメガシンカを果たす。メガレックウザはグラードンとカイオーガの力を奪うと、2匹は大地と海の彼方へ姿を消した。

(備考)

 『オメガルビー・アルファサファイア』の、空の柱で流星の民の末裔・ヒガナから伝えられる、流星の民の伝承より。
 このとき、隕石が直撃した地が、巨大なクレーターを形成し、後にルネシティになったと述べられている(『ルビー・サファイア・エメラルド』では、ルネシティは休火山の火口に雨が溜まってできたとされており、両者の世界線において成り立ち自体が変化しているのかもしれない)。空の柱が建立されたのも、直後の話である。
 このときに初めてレックウザがメガシンカを果たしたのだが、流星の民の末裔(ババさま)によると、伝承ではレックウザがメガシンカの始まりであるとされているのだという。一方で、『X・Y』では、カロス地方・シャラシティのマスタータワーにて、ルカリオを伴ったトレーナーが奇妙な石(メガストーンとキーストーン)を2つ見つけたことがメガシンカの始まりである、といった話を同地で聞くことができる。⋯⋯そのルカリオがメガシンカしたのはいつ頃になるのだろうか。


1000年

 
キュウコンが生きられる(と言われている)年数。及び、恨んだ対象を祟り続ける(と言われている)年数。

ジラーチが眠り続ける年数。

ゼルネアスイベルタルの寿命。及び、ゼルネアスが眠り続け、復活するまでの年数。

黄金に 輝く 体毛と 9本の 長い 尻尾を 持つ。 1000年は 生きると 言われる。
(キュウコン『赤・緑』『ファイアレッド』『X』)

頭が良くて 執念深い。 ふざけて 尻尾を つかむと 1000年 たたられるという。
(キュウコン『青』『リーフグリーン』『Y』『シールド』)

9本の 長い しっぽ それぞれに 神通力が こめられており 1000年 生きることが できる。
(キュウコン『ブラック2・ホワイト2』)

しつこく 執念深い 性質。 1度 恨むと 子孫を 含め 1000年間 祟り続ける。
(キュウコン『ウルトラサン』)
清らかな 声で 歌を 聞かせて あげると 1000年の 眠りから 目を 覚ます。 人の 願いを なんでも かなえると いう。
(ジラーチ『サファイア』『アルファサファイア』)
永遠の 命を 分け与えると 言われている。 樹木の 姿で 1000年 眠り 復活する。
(ゼルネアス『X』)

(備考)

 キュウコンは図鑑説明によって推定だったり断定だったりして、本当に1000年生きられるのかどうか定まっていない。推定のほうが多い感じだが⋯⋯。

 ゼルネアスとイベルタルの寿命が1000年というのは、800年前の項で先述したヒャッコクシティの民家にいる男性から伝え聞くことができる。もっとも、ゼルネアスは図鑑説明の通り、寿命が尽きてもまた1000年眠ることで復活を遂げるし、イベルタルも、寿命が尽きかけたときは他の生物からエネルギーを奪い蓄えることで、繭の姿で過ごすとされている。つまり、1000年の寿命を何度も繰り返す。


1500年以上前

 
・ジョウト地方でアルフのいせきが造られる。アルフのいせきには、アンノーンと同一の形をした文字が刻まれており、また、カブトオムナイトプテラホウオウの壁画が描かれている。

(備考)

 『金・銀』、壁画に関しては『クリスタル』『ハートゴールド・ソウルシルバー』のイベントより。
 流石にプテラなどの化石ポケモンがこの時代に繁殖していたとは考えがたいが⋯⋯(化石ポケモンについては後述)。
 そこで描かれたホウオウが、劇中に現れるホウオウと同一個体とするなら、ホウオウは最低1500年以上の寿命を持つことになる。

 また、必然的に、シンオウ地方からジョウト地方へ移り住んだ人々が、アルフのいせきとやりのはしらの性質を融合させてシントいせきを造ったのは、「1500年以上前」以後と導き出せる。その辺りで古代人とアルセウスの間で何かあった、と⋯⋯。『LEGENDS アルセウス』でこの辺りが掘り下げられるのだろうか。


2000年前

 
ローブシンが人間にコンクリートを作る技術を教える。

・ホウエン地方の地上に溢れる自然のエネルギーをめぐり、ゲンシグラードンゲンシカイオーガが争いを繰り返し、人々の脅威となっていた。しかし、宇宙からホウエン地方に降り注いだ隕石を追って地上に舞い降りたレックウザが2匹を圧倒し、人々から救いの神として崇められる。

コンクリートを 作る 技術は 2000年前に ローブシンから 教わったと 考えられている。
(ローブシン『ブラック』『X』『オメガルビー』)

(備考)

 ホウエンの3匹に関しては、こちらも『オメガルビー・アルファサファイア』にてヒガナから伝えられる流星の民の伝承より。
 このとき、隕石が落ちてきた地が流星の滝となる。


2000年以上

 
・工事現場から掘り出されたドータクンが眠っていた年数。

2000ねん いじょう ねむっていた ドータクンが こうじげんばから ほりだされ だいニュースに なった。
(ドータクン『ダイヤモンド』)

(備考)

古い お墓から ドーミラーに そっくりな 道具が 掘り出されたが 関係は わかっていない。
(ドーミラー『ダイヤモンド』『Y』『アルファサファイア』)

古い お墓から みつかる。背中の 模様には 神秘的な 力が 宿っていると いわれる。
(ドーミラー『ブラック2・ホワイト2』)
あまぐもを よび あめを ふらせる わざを もつ。ほうさくの かみさまと むかしの ひとびとは まつっていた。
(ドータクン『パール』)

雨雲を 呼べる ポケモンとして 大昔から まつられていた。ときどき 地面に 埋められている。
(ドータクン『ブラック2・ホワイト2』『X』『オメガルビー』)

 この辺りとも一致するのだろうか。


2500年前

  
・イッシュ地方の古代の城でヒヒダルマ達が眠りにつく(瞑想し続ける)。

(備考)

 『ブラック・ホワイト』のヒヒダルマ入手イベントにおけるアララギ博士の台詞より。
 彼女は、古代の城が栄えていた時代と同時期であるとして、ヒヒダルマ達は街を守っていたのではないかと推測している。
 古代の城は、大昔の英雄がドラゴンポケモンを従え建国した城の跡地であるといったNPCの発言から、イッシュ建国神話──当時一匹だったドラゴンが、双子の英雄の争いによってレシラムゼクロムに分離したり、英雄の息子達の争いに怒った2匹がイッシュ地方を荒廃させたりしたのもこの辺りの時期と考えられるか。

 それから、古代の城やその周辺に生息する、「古代」にまつわる以下のポケモン達が繁栄していた時期とも重なるだろうか⋯⋯?

古代都市を 守っていた 記憶を 残しているため いつも 同じ ルートを 飛んでいるらしい。
(シンボラー『ブラック』)
古代の 墓に 埋葬された 人の 魂から 生まれた。昔の 記憶が 残っている。
(デスマス『ホワイト』)
古い お墓の 壁に 王様の 富の 象徴として 描かれて いることが 多い。
(デスカーン『シールド』)
燃えさかる 炎の 繭から 生まれる。 古代の 壁画に 炎の神として 描かれている。
(ウルガモス『シールド』)


3000年前

 
・カロス地方で戦争が発生した。当時のカロス地方の王・AZの回想中に描かれた背景によると、コイルギャラドスハガネールボスゴドラルナトーンソルロックボーマンダユキノオーマニューラドサイドンシュバルゴゴルーグキリキザンファイアローフラエッテヒトツキオンバーンなどのポケモンが戦場に駆り出されていた。
 AZは、自らのフラエッテを戦争で失うも、「命を与えるキカイ」を造り、蘇生させる(彼はその後機械を最終兵器に変えて戦争を終わらせる)。しかし、その機械が多くのポケモンの命を犠牲にしていたことを知ったフラエッテは、彼の元を去る。回想内の列石の描写から、サイドングランブルユキノオーなどが犠牲となったようである。
 また、このときの戦争で、ゼルネアスが傷付いたポケモンを救い、イベルタルが無数の魂を奪っていたと考える人もいる。

メルメタルが生息し、人々から崇められていた。

鉄を 産み出す 力を 持つと 崇められていた。 3000年の 時を 経て なぜか 蘇った。
(メルメタル『Let's Go! ピカチュウ・Let's Go! イーブイ』)

(備考)

 戦争については『X・Y』の、先述したAZの回想より。ゼルネアスとイベルタルについては、800年前と同じく、ヒャッコクシティの民家での談話より。

 戦場に駆り出されていたポケモンの中で、以下のものには、戦争や古代にまつわる図鑑説明が存在する。

むかし いくさに なるたびに ギャラドスが あらわれ あちこちを ひのうみに していった という。
(ギャラドス『金』『ハートゴールド』)

にんげんが あらそいを はじめると あらわれて しゃくねつの ほのおで すべてを やきつくす。 ひじょうに きょうぼうな ポケモン。
(ギャラドス『エメラルド』)
大昔 ボスゴドラの 強さに あやかり 頭の 形を 模した かぶとを 被る 王様が いた。
(ボスゴドラ『シールド』)
ポケモンや 人を 守るために 古代人に よって 生みだされた。なぞの エネルギーで 活動する。
(ゴルーグ『ブラック2・ホワイト2』)

古代人の お城の 壁には ゴルーグが ビームを 撃つための 砲台の ような 台座が ある。
(ゴルーグ『ソード』)
大昔 この 剣に よって 殺された 人間の 魂が ヒトツキの 魂に なっている。
(ヒトツキ『ソード』)

 AZのフラエッテは永遠の命を与えられたと述べられており、AZ自身も最終兵器の光を浴びて長寿化した。両者はその後、3000年間さまよい続け、現代に至る。

(40年前に初めて発見されたルナトーンや、同じく新種とされるソルロックが戦場にいたのは何故だろう⋯⋯?)

 ちなみに、『ソード・シールド』でのソニアの発言によると、ガラル地方・ターフタウンに描かれた巨大な地上絵は、3000年前のものであるとのこと。その絵には、「渦」らしきものと「ダイマックスポケモン」らしきものが描かれているが、ムゲンダイナによってブラックナイトが引き起こされ、ザシアンザマゼンタが2人の人間の英雄と共に災厄を打ち破ったのもこの時期になるのだろうか。
 ついでに、描かれているダイマックスポケモンは、どこかストリンダーに似ている。ストリンダーはバウタウンにて、灯台を守ったポケモンとして石像が2匹分造られているが⋯⋯?


数千年前

 
レシラムゼクロムが生まれた場所と言われるリュウラセンの塔が出来る。

ゴビットが古代人に造られ、彼らの命令に従う。

古代の 科学力に よって 粘土から つくられた ポケモン。数千年 動き続ける。
(ゴビット『ブラック2・ホワイト2』『Y』『アルファサファイア』)

粘土から つくられた ポケモン。 何千年も 前の 主の 命令を 今も 守っている。
(ゴビット『シールド』)

(備考)

 リュウラセンの塔については、『ブラック・ホワイト』劇中の解説より。また、レシラム、ゼクロムが分離したときに生まれた抜け殻とされるポケモン・キュレムは、ジャイアントホールに降ってきた隕石の中にいたという伝承がイッシュ地方のカゴメタウンに残されているが、『ブラック2・ホワイト2』でアララギ博士が、リュウラセンの塔とジャイアントホールの近くからは同じ時代の成分が発見されたと述べている。

 ゴビット(及び進化形のゴルーグ)は、500年前に生まれたマギアナよりも遥か昔に人の手で造られたポケモンということになる。 


数千年

 
ノクタスが砂漠で暮らし、血液が砂と同じ成分になるまでの年数。

レジアイスが眠っていたとされる年数。

なんぜんねんも かこくな さばくで くらすうちに けつえきが すなと おなじ せいぶんに なった。よるに なると えものを さがす やこうせい。
(ノクタス『エメラルド』)
氷河の 中で 数千年 眠っていたと 言われている。 マグマでも 体は 溶けない。
(レジアイス『ハートゴールド・ソウルシルバー』『X』)

(備考)

 ノクタスについては、寿命が数千年あるということではなく、代々にわたって砂漠で暮らし、適応進化を遂げるまでの年数が数千年ということなのだろう(ポケモン界における「進化」やリージョンフォームとの違いを考えたくなるが)。


1万年前

 
レジスチルが地下のマントルから地上に出てきたと噂される。

マンムーが生息していた。

地下の マントルの 中で 生まれて およそ 1万年前に 地上に 出てきたと 噂されている。
(レジスチル『シールド』)
1万年 前の 地面から 氷漬けの マンムーが 見つかり しかも 目覚めたので 騒がれた。
(マンムー『プラチナ』『ブラック・ホワイト』)

1万年前の 壁画にも 描かれている。 絶滅したと 考えられていた 時期もある。
(マンムー『ソード』)

(備考)

氷で できた 立派な キバ。氷河期が 終わり 暖かく なったため 数が 減ってしまった。
(マンムー『ダイヤモンド・パール』『Y』『アルファサファイア』)

ひょうがきには せかいじゅうで せいそくしていたが ひょうがきが おわると かずが へってしまった。
(マンムー『ソウルシルバー』)

 このように、マンムーの図鑑説明では、氷河期というワードも頻出している。同時期かは不明だが、マンムーと同じく、氷河期というワードが登場しているポケモンの図鑑説明がこちら。

氷河期に できた 氷で 体が 作られている。 マイナス200度の 冷気を 操る。
(レジアイス『ダイヤモンド・パール』『プラチナ』『ブラック・ホワイト』『ブラック2・ホワイト2』『Y』)

全身が 氷で できている。 氷河時代に ぶ厚い 氷の 下で 生まれたと いわれている。
(レジアイス『シールド』)
雪山に 生息する ポケモン。大昔 氷河期の ときに 南の 土地に 移動してきた。
(バニリッチ『ブラック』『Y』『アルファサファイア』)

氷河期を 生き抜いた とても たくましい ポケモン。 こと 暑い 地方では 抜群の 人気。
(バニリッチ『ウルトラムーン』)

バニリッチが1万年前の大昔に存在していたのを考えると中々にシュールだが⋯⋯。
レジアイスが誕生した氷河時代が1万年前とするなら、1万年前に地上に現れたレジスチルと同時期に存在していたことになる。レジロックを含めたこの3匹は、共に古代人によって封印されたポケモンである。⋯⋯封印された時期もまた1万年前になるのだろうか?


1万年

 
カメールが生きられると言われている年数。

1万年の 寿命を 持つと 言われている。ふさふさの しっぽは 長生きの シンボルとして人気。
(カメール『ダイヤモンド・パール・プラチナ』『ブラック・ホワイト』『ブラック2・ホワイト2』『Y』)

(備考)

流石にありえない。


2万年前

 
・古代人が後にネンドールとなる泥人形を制作する。

ムゲンダイナを含んだ隕石が落下する。

2万年前に 栄えた 古代 文明の 泥人形から 生まれた ナゾの ポケモン。 両手から ビームを 発射するぞ。
(ネンドール『サファイア』『アルファサファイア』)

2万年前の 古代人が 泥で 作った 人形に 命が 宿ったと 言われている。
(ネンドール『ハートゴールド・ソウルシルバー』『Y』)
2万年前に 落ちた 隕石の 中に いた。 ダイマックスの 謎に 関係している らしい。
(ムゲンダイナ『シールド』)

(備考)

 ムゲンダイナが登場した第8世代のポケモンで、「隕石」が関係しているものがこちら。

太古の昔にガラル地方の海に暮らしていたサニーゴが、近郊に落下した隕石の影響で命を落とした後の姿といわれている。かつて海だった地域に多く生息し、人やポケモンが接触すると、襲いかかってくることもあるようだ。
(サニーゴ(ガラルのすがた)『ソード・シールド』公式サイト)
過去 未来 すべての できごとを 見通す 力で 隕石から 森の 生き物を 救ったらしい。
(バドレックス(こくばじょうのすがた)『シールド』)

サニーゴ(ガラルのすがた)が生息しているのが、ワイルドエリアであることから、公式サイトにある「かつて海だった地域」とは、ワイルドエリアのことではないかと考えられる。
 同じ第8世代出身かつ、ワイルドエリアに生息する以下のポケモンの図鑑説明が、この説の有力な材料となるだろうか。

古代の 海で 暮らしていた。 ゴーストポケモンとして よみがえり かつての すみかを さまよっている。
(ドラメシヤ『ソード』)

 =2万年前には、ゴーストタイプとなる前のサニーゴとドラメシヤがガラル地方に生息していた?

 それからバドレックスについて、カンムリ雪原の碑文に「(人々が)手を広げると恐れた」と記されており、巨大な手の形をしたムゲンダイナ(ムゲンダイマックスのすがた)との更なる関連性が伺える。⋯⋯バドレックスがガラル地方一帯を統べる王だったのがこの頃になるのだろうか?

 それから、ネンドールについて。ゴビットよりも更に昔に人の手によって造られたポケモン⋯⋯ポケモンを造ったというより、造ったものがたまたまポケモン化したようなので、ポリゴン、マギアナ、ゴビットらの括りに入るかどうかは微妙だが。

古代人が 空から 降りてきた なにかを 模して 作ったらしい。 両腕 から ビームを 放つ。
(ネンドール『ウルトラムーン』)

 何が降って来たのだろう。奇しくもムゲンダイナの隕石と時期が被っているが⋯⋯?

 また、進化前のヤジロンの図鑑説明に関して、非常に興味深い記述がある。

いっぽんあしで かいてんしながら いどうする。きげんぜんに さかえた こだいとしの へきがに ヤジロンの すがたが えがかれている。
(ヤジロン『エメラルド』)

原始人が 住んでいた 洞穴の 壁に ヤジロンらしき ポケモンの 姿が 描かれていた。
(ヤジロン『ウルトラサン』)

紀元前原始人。ポケモン世界において、まず聞くことのないワードであるが⋯⋯?


数万年

 
マグカルゴが火山の火口で暮らし、体がマグマになるまでの年数。

レジスチルの体が地底の圧力で固められた年数。

せなかの カラは マグマが かたまって できた。なんまんねんもの あいだ かざんの かこうで くらす うちに からだが マグマに なった。
(マグカルゴ『エメラルド』)
どんな きんぞくよりも がんじょうな からだは なんまんねんも ちていの あつりょくで かためられて できた。
(レジスチル『ファイアレッド・リーフグリーン』)

何万年も 地下の 圧力で 鍛えられた 金属の ボディは 傷ひとつ つかない。
(レジスチル『ダイヤモンド・パール・プラチナ』『ブラック・ホワイト』『ブラック2・ホワイト2』『X』)

(備考)

 マグカルゴはノクタスと同様、適応進化の類と考えられるか。

ねんど こおり マグマを つかって レジロック レジアイス レジスチルの 3ひきを つくったと いわれている。
(レジギガス『ハートゴールド・ソウルシルバー』)

 レジスチルについて、レジギガスによって造り出されたという上記の図鑑説明と絡めるなら、レジスチルの制作期間は数万年以上ということになる(氷河の中で数千年眠っていたというレジアイスの制作期間は数千年以上?)。とんでもない力作である。人がポケモンを造り出す以前に、ポケモンがポケモンを造り出していたというのは、中々にロマンを感じさせられる。
 そして、レジギガスが最低数万年は生きていることにもなる。


1億年前

 
・化石ポケモンの時代。プテラが大空を飛んでいた。リリーラが海底に貼り付いていた。アノプスが暖かい海を泳いでいた。ズガイドスタテトプスが密林で暮らし、ときにラムパルドトリデプスが争い共倒れになっていた。プロトーガが海深く潜っていた。チゴラスも生息し、当時王者として君臨していたガチゴラスがいない寒冷地にはアマルスが棲んでいた。

ジーランスが今と全く同じ姿で深海に生息していた。

約 1億年前に 絶滅した ポケモン。 海底の 岩に くっつき 花びらの ような 触手で 寄ってきた 獲物を 捕まえる。
(リリーラ『ルビー・オメガルビー』)
化石から 復元した ポケモン。 1億年ほど前の 海で 暮らし 2本の ツメで 狩りをしていた。
(アノプス『ソード』)
1億年ほど 前の 密林で 暮らしていた。 得意の 頭突きで プテラに 対抗 していた。
(ズガイドス『サン』)
およそ 1おくねんまえに みつりんで くらしていた ポケモン。かおの ひふが ひじょうに かたい。
(タテトプス『ダイヤモンド』)
ラムパルドと 似た 場所に いた。 2匹が 争い 共倒れに なった 化石が 見つかることも。
(トリデプス『ムーン』)

約1億年前の ポケモン。 恐ろしく 頑丈な 顔は 鋼鉄以上の 硬度を 持つ。
(トリデプス『ウルトラムーン』)
およそ 1億年前の 海を 泳いでいた。 陸地へ 上がって 獲物に 襲いかかる こともある。
(プロトーガ『ホワイト』『X』『オメガルビー』)
自動車を バリバリと かじって 壊す おおあごの 破壊力。 1億年前に 生息していた。
(チゴラス『Y』『アルファサファイア』)
1億年前の 世界では 無敵を ほこり 王様のように ふるまっていた ポケモン。
(ガチゴラス『Y』『アルファサファイア』)
1億年前から 氷漬けに なっていた 体の 一部から 復活した 古代の ポケモン。
(アマルス『X』『オメガルビー』)

おっとりした 性格の ポケモン。 ガチゴラスなど 凶暴な 敵の いない 寒い 土地に 住んでいた。
(アマルス『Y』『アルファサファイア』)
1億年の 長い 間 まったく 姿が 変わらずに 深海で 暮らしていた ポケモン。 歯の ない 口で 微生物だけを 食べる。
(ジーランス『ルビー』『オメガルビー』)

深海調査で 発見された。 1億年間 姿が 変わらず 生きている化石 と 呼ばれている。
(ジーランス『シールド』)

(備考)

 化石ポケモンについては、図鑑説明から確実に存在していたものを明記(プテラとラムパルドは間接的に導き出せる)。
 進化形のポケモンも同時代に生息していると仮定するなら(仮定というか、そう捉えるほうが自然だと思う)、ユレイドルアーマルドアバゴーラアマルルガもまた1億年前のポケモンということになり、更に、

アゴの 力が 凄まじい。 オムスターや オムナイトの カラも 気にせず 丸ごと 食っていた。
(アバゴーラ『ウルトラサン』)
古代の海に 生きていた ポケモン。 アーケオスの エサだったようで 歯型のついた 化石が 見つかる。
(オムナイト『ウルトラサン』)
カラに こもった シェルダーも するどい キバで カラをやぶり なかみを すいだしていたようだ。
(オムスター『金』『ハートゴールド』)

オムナイトオムスターアーケオス(と進化前のアーケン)、それから化石ポケモンではないがシェルダーも同時代に生息していたことになる。


3億年前

 
カブトが海底または砂浜に生息していた。

・プラズマ団に改造される前のゲノセクトが最強のハンターとして恐れられていた。

3おくねんまえの かいていに みをひそめ せなかにも ついていた めを ひからせていた ポケモン。 
(カブト『クリスタル』)

化石から 復活した ポケモンだが まれに 生き続けている カブトを 発見 できる。 その 姿は 3億年 変わっていない。
(カブト『ルビー・サファイア・エメラルド』『オメガルビー・アルファサファイア』)

3億年前の 砂浜で 暮らしていたと 考えられている。 硬い 殻が 身を 守る。
(カブト『ダイヤモンド・パール・プラチナ』『ブラック・ホワイト』『ブラック2・ホワイト2』『X』)
3億年前に 最強の ハンターとして 恐れられていた。プラズマ団に 改造された。
(ゲノセクト『ブラック』)

(備考)

 カブトの進化後のカブトプスもこの時代と考えるなら、これでガラル地方の4匹を除いた全ての化石ポケモンの生息年代が揃ったことになる。


数億年

 
レックウザが生き続ける(と言われている)年数。

メレシーが生まれてから地底で眠っていた年数。

なんおくねんも オゾンそうの なかを とびつづけ けっして ちじょうには おりてこない ポケモン。くうきちゅうの チリと みずを たべるらしい。
(レックウザ『ルビー』)

何億年も 生き続けていると いわれる。グラードンと カイオーガの 争いを 治めたという 伝説が 残されている。
(レックウザ『オメガルビー』)
生まれてから 数億年の間 地底で 眠っていた。 洞窟を 掘ると たまに 出てくる。
(メレシー『Y』『アルファサファイア』)

(備考)

 ラストである。これにより、判明している中での最高寿命ポケモンの1匹がメレシーであることが証明された。恐るべし一般ポケモン⋯⋯。

 レックウザがグラードンとカイオーガの争いを治めたのは、『オメガルビー・アルファサファイア』によると2000年前と1000年前のことだが、レックウザと同じ超古代ポケモンの異名を持つ2匹は、いつ頃から生息していたのだろうか⋯⋯?


その他 ポケモンとむかし

 
 気になった図鑑説明をいくつか抜粋。

トレーナーの 指示に 忠実。大昔から ポケモンを 育てる トレーナーの 手伝いを してきた。
(ハーデリア『ホワイト』)

とても 賢く よく 懐く。 はじめて 人のパートナーに なった ポケモンと いう 説も あるのだ。
(ハーデリア『ソード』)
人と 暮らすようになった 最初の ポケモンと 言われる。穏やかな 性格の ポケモン。
(メェークル『X』『オメガルビー』)

 どっちが先か問題。
 ハーデリアの図鑑説明について、まだモンスターボールがなかった時代から人々はポケモンの世話をしていたということになるだろうか。

大昔から 人間と ともに 生活 してきた。 石器時代の 遺跡から 骨が 出土された。
(ガーディ『ウルトラムーン』)
大昔に とある 武将と ともに 戦い 国を 治めた という 伝説が 残されている。
(ウインディ『ウルトラサン』)
殻の 硬度は ダイヤモンドを 超える。 昔の人は カラを 集めて 盾を 造っていた。
(シェルダー『サン』)
殻から 抜けた トゲで 造った ヤリが 狩猟民族の 古墳から たくさん 出土する。
(パルシェン『ムーン』)
成長の度 抜け落ちる 羽は 薄く 鋭い。昔の 戦士は 刀 として 利用した。
(エアームド『サン』)
大昔の 人は 化石を 掘り出し 鋼鉄 よりも 硬い 頭蓋骨で 兜を 作っていた。
(ラムパルド『ウルトラサン』)
敵に 背中を 見せず 戦う。 勇敢な 性質から 古代の 戦士は 好んで 仲間に した。
(ジャラコ『ウルトラムーン』)
ジャラランガの ウロコで つくった 鎧を 身に まとった 古代の 戦士が 遺跡に 描かれている。
(ジャラランガ『シールド』)

 時代性が窺えるもの。石器時代に戦国時代?
 『サン・ムーン』以降にこのような記述が急増したことが分かる。

ニャースはかつて、アローラ地方には生息していなかった。 ほかの地方から王族への献上品として送られ、限られた人だけがパートナーにできた。

王族へと献上されたニャースだが、贅沢で甘やかされた生活をしているうちに、わがままかつプライドの高い性格に変化したといわれている。

かつては希少だったニャースも、王政の崩壊とともに野生化し、いまではアローラ地方でも普通に見られる、一般的なポケモンとなった。
(ニャース(アローラのすがた)『サン・ムーン』公式サイト)
大昔 ボスゴドラの 強さに あやかり 頭の 形を 模した かぶとを 被る 王様が いた。
(ボスゴドラ『シールド』)
古い お墓の 壁に 王様の 富の 象徴として 描かれて いることが 多い。
(デスカーン『シールド』)
大昔の カロス地方では 王様を 護衛する 役目を 与えられた ポケモン。
(トリミアン『Y』『アルファサファイア』)
歴代の 王が 連れていた。霊力で 人や ポケモンの 心を 操り 従わせる。
(ギルガルド『X』『オメガルビー』)

昔 ギルガルドを 連れた 王が 国を 支配 していたが やがて 生気を 吸われ 国も 滅びた。
(ギルガルド ブレードフォルム『シールド』)
コスモッグは非常に珍しいポケモンで、アローラでも一部の人にしかその存在を知られていない。かつては、アローラの王とその後継者のみに知られ、「星の子」と呼ばれていた。
(コスモッグ『サン・ムーン』公式サイト)
500年前 国王の 娘に 献上された 当時の 美しい マギアナの 姿。
(マギアナ 500ねんまえのいろ『サン』)

 王様なる存在が登場している図鑑(一部おさらい)。ちなみに、イッシュ、カロス、アローラ、ガラルはかつて王政だったようである。

デンリュウの 灯りは 宇宙からも 見える。 昔の 人は デンリュウの 灯りを 使い 遠くの 仲間と 合図を 送りあっていた。
(デンリュウ『ルビー・サファイア・エメラルド』『オメガルビー・アルファサファイア』)
栄養満点の ミルクを 出すことから 古くから 人間と ポケモンの 暮らしを 支えてきた。
(ミルタンク『ソード』)
昔の 人は 遠く 離れた 街同士の 連絡方法に バクオングの 大声を 使った。
(バクオング『ソード』)
せなかの コブに にえたぎる マグマを ためる。100キロの にもつを はこぶ ちからもち。むかしから ひとの しごとを てつだっている。
(ドンメル『エメラルド』)
長く 厚手の 体毛を もつ。 昔は 寒い 地方では 一家に 1匹 ムーランドを 飼っていた。
(ムーランド『ウルトラムーン』)
お腹の 体毛は 保温性に 優れる。 昔の 人は 抜けた 体毛で 防寒着を つくった。
(ホルード『シールド』)
羽は 火を 通さず 丈夫。 昔の 消防士の 服は ファイアローの 羽で できていた。
(ファイアロー『ウルトラサン』)
昔の 貴婦人たちは 香水の かわりに 好みの 香りを 出す シュシュプを 連れていたという。
(シュシュプ『Y』『アルファサファイア』)
緑の皮膚は 水にも 強い。 昔 ほかの土地から やってきて 人と いっしょに 働いた。
(ダイオウドウ『ソード』)

 ポケモンに助けられていた・ポケモンの恩恵を受けていた系。

ポケモンを 守るため 人間と 争った 伝説の ポケモン。沈着 冷静な 性格。
(コバルオン『ブラック』)
伝説で 語られる ポケモン。ポケモンを 守るため 自慢の パワーで 城を 壊した。
(テラキオン『ブラック2・ホワイト2』『Y』『アルファサファイア』)
コバルオン テラキオンと ともに イッシュ地方の ポケモンたちを 守り続けた 伝説が 残る。
(ビリジオン『ソード』)

 イッシュ地方に生息する伝説のポケモンである3匹。『ブラック・ホワイト』では、人とポケモンが別々に暮らしていた大昔、人々が始めた戦でポケモン達の暮らす森が激しい炎に包まれたとき、この3匹が人間を打倒したといった話を聞くことができる。やがて人とポケモンが助け合う世界になるも、3匹はまだそれを知らないとか何とか。⋯⋯一体いつ頃の話なんだろう? 上述の図鑑説明などでも大昔から人とポケモンが共存していたことがわかるし、2500年前のイッシュ建国時代にもレシラムやゼクロム、ヒヒダルマ達が人々と共に居たわけで⋯⋯その更に昔なのだろうか。

川を 汚した 人間を 水中に 引き込み 連れ去る 昔話が 残されている。
(ゴルダック『シールド』)
星屑が 海に 落ちて ヒトデマンに なったのだ という 民話が 各地に 残っている。
(ヒトデマン『ウルトラサン』)
おだやかな うみに うつった よぞらの ほしが すがたを かえて スターミーに なったと おおむかしの ひとは くうそうしていた。
(スターミー『エメラルド』)
大昔の 人々は 大地の 下には 巨大な ドダイトスが いると 空想していた。
(ドダイトス『ハードゴールド・ソウルシルバー』『X』『オメガルビー』)
催眠術で ポケモンや 人を 操る。眠ったまま ゴチミルに 連れ去られる 昔話もある。
(ゴチミル『ブラック』)

 民話系。

小さな ハネを 持っていることから 大昔は 空を 飛んでいたと 主張する 学者もいる。
(ノコッチ『ソード』)
極々 まれに 群れが 砂浜に 打ちあがるのは 大昔 陸に 棲んでいた 名残と いわれている。
(ホエルコ『ウルトラムーン』)
昔は 丈夫な 殻で 背中 全体を おおっていた。 細胞に その 名残が ある。
(トリトドン『プラチナ』『ブラック・ホワイト』『ブラック2・ホワイト2』)

 大昔は別の形状や生態をしていた系。
 殻のあるトリトドンって、ひょっとしてラプラス⋯⋯?

あらゆる 技を 使うため ポケモンの 先祖と 考える 学者が たくさん いる。
(ミュウ『ダイヤモンド・パール・プラチナ』『ブラック・ホワイト』『ブラック2・ホワイト2』『X』)
なにも ない 場所に あった タマゴの中から 姿を 現し 世界を 生み出したと されている。
(アルセウス『プラチナ』『ブラック・ホワイト』『ブラック2・ホワイト2』)

 アルティメット系。それぞれ生物学と神話学の頂上存在。どっちが先か問題(2回目)。
 仮にミュウがポケモンの先祖とするなら、カブトや旧ゲノセクトが生息していた3億年前には既に存在していたことになる。
 アルセウスの神話に関しては、ディアルガ、パルキア、ギラティナ、ユクシー、エムリット、アグノム、それに「きょじん」なるものが宇宙創世記に存在していたようである。




★作成に至り参考にさせていただいたもの(『神と崇められしポケモンのまとめ』と共に)。


★公式サイト


★上位互換












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