「メガシンカ」「ゲンシカイキ」「Zワザ」「ダイマックス」の設定について
※無駄に長いです。
※以前書いたもの(↓)の余剰分(本題から逸れた部分)をこちらで書き直した感じの記事となります。
※あくまで原作についてまとめたものです。メディアミックス等への言及は控えています。
※備考欄以外はなるべく「主観」を省こうと頑張ってみましたが、それが非常に難しい⋯⋯(ダメだった)。
メガシンカ
(画像:『Let's Go! ピカチュウ・Let's Go! イーブイ』)
※登場作品⋯⋯『X・Y』『オメガルビー・アルファサファイア』『サン・ムーン』『ウルトラサン・ウルトラムーン』『Let's Go! ピカチュウ・Let's Go! イーブイ』。
(以下『オメガルビー・アルファサファイア』は『ORAS』、『ウルトラサン・ウルトラムーン』は『USUM』、『Let's Go! ピカチュウ・Let's Go! イーブイ』は『ピカブイ』と省略)
→概要
(https://www.pokemon.co.jp/ex/oras/pokemon/31.html)
バトル中など、特定の状況で一時的に発動し得る、ポケモンの秘めたるパワーの解放。進化を超える進化と言われる。
発動条件は、ポケモンが所持するメガストーンと、トレーナーが所持するキーストーンが共鳴すること。
2つの石の共鳴は、そのままポケモンとトレーナーの共鳴を意味し、両者の間に強い絆、信頼関係が存在することもまた、メガシンカに欠かせない要素とされている。
→詳細・関連語句
・メガストーン
(https://www.pokemon.co.jp/ex/sun_moon/fight/161004_03.html)
特定のポケモンに対応した名前と効果を持つ謎の石。
ポケモンに持たせることで、トレーナーの持つキーストーンと共鳴し、ポケモンをメガシンカさせることができる。
現在、メガストーンが確認されている地方は、カロス地方(『X・Y』)、ホウエン地方(『ORAS』)、アローラ地方(『サン・ムーン』『USUM』)、カントー地方(『ピカブイ』)の4地方である。
その内、カロス地方とホウエン地方においては、種類によっては自然に落ちているものが確認できるが、他の地方では景品や譲渡など、人から受け取る形でしか入手できない(=自然には存在しない?)。
・キーストーン
(『Let's Go! ピカチュウ・Let's Go! イーブイ』)
メガストーンとはまた異なる、未知のパワーを秘めた石。
トレーナーが持つことで、ポケモンが持つメガストーンと共鳴し、ポケモンをメガシンカさせることができる。
カロス地方のポケモン研究者であるプラターヌ博士は、トレーナーのポケモンへの思いを何かしらの波長に変えると称している。
メガリングとして腕輪に埋め込んだり、メガバングルとして装飾したりと、トレーナーによって様々な身に付けかたがある。
(https://www.pokemon.co.jp/ex/xy/battle/06.html)
カロス地方・シャラシティのメガシンカおやじことコンコンブルによると、メガリング(=キーストーン)は貴重であるとのこと。
どの作品においても、主人公は他のトレーナーから譲渡される形でキーストーンを入手する。
・生体エネルギー、メガシンカのエネルギー
『ORAS』で初登場したワード。
ホウエン地方の隕石の研究者であるソライシ博士によると、メガシンカについて、ポケモンの生体エネルギーと、キーストーンに秘められた人間の生体エネルギーが掛け合わさり、超大なエネルギーが発生すると説明している。
更に、『X・Y』『ORAS』公式サイトのメガシンカポケモンの紹介文や、『サン・ムーン』以降に追加された図鑑説明などにおいて、メガシンカのエネルギーというワードが頻出している。
それによると、メガシンカのエネルギーは、ポケモンの体の一部を変形させたり(溶かす、異様に発達させるなど)、脳に作用し性格に影響を及ぼす(闘争本能を呼び覚ましたりと、攻撃的になることが多い)など、能力を飛躍的に上昇させる代償に、そのポケモンにとって負担となることが少なくないようである。
(↓)メガシンカのエネルギーとその身体的な影響に触れられた図鑑説明(一部抜粋)。
過剰な メガシンカ エネルギーが 口から あふれ アゴが 砕けた。 常に 吹雪を 吐いている。
(メガオニゴーリ 『サン』)
過剰な エネルギーで 両手と 羽が 溶けてしまい 巨大な カマ状の 形に 変化した。
(メガガブリアス 『サン』)
メガシンカ エネルギーと 波動が 混じり合い 駆け廻った 痕が 全身に 黒く 刻まれている。
(メガルカリオ 『サン』)
爆発的な エネルギーを 浴びた 子どもが 一時的に 成長。 母親は 気が 気では ない。
(メガガルーラ 『ウルトラサン』)
過剰な メガシンカの エネルギーを 蓄えているため 長時間 経つと 身体が 溶け始めてしまう。
(メガハッサム 『ウルトラサン』)
メガシンカの エネルギーを 浴びた 胸の 宝石は 膨張し 皮膚を 引き裂いて 飛び出した。
(メガヤミラミ 『ウルトラサン』)
膨大な エネルギーが 細胞を 激しく 刺激。 眠っていた ドラゴンの 血が 目覚めたらしい。
(メガデンリュウ 『ウルトラムーン』)
(↓)メガシンカによる精神的な影響に触れられた図鑑説明(一部抜粋)。
メガシンカし 以前に 輪を かけて 凶暴に。 過剰な パワーに 苦しんでいるためと いわれる。
(メガプテラ 『ムーン』)
メガシンカにより 闘争本能が 爆発。 黄色い 模様は 過去の 歴戦の 傷跡。
(メガサメハダー 『ムーン』)
メガシンカで 脳を 刺激され 勝利の ためには 手段を 選ばない 冷酷な 性格に。
(メガメタグロス 『ムーン』)
メガシンカし 飛べるように なった。 よほど 嬉しいのか 滅多に 地上には 降りてこないぞ。
(メガカイロス 『ウルトラサン』)
メガシンカに よって 戦いの 本能が 覚醒。 攻撃の 邪魔になる 毛を 脱ぎ捨てた。
(メガミミロップ 『ウルトラムーン』)
また、ポケモンの生体エネルギーを産業に利用している企業も存在する。
『ORAS』における、ホウエン地方カナズミシティに本社を携えるデボンコーポレーションである。
ツワブキ現社長の祖父によって開発された、ポケモンの生体エネルギーを原料とする∞(無限大)エナジーは、潜水艇のモーターや、トクサネ宇宙センターのロケットの燃料などに利用されている。
・絆
(『赤・緑』)
ポケモンシリーズにおいて繰り返し描かれる、ポケモンとトレーナーとの精神的な結び付きのこと。
通常、トレーナーはパートナーのポケモンを、モンスターボールというアイテムに収納しているのだが、一緒に冒険したり、触れ合ったり、他のポケモンとバトルしたりすることで、両者の絆は深まっていく。
絆を深めることで、トレーナーのポケモンは強くなる。絆は、ポケモンの能力を飛躍的に上昇させるメガシンカにおいても、メガストーンとキーストーンを結ぶ媒介として欠かせない役割を果たしており、プラターヌ博士やホウエン地方のポケモンリーグチャンピオン・ダイゴなど、様々な人物がメガシンカにおける絆の重要性を指摘している。
ポケモンとトレーナーの絆をはかるシステムとして、第二世代より全ポケモンに導入されたなつき度(ポケモンと共に冒険、バトルをすることで高まっていく。一部のポケモンの進化にも関わる)や、第六世代より実装されたなかよし度(ポケパルレやキャンプなどでポケモンと触れ合うことで高まっていく。バトルにも恩恵をもたらす)が存在する。しかし、これらのステータスはメガシンカとは無関係であり、メガシンカを行うためになつき度やなかよし度を上げる必要がないどころか、メガシンカ状態でバトルしているポケモンは、仲良し度の恩恵を一切受けなくなる。
そして、このようなシステム上の設定との関連性は不明だが、メガシンカポケモンの図鑑説明には、上述のメガシンカエネルギーによる負担の影響で、ポケモンとトレーナーの絆を阻害する類の内容も確認できる(ステータス面は変化なし)。
(↓)トレーナーとの関係に触れられた図鑑説明。
より 凶暴に なって 育ての トレーナーにも 襲いかかるほど。 別名 血に 濡れた 三日月。
(メガボーマンダ 『ムーン』)
桁違いの エネルギーが 呪いを 増幅し 抑えきれない。 自分の トレーナーさえ 恨んでしまうのだ。
(メガジュペッタ 『ウルトラサン』)
トレーナーとの 絆が パワーの 源。 ジェット機を しのぐ 飛行能力を 誇る。
(メガリザードンY 『Let's Go! ピカチュウ・Let's Go! イーブイ』)
本能のまま 破壊の 限りを 尽くすが 本当に 信頼する トレーナーの 指示には 応えるぞ。
(メガギャラドス 『Let's Go! ピカチュウ・Let's Go! イーブイ』)
中には、絆の在り方そのものが特殊なケースも。
ゲンガーの 絆は いびつ。 ゲンガーが 獲物として 狙う 相手としか 芽生えないとも。
(メガゲンガー 『サン』)
すべての ものの 命を 狙う。 主で ある トレーナーにさえ 呪いを かけようと 狙っているぞ。
(メガゲンガー 『ウルトラサン』)
(↓)絆の語源。
(https://kotobank.jp/word/絆-473932)
・戦争と最終兵器
(『X・Y』)
(『ポケモンジェネレーションズ』https://youtu.be/BCwF6mWerjg)
3000年前、カロス地方で発生した、二国間による戦争。
当時のカロス地方の王にして技術者であるAZの弟が、豊かなカロスを欲しがる者を導き入れたことが発端であると言われている。
最終兵器は、AZが戦争中に生み出した、花の形をした破壊兵器。スイッチを押すと共に光が宇宙まで撃ち上がり、そこから進路を変えて、目的地へと着弾する。
元々は戦争に駆り出され、死体として返って来た自らのポケモン・フラエッテを蘇らせるための命を与えるキカイだったが(蘇ったフラエッテは永遠の命を得、不死となった)、蘇らせてなお怒りが治まらなかったAZは、そのキカイを命を奪う兵器に改造して解き放ち、戦争を一瞬で終結させた。なお、その副作用として、兵器の光を浴びたAZは、その後3000年もの時を生きながらえるほどの長寿となった。
また、3000年後のカロスではフラダリを筆頭とするフレア団という組織が、フレア団以外を滅ぼし世界を一新するため、AZを幽閉し最終兵器の再起動をはかった。
その動力源は、多くのポケモンの生体エネルギー。10番道路に何百個も用意した列石にポケモンを繋ぎ、吸収したエネルギーを兵器に送り込む仕組みとなっている(劇中の回想ムービーではサイドン、グランブル、ユキノオーが犠牲になっていることがわかる)。
メガシンカとは、ポケモンの生体エネルギーが関わっている点で共通しており、プラターヌ博士は、以下の台詞を述べている。
「メガストーンとは なんだろう?
これは ボクの 推測だけど
3000年前 撃ちだされた
最終兵器の 光⋯⋯
伝説ポケモン ゼルネアス(イベルタル)の
パワーを 浴びた 特殊な 石
それが メガストーンだと おもう
もしかしたら ほのおのいし などが
変化したのかも しれないね⋯⋯」
(『X・Y』)
また、フレア団の科学者は、ポケモンのパワーを目覚めさせるメガリングとポケモンのパワーを最大限にする最終兵器は似たようなものだと述べている。
ちなみに、この最終兵器を参考に、先述のホウエン地方のデボンコーポレーションは∞エナジーを開発し、世界の陸/海を広げようとする組織・マグマ団/アクア団は、かつて伝説のポケモンの力で行われた海底洞窟の封印を、その技術を転用したドリル兵器をもって突破した。
・マスタータワー
(『X・Y』)
カロス地方・シャラシティの北部に聳え立つ塔。認められた者のみが上がることができる。
遥か昔、ルカリオを伴ったトレーナーが奇妙な2つの石を見つけ、世界初となるメガシンカを果たしたといった伝承が残されており、中央にはメガルカリオの像が建てられている。
コンコンブルはそのトレーナーの子孫と言われており、彼の孫であるシャラシティのジムリーダー・コルニは、メガシンカの継承者としての活動を行っている──主人公は彼らの下で、この場所で儀式を行い、メガリングとルカリオナイト(ルカリオのメガストーン)を授かることになる。
・ヒャッコクシティの日時計
(アニメポケットモンスターXY 第92話「カロスの危機! 巨大日時計の戦い!!」)
カロス地方・ヒャッコクシティに3000年前より聳える謎の物体。太陽の光を別の光に変え、20時から1時間だけ光を放っている。
この物体を、昔の人々はどのように造ったのかと疑問視されており、タウンマップでは、宇宙から落ちてきたともいわれていると説明されている他、NPCの台詞では、(伝説の)ポケモンの不思議な力を借りたのではないかとある。
プラターヌ博士は、詳細は未解明ながらキーストーンと似ていると指摘しており、更に以下のようなことも述べている。
秘密基地で 伝説ポケモンの
エネルギーを 浴びた キミと
日時計の パワーを
吸収した メガリング
二つの 力が あわさり
パワーアップした メガリングは
あちこちに 埋もれている
メガストーンに 反応するんだ
もっとも 日時計が 光を
放っている あいだ だけどね」
(『X・Y』)
伝説ポケモンとは、『X』ではゼルネアスを、『Y』ではイベルタルを指す。
・ゼルネアス、イベルタル
(https://www.google.co.jp/amp/s/japanese.engadget.com/amp/pokemon-go-x-y-233122286.html)
『X・Y』のパッケージを飾る、カロス地方の伝説のポケモン。
『X』に登場するゼルネアスは、頭のツノが七色に輝くとき、永遠の命を分け与えると言われている生を司るポケモンで、『Y』に登場するイベルタルは、翼と尾羽を広げ赤く輝くとき、生き物の命を吸い尽くすと言われている死を司るポケモンである。
ゼルネアスは樹木の姿で、イベルタルは繭の姿で、それぞれ1000年の時を眠るポケモンだが、800年前に目撃証言があり、更に3000年前の戦争にも姿を現したと考える人もいる──ゼルネアスは傷ついたポケモン達を救い、イベルタルは無数の魂を奪ったとされているが、救いを求めるために伝説のポケモンの出現を願っただけ/戦争や疫病を伝説のポケモンとして伝えているだけとも言われている。
フレア団は最終兵器を再現する際、山奥に眠るゼルネアス/イベルタルを掘り起こし、最終兵器の主要なエネルギー源として活用しようとした。
(ちなみに、フラダリは最終兵器を起動させる際、『X』と『Y』で主人公達に異なる台詞を放つのだが、『X』版のみ「わたしと 永遠に 生きよう……そう! 枯れない 命だ! 美しい 世界を つくるまで 死ねない 苦しみを くれてやる!!」と、かつてAZが陥った副作用の不死性について言及している。これがゼルネアスを用いるかイベルタルを用いるかによる効果の差異を表しているのかは不明)
プラターヌ博士は、3000年前に使用された最終兵器の光を、ゼルネアス/イベルタルのパワーと結び、先述の通りメガストーンの正体と繋げている。
(と言うことは、ゼルネアス/イベルタルは3000年前にもまたAZによって最終兵器のエネルギーとして活用されたことになるのだが、これにはいくつか疑問点があるので備考欄にて追記)
ちなみに、この2匹はメガシンカを行えない。
・隕石
(『オメガルビー・アルファサファイア』)
ポケモンシリーズに度々登場する宇宙からの飛来物質。
ルナトーンやソルロック、デオキシス、キュレム、ムゲンダイナなど、いくつかのポケモンと深く関わることが判明している。
『ORAS』のホウエン地方では、1000年周期で巨大隕石が降り注いでいる。
ソライシ博士は、隕石とメガストーンやキーストーンとの関連性を指摘している。劇中で判明している、両者の関係は以下の通り。
・レックウザは、体内に隕石を蓄えることでメガシンカする──劇中では、主人公(ORAS)が持っていた、ホウエン地方の流星の滝で発見された隕石(冒険を通じて変質を繰り返し、最後は↑画像のように)を捕食することでメガシンカの力を取り戻した。
・同様の隕石について、マグマ団リーダー・マツブサとアクア団リーダー・アオギリは、条件を満たすことでメガストーンにもキーストーンにも変化することを述べている。
・また、アクア団幹部・ウシオは、流星の滝でキーストーンを入手している。
・それから、流星の民(後述)の伝承によると、1000年前にルネシティ(に位置する場所)に落下した巨大隕石が、人々の祈りに応じて七色に──キーストーンに変化し、レックウザをメガシンカさせた。
(もうひとつ、ヒャッコクシティの日時計が宇宙から落ちてきたというのが真実ならば、日時計もまた隕石ということになる──先述したように、プラターヌ博士は、日時計とキーストーンの関係に言及している)
・流星の滝、流星の民
(https://www.pokemon.jp/special/dragontype/lab/pokemon06.html)
流星の滝は、ホウエン地方に存在する、よく隕石が落下してくると言われている滝。周囲にはルナトーンやソルロックといった、隕石に関わるポケモンも生息し、2000年以上前から流星の民と呼ばれる民族が暮らしていた。彼らはかねてよりドラゴンポケモンを使う一族だったが、1000年前、メガレックウザに救われて以降、レックウザやレックウザが始まりとされるメガシンカの伝承を語り継ぎ、次世代に受け継ぐ使命を負うようになる。
2000年前に数多の隕石が落下しており、レックウザが地上に舞い降りるきっかけを作っている。
フィールド上にはメガストーンの一種であるプテラナイトが落ちている他、同地でソライシ博士がエルレイドナイトを発見し、主人公(ORAS)に手渡している。
・ルネシティ
(https://11memocarilog.blogspot.com/2020/10/blog-post_42.html?m=1)
ホウエン地方に存在する海に囲まれた街。
独特の形状をしているが、『ORAS』では、巨大な隕石が落下して生まれたクレーターに雨が溜まってできたと説明されている。
先述したように、流星の民の伝承によると、その隕石が落下したのは1000年前で、そのときに人々の祈りと共にキーストーンに変質し、レックウザをメガシンカさせている。
街の中央には、かつてAZが贈った巨木が聳え立ち、その奥にはめざめのほこらが存在する。
(『オメガルビー・アルファサファイア』)
ジムリーダー・ミクリを始めとするルネの民は、空の柱へと続く洞窟の入り口の封印を解除する権限を持つが、柱自体に立ち寄ることは禁じられており、同様に目覚めのほこらに入ることも禁じられている。
・空の柱
(https://www.pokemon-card.com/card-search/details.php/card/35018/)
ホウエン地方131番水道の小島に聳え立つ塔。
『ORAS』の流星の民の伝承によると、メガレックウザの力の源となった七色の石(=キーストーン)を祀り、天空に棲むレックウザに少しでも近づくために、流星の民が建造したとのこと。
塔の内部には、メガシンカしたレックウザやその活躍が壁画として刻まれている。
屋上には、来たる災厄に備えて、流星の民の伝承者に選ばれた者がレックウザを呼び寄せるための、龍召の祭壇が存在する。
・レックウザ
(https://www.pokemon.co.jp/ex/oras/pokemon/29.html)
グラードン、カイオーガに続く第3の超古代ポケモンにして、大空の化身、ホウエンの守護神と謳われる伝説のポケモン。
何億年もの間オゾン層を飛び続けると言われ、大気中のチリや水を摂取している他、本能的に隕石を食べ続けている。
ミカド器官という特殊な内臓によって、体内に溜まった隕石とレックウザ自身のエネルギーを融合させ、メガストーンと同じ力を生み出すことができる。ゆえに、全ポケモン中唯一、メガストーンを使わずメガシンカが可能である(ただしトレーナー側のキーストーンは必要)。
2000年前と1000年前において、ホウエン地方で争いを繰り返していたゲンシグラードンとゲンシカイオーガの争いを治めている。その内1000年前では、人々の祈りによってキーストーンとなった巨石(巨大隕石)に反応する形で地上に降臨し、後世でメガシンカと名付けられる変化を遂げた。メガレックウザはもえぎ色の輝きと共に凄まじい風を吹き荒らすと、2匹の力を奪い、大地と海の彼方へと追いやったという。
・メガシンカの存在する世界、存在しない世界
(https://www.pokemon.co.jp/ex/oras/character/16.html)
メガシンカの メカニズムに よって
引きおこされる 世界の揺らぎ
この世界とは 似て非なる
別の世界の 観測⋯⋯
そして 確定⋯⋯
そう わたしたちの 住む ホウエンと
ほとんど 同じ
そこに生きる 人も ポケモンも
そう たとえば ちょっとだけ
ポケモンの 進化の 道筋が 違う
メガシンカが 存在しない 世界⋯⋯
3000年前に
あの 戦争が 起こらず
最終兵器も 作られなかった
そんな世界の ホウエン⋯⋯
(『オメガルビー・アルファサファイア』)
以上は流星の民の伝承者・ヒガナの台詞。
要約すると、「メガシンカのメカニズムで生じた世界の揺らぎによって、3000年前に最終兵器が作られなかった、メガシンカが存在しない世界のホウエン地方の存在が明らかになった」といったところだろうか。
『ORAS』のオリジナル版に該当する『ルビー・サファイア』の世界を指したメタ発言だと考えられる──両ソフトの世界は、パラレルワールドの関係に在ると考えられる。
『ORAS』劇中でデボンコーポレーションが企てた、人工的に作り出したメガシンカのエネルギーでワープホールを作り出す、通信ケーブルと名付けられたデバイスをもって、地球目掛けて接近してくる直径10キロメートルの巨大隕石を異空間にワープさせる計画に反論した際の台詞で、ヒガナはメガシンカのない(=巨大隕石を打破する手段のない)世界に隕石が転送される可能性を危惧したのである。
(同名の実在の機械は、『ルビー・サファイア』時代、異なるソフト同士で対戦やポケモンの交換を行う際に用いられていた──異なる世界との交信)
→起源と歴史
カロス地方を舞台とした『X・Y』と、メガシンカのあるホウエン地方を舞台とした『ORAS』において、それぞれ異なる起源が語られている。
『X・Y』では、プラターヌ博士が、メガストーンは最終兵器のパワーを浴びた石であると述べており、彼の仮説が正しければ、メガシンカが登場したのは3000年前以降ということになる(彼がキーストーンと関連付けているヒャッコクシティの日時計も、3000年の昔より聳えるとある)。
また、マスタータワーにてルカリオを連れたトレーナーが2つの石を見つけ、メガシンカを行った伝承が残されており、これが世界で初めてのメガシンカだと言われている(何年前かは不明)。
一方の『ORAS』では、「メガシンカが存在しない世界」=「最終兵器が作られなかった世界」とするヒガナの発言があり、メガシンカの原点に3000年前の最終兵器が存在することは変わらないようだが、ルカリオではなくレックウザがメガシンカの始祖ということになっている──1000年前、人々の祈りに応じてキーストーンとなった隕石に、レックウザが共鳴した。
カロス地方とホウエン地方、マスタータワーと流星の民の間でそれぞれ異なる説が伝わっているということだろうか(メガストーンと用いたメガシンカとそうでないメガシンカという違いもある)。
→使用できるポケモン
メガシンカが可能なポケモンは、そのポケモンに対応したメガストーンのあるポケモン──これ以上進化しないポケモンの内、特定のポケモンのみである。
また、トレーナーが持つキーストーンが必要であることから、原則としてメガシンカを行えるのはトレーナーのポケモンのみで、原則として野生のポケモンは行えない(伝承におけるレックウザのような例外はあるが)。
専用のメガストーンがカロス地方で見つかっているポケモンは以下の通り(括弧内はメガストーン名)。
・フシギバナ(フシギバナイト)
・リザードン(リザードナイトX、リザードナイトY)
・カメックス(カメックスナイト)
・フーディン(フーディナイト)
・ゲンガー(ゲンガナイト)
・ガルーラ(ガルーラナイト)
・カイロス(カイロスナイト)
・ギャラドス(ギャラドスナイト)
・プテラ(プテラナイト)
・ミュウツー(ミュウツナイトX、ミュウツナイトY)
・デンリュウ(デンリュウナイト)
・ハッサム(ハッサムナイト)
・ヘラクロス(ヘラクロスナイト)
・ヘルガー(ヘルガナイト)
・バンギラス(バンギラスナイト)
・バシャーモ(バシャーモナイト)
・サーナイト(サーナイトナイト)
・クチート(クチートナイト)
・ボスゴドラ(ボスゴドラナイト)
・チャーレム(チャーレムナイト)
・ライボルト(ライボルトナイト)
・ジュペッタ(ジュペッタナイト)
・アブソル(アブソルナイト)
・ガブリアス(ガブリアスナイト)
・ルカリオ(ルカリオナイト)
・ユキノオー(ユキノオナイト)
ホウエン地方では、これらに加えて以下のポケモンのメガストーンが見つかっている。
・スピアー(スピアナイト)
・ピジョット(ピジョットナイト)
・ヤドラン(ヤドランナイト)
・ハガネール(ハガネールナイト)
・ジュカイン(ジュカインナイト)
・ラグラージ(ラグラージナイト)
・ヤミラミ(ヤミラミナイト)
・サメハダー(サメハダナイト)
・バグーダ(バグーダナイト)
・チルタリス(チルタリスナイト)
・オニゴーリ(オニゴーリナイト)
・ボーマンダ(ボーマンダナイト)
・メタグロス(メタグロスナイト)
・ラティアス(ラティアスナイト)
・ラティオス(ラティオスナイト)
・ミミロップ(ミミロップナイト)
・エルレイド(エルレイドナイト)
・タブンネ(タブンネナイト)
・ディアンシー(ディアンシナイト)
これらにレックウザを加えた全46種ものポケモンがメガシンカを行える。
→使用するトレーナー
当然、キーストーンとメガストーン、メガストーンに対応するポケモンを所持しているトレーナーが、メガシンカを行使できる。
『X・Y』におけるカロス地方でメガシンカを行使するトレーナーは、以下の通り(括弧内はメガシンカをさせるポケモンと、キーストーンの装着法&入手経緯)。
・主人公(任意:メガリング、コルニより授かる)
・セレナ/カルム(アブソル:メガリング)
・コルニ(ルカリオ:メガグローブ)
・フラダリ(ギャラドス:メガリング)
・カルネ(サーナイト:メガチャーム)
キーストーンは貴重という設定もあってか、この時点では人数は控えめである。
『ORAS』におけるホウエン地方でメガシンカを行使するトレーナーは、以下の通り。
・主人公(任意:メガバングル、ダイゴより授かる)
・ハルカ/ユウキ(「最初の3匹」の1匹:メガバングル)
・ミツル(エルレイド:メガペンダント)
・マツブサ(バグーダ:メガメガネ)
・カガリ(バクーダ:メガリング)
・アオギリ(サメハダー:メガイカリ)
・ウシオ(サメハダー:メガリング、流星の滝で自力発掘)
・カゲツ(アブソル:キーストーン、ダイゴより授かる)
・フヨウ(ヤミラミ:キーストーン、ダイゴより授かる)
・プリム(オニゴーリ:キーストーン、ダイゴより授かる)
・ゲンジ(ボーマンダ:キーストーン、ダイゴより授かる)
・ダイゴ(メタグロス:メガラペルピン)
・ヒガナ(ボーマンダ:メガアンクレット)
・ルチア(チルタリス:名称は不明だがヘアピンに装着している)
その他、劇中にて登場・戦闘しないが、ダイゴが言及した黒いメガリザードン(メガリザードンX)使いの男や、ミミロップナイトを所持していた元キンセツヒルズ在住の男などもいる。
『サンムーン』『USUM』におけるアローラ地方(バトルツリー除く)でメガシンカを行使するトレーナーは以下の通り(装着法についてだが、こちら以降、作中のテキストは全て「キーストーン」で統一される)。
・主人公(任意、デクシオより授かる)
・デクシオ(フーディン)
・フラダリ(ギャラドス)
・サカキ(ミュウツー)
※デクシオは後述のジーナと共にカロス地方出身のトレーナーで、フラダリとサカキはウルトラホールを通じて平行世界からアローラへ現れた。
アローラ地方のバトル施設・バトルツリーでメガシンカを行使するトレーナーは以下の通り。
・デクシオ(フーディン、ヤドラン)
・ジーナ(ユキノオー)
・カキ(ガルーラ)
・マオ(ジュカイン)
・プルメリ(ゲンガー)
・グズマ(カイロス)
・レッド(フシギバナ、リザードン、カメックス)
・グリーン(ピジョット、フーディン、あギャラドス、プテラ、バンギラス)
・ミツル(チルタリス、ガブリアス、エルレイド)
・リラ(フーディン、ルカリオ、ラティオス)
・シロナ(ガブリアス、ルカリオ)
・ギーマ(バンギラス、アブソル、サメハダー、ヘルガー)
・アクロマ(メタグロス)
・一部のモブトレーナー
カントー、ホウエン、シンオウ、イッシュ地方出身のトレーナーも存在する。彼らはどのような経緯でキーストーンを入手したのだろうか⋯⋯(ジーナとデクシオがあちこちで配ってるとか?)。
バトルエージェントのサカキ(ガルーラ、ギャラドス)やモブトレーナーもメガシンカを行使するが、本人ではなくホログラムなので割愛。
『ピカブイ』におけるカントー地方でメガシンカを行使するトレーナーは以下の通り。
・主人公(任意、グリーンより授かる)
・シン(ピジョット、グリーンより授かる)
・ワタル(リザードン)
・レッド(フシギバナ)
・グリーン(リザードン)
・ブルー(カメックス)
(『X・Y』ではグリーンがカロス地方に留学していたという話を聞くことができる。キーストーンはそこで入手したのだろうか⋯⋯?)
→備考
書き殴り欄。
ポケモンシリーズにおける絆は、世代を重ねるに連れ、より発展された形で表現されている。
第二世代『金・銀』では全てのポケモンに「なつき度」というパラメータが導入され、第三世代『ルビー・サファイア』では称号や愛情の証としてトレーナーがポケモンに付ける「リボン」が登場した。第四世代『ダイヤモンド・パール・プラチナ』そして『ハートゴールド・ソウルシルバー』では「連れ歩き」システムが発展した。第五世代『ブラック・ホワイト』では「人がポケモンをボールで縛り、戦わせること」の是非が物語を通じて問いかけられ、第六世代『X・Y』では「なかよし度」というパラメータの導入と共に、ポケモンとたわむれて遊ぶ新機能「ポケパルレ」が実装された。第七世代『サン・ムーン』では、主人公が「最初の3匹」を選ぶ際に、トレーナーの選択の後、選ばれたポケモンが、トレーナーを選ぶかどうかを決めるシーン──ポケモンの自由意志の尊重──が描かれた。そして最新第八世代『ソード・シールド』では、トレーナーとポケモンのやりとりのみならず、手持ちのポケモン同士の交流が見られる「ポケモンキャンプ」が存在する。
初代『赤・緑』では「採集し、戦わせる」ためのモンスターとしての要素が大きかったのが、時代の進歩と共に「人と対等に近いパートナー」としての側面が主流となっていった、と言えるだろうか。少なくともサファリゾーンのポケモンに石を投げたりするのは、今ではご法度だろう。ポケモンを戦わせているとは言え。
そのような流れの中でのメガシンカ──絆の力で強くなり、しかし強さの代償でポケモンが苦しむ──なのだが、個人的には図鑑説明が追加される以前の第六世代の時点でネガティブな裏設定が存在したんじゃないかと思う。
同時に実装されたなかよし度との関係もそうだし、元々凶暴なポケモンがメガシンカポケモンの多くを占めているし(単に強いポケモンとも言えそうだが)、それにパワーの根源が最終兵器に由来すると来れば、暗黒の香りがしなくもない。
『サン・ムーン』『USUM』の図鑑説明は、『ORAS』でポケモンの生体エネルギーの功罪(人とポケモンの暮らしの発展/ポケモンの犠牲)を描いていた、その延長にあるものなんじゃないかと思う。もっとも、大々的に絆を謳っておきながら、後にそれとは相反するような、ポケモンの苦しみを述べたテキストを追加公開すれば、ユーザーの怒りを買うのもやむなしではある。
絆の力と言いながら、全てのポケモンがメガシンカを行えない点も気になるが(トレーナーはどんなポケモンとも絆を結べるはずなのに)、そこはフラダリさんの言うところの、「選ばれし者と選ばれざる者」(『X・Y』の物語のテーマでもある)ということなのだろう。メガシンカを行使できるトレーナーが限られるように──と言っても『ORAS』以降、キーストーンが貴重という設定どこ行ったと言いたくなるくらい、メガシンカの使い手が続出するのだが。『X・Y』の時点で、主人公に敗れたライバルがエンディング後にいつの間にかメガリングを手にしていたりもする──どのような経緯で手にしたのだろう?
そもそも、継承の場面で主人公が初めてメガリングを持ってメガシンカをするのがこれまで一度も共に戦ったことのないコルニのルカリオ(コルニは2匹のルカリオを持っており、継承後譲られる)である時点で絆とは何なのかってなるけど、当のコルニはそのルカリオに自分よりも主人公との絆の方が強いなどと発言していて、もしかするとここで言う絆とは同じ時を過ごして育んだり培ったりするものというより一目惚れ的なものを意味しているのかもしれない。だとすればなつき度もなかよし度も無関係なのは納得できる。悲しいことに。
話は変わって、先述したゼルネアスとイベルタルは3000年前の最終兵器に関わっていたかどうか問題。
プラターヌ博士が、メガストーンの正体は最終兵器の光=ゼルネアス(イベルタル)のパワーを浴びた進化石等と仮説を立てているわけだが、劇中の3000年前のムービーに2匹は登場しておらず、当事者であるAZも彼らについて一切触れていない。
一応ヒャッコクシティ民家でおじいさんからは、ゼルイベが3000年前の戦争に姿を現していたとする説を聞くことができるが⋯⋯?
フレア団が最終兵器にゼルイベを使おうとしたからAZも使ったんだろうとは考えられるが、AZが最終兵器を放ったのは戦争を終結させるためで、フレア団が最終兵器を復活させたのはフレア団以外の者を滅ぼすためと、国家規模と世界規模とで後者の方が破壊力を必要とする分、より強大な力を持つ伝説のポケモンを追加したとも取れる。
最終兵器の「永遠の命を与える」性質と「大量の命を奪う」性質は、それぞれゼルネアスとイベルタルを体現していると言うことができる。フラエッテが不死になったのは、「永遠の命を与える」ゼルネアスのパワーとするのが妥当なんじゃないかとも思うけれど、だとすると『Y』版は⋯⋯?
多くのポケモンから集めた生体エネルギーは、他の生物からエネルギーを奪うイベルタルが保有するエネルギーに等しく、更には他の生物にエネルギーを与えるゼルネアスのエネルギーにも等しいということなのか。それなら「最終兵器の光(ゼルイベのパワー)+ほのおのいし等の特殊な石=メガストーン」というプラターヌの仮説であるが、これを「ポケモンの生体エネルギー+特殊な石=メガストーン」とすることができるだろうか。それなら戦争当事国(当事地方?)ではなく、ゼルイベもいないホウエン地方にメガストーンが存在する理由に理屈がつく。特殊な石は隕石で代替できる?(ほのおのいし等自体が隕石である可能性も⋯⋯?) メガシンカのある世界とは最終兵器が作られた世界で、更に言い換えれば生体エネルギーのメカニズムが解明された世界であるということか。
話を戻すが、そもそもプラターヌ博士がメガシンカとゼルイベを結びつけたのは、カロス地方チャンピオン・カルネとの会話──なぜカロスでのみメガシンカの実例があるのかという疑問に、カルネがカロスのみに存在する伝説のポケモンを例に挙げたことに由来している。
この疑問は、ホウエン地方にメガシンカが存在している時点で破綻している。更に言えばプラターヌ博士がホウエン地方を知らないという可能性は、『ORAS』にてソライシ博士が数年前、メガシンカを研究しているカロス地方の友人と流星の滝を調査したことがあり、今でも情報を共有していると述べていることで潰えている。恩を仇にしたのか、プラターヌよ⋯⋯(時系列は『ORAS』→『X・Y』)。メガシンカが盛んなホウエン地方でろくでもない事例(例の図鑑説明のような)が頻発したために、主人公達には意図的に情報を伏せている⋯⋯というのが個人的な解釈(それで、正しくポケモンと絆を結べるトレーナーのみに貴重ということにしているキーストーンを配るようになった)。
てか、ホウエン地方にメガストーンが散らばっている時点で、メガストーンは最終兵器やゼルイベとは無関係なんじゃないか。カロスの戦争相手がホウエンだったならそれで説明がつくけど、ホウエンのツワブキ社長が「遠い地方で戦争があった」と述べているのでその線はない(地理的には、カロス-ホウエン間で3つの海が存在するようである。カロスからホウエンまで泳いでくる海パン野郎もいるようだが⋯⋯)。あるいは過去にAZあたりがメガストーンをばら撒いたか。AZは過去にホウエンに来て、メガレックウザを目撃したりルネシティに巨木を寄贈したりしている。
ところで、その巨木の隣に咲いている花(『ORAS』のゲンシカイキ騒動の後──めざめのほこらのエネルギーが世界に向けて放出されて以降、咲くようになる)は、AZのフラエッテの花に、更にはイベルタルに、そして色は違うが最終兵器にも似ているような⋯⋯?
(『オメガルビー・アルファサファイア』)
(『ポケモンジェネレーションズ』エピソード18
https://youtu.be/BCwF6mWerjg)
(https://www.pokemon.co.jp/ex/xy/pokemon/legend/02.html)
(『X・Y』)
AZのフラエッテは通常とは異なる色であると共に異なる花を持っているが、劇中のムービーでは、最終兵器で生き返る前から同じ花を持っていたことが判る。
──結局、3000年前の最終兵器にゼルイベが使用されたかはわからないままだけど、何らかの形で関与しているような印象を受ける。
後気になるのは、メガストーンと、ゲンシカイキの項で述べる自然のエネルギーとの関連性だろうか。『ORAS』では、シナリオでゲンシグラードン(ゲンシカイオーガ)を撃破した後に初めて見つかるメガストーンがそこそこの数存在するのだけど、主人公にサーナイトナイトをくれる人物が、「少し前に空からキラキラした光が降ってきたときに見つけた」と述べており、目覚めのほこらから降り注いだ自然のエネルギーが何らかのものに作用してメガストーンを生み出した可能性が考えられる。
ゲンシカイキ
(『オメガルビー・アルファサファイア』)
※登場作品⋯⋯『オメガルビー・アルファサファイア』『サン・ムーン』『ウルトラサン・ウルトラムーン』。
→概要
(『オメガルビー・アルファサファイア』)
超古代ポケモン・グラードンとカイオーガのみが行える、真の力の覚醒。
超古代に失われし大いなる進化の可能性と言われ、ゲンシカイキを行うことで、2匹は現代において、本来の姿と力を取り戻す。
同じくポケモンに大幅なパワーアップをもたらすメガシンカとは、用いられるエネルギーが大きく異なるとされている。メガシンカは生体エネルギーを必要とするのに対し、ゲンシカイキに必要なのは自然のエネルギーである。
劇中において、グラードンはべにいろのたま、カイオーガはあいいろのたまをそれぞれ与えられることで、両者はゲンシカイキの力を得る。
→詳細・関連語句
・自然のエネルギー
グラードンとカイオーガがゲンシカイキをするために必要なエネルギーにして、2匹が本能的に求め体内に取り込んでいるエネルギー。
大地の奥底、星のコアなどに存在しているようである──数千年前は、ホウエン地方の地上に満ち溢れていた。現代のホウエンでは、ルネシティのめざめのほこらの最下層において、グラードンとカイオーガがゲンシカイキできるだけのエネルギーが溜め込まれている(いた)。
グラードンとカイオーガのみならず、多くのポケモンに影響し得るエネルギーであり、ホウエン地方において、自然のエネルギーの増減に応じて、生息するポケモンの種類も増減している。
・べにいろのたま、あいいろのたま
(『ウルトラサン・ウルトラムーン』)
ホウエン地方の神話に登場する2つの宝珠。
『ORAS』において、べにいろのたまには、グラードンを目覚めさせると共に、ゲンシカイキさせるためのエネルギーが秘められており、更にはカイオーガの力を治めることができる。
あいいろのたまには、カイオーガを目覚めさせると共に、ゲンシカイキさせるためのエネルギーが秘められており、更にはグラードンの力を治めることができる。
ホウエン地方の神話では、激しい争いを繰り返していた2匹を鎮めた力のひとつとして伝わっている。
同地方のおくりび山に共に祀られており、2つの珠が離れ離れになると、よくないことが起こると言われている。
・隕石
ある 条件を 満たすと
いんせきの 特性は 変化する
たとえば メガストーンへと⋯⋯
たとえば キーストーンへと⋯⋯
⋯⋯そして
ここ えんとつやま ならば⋯⋯
(『オメガルビー』)
『OR』ではマグマ団が、『AS』ではアクア団が、ソライシ博士が流星の滝で発掘した隕石を奪おうとしたが、その理由は共に、隕石をえんとつ山のエネルギー──星のコアに眠るエネルギーと融合させることで、超古代ポケモンを目覚めさせ、制御するアイテムへと変化させるためである──両組織は、隕石を用いて、人工的にべにいろのたま/あいいろのたまを造る実験を企てていた。
最終的には主人公に妨害を受けたのと、おくりび山に祀られているべにいろのたま/あいいろのたまの存在を嗅ぎつけたことにより、両組織は撤退した。
・えんとつ山
(『オメガルビー・アルファサファイア』)
ホウエン地方に存在する、高さ1500メートルを超える火山。大昔の火山噴火によってできたデコボコ山道を過ぎた先にあり、ロープーウェイによって頂上まで登ることができる。
先述の通り、莫大な自然のエネルギーが存在しているようである。
・おくりび山
(『オメガルビー・アルファサファイア』)
ホウエン地方に高く聳える霊験あらたかな山。
ポケモンの魂が眠る場所とも、ポケモンの魂を安らがせ、慰める場所とも言われている。
内外部には多くの人やポケモンの墓が並んでいる。そして山頂にはべにいろのたまとあいいろのたまが共に祀られており、ゲンシグラードンとゲンシカイオーガを描いた壁画も存在する。
・めざめのほこら
(『アルファサファイア』)
ルネシティ中央に存在する洞窟。おくりび山で鎮められた魂が蘇る場所と言われており、すべての始まりはめざめのほこら、すべての終わりはおくりび山という言葉がある。
海底洞窟でグラードン/カイオーガが目覚めた際、ほこらの最下層・中心部に溜まる自然のエネルギー──エネルギーの影響で周囲にはマグマ/水流が渦巻く──によって、灼熱の日照り/激しい雷雨が発生した。
グラードン/カイオーガは、そのエネルギーを求めてほこらを目指し、ゲンシカイキを遂げた。
主人公が捕獲もしくは撃破した後には、自然のエネルギーと思しき緑色のエネルギーが太陽/雨雲を吹き払い、世界へ向けて降り注ぐ様子が見られた。
・海底洞窟
(『オメガルビー・アルファサファイア』)
ホウエン地方・128番水道の深海に存在する洞窟。
タウンマップの説明では、超古代の時代にポケモンがすみかにしていたといわれる洞窟とあり、劇中ではカイナシティの海の科学博物館館長・クスノキが、大昔に絶滅したとされる超古代ポケモンの住処を見つけたと述べている。
彼が述べた通り、その最奥には、『OR』ではグラードンがマグマの中、『AS』ではカイオーガが海の中で静かに眠っていた(もう片方の所在は不明)。
その入り口は、ある伝説のポケモンの力によって封印が施されていたが、マグマ団(アクア団)が、カロス地方の最終兵器の技術を転用したドリル兵器をもって突破した。その際、激震、轟音と共に緑色の光の柱が海上から空に向けて打ち出された。
・グラードン、カイオーガ
(https://japanese.engadget.com/pokemon-go-raid-groundon-kyogre-mega-ampharos-073022050.html?)
『ルビー・サファイア』『オメガルビー・アルファサファイア』のパッケージを飾る、伝説の超古代ポケモン。
『ルビー』『オメガルビー』に登場するグラードンは、大地を生み出し広げるとして、『サファイア』『アルファサファイア』に登場するカイオーガは、海を生み出し広げるとして、それぞれ神話で語られている。
『ORAS』では、数千年前、地上に満ち溢れる自然のエネルギーによってゲンシカイキの姿をした2匹が、更なるエネルギーを求め争いを繰り広げていた。
ゲンシカイキした両者の力は世界中に及んでいたとされており、世界のバランスを崩壊させ、全ての生物、自然を死に追いやるほどと言われている。
しかし、流星の民の伝承によると、2000年前に空から舞い降りた第3の超古代ポケモン・レックウザによって鎮められ──その1000年後、隕石の直撃によって自然のエネルギーが溢れ出したことで目覚め、再び争いを繰り返したが(公式サイトに記載された伝承では、20の朝と夜の間争い続け、世界はあるべき姿を失い、揺らぎ始めたとある)、今度はメガシンカを果たしたレックウザによって力を奪われ、大地と海の彼方へと追いやられた。
この出来事を観測したAZは、以下のように述べている。
『世の 揺らぎより 生まれし もの
即ち Δ(デルタ)
人の 祈りと 石の 絆にて
世界に 生まれし 揺らぎを
平らかに する』
(『オメガルビー・アルファサファイア』)
(世の揺らぎ=最終兵器、Δ=メガレックウザ、人の祈りと石の絆=メガシンカの発生要因、世界に生まれし揺らぎ=ゲンシカイキまたはそれによる自然災害?)
その後は海底洞窟で長らく眠っていた。
→起源と歴史
起源は不明だが、数千年前──流星の民の伝承によると2000年前には、グラードンとカイオーガがゲンシカイキの姿で争っていた。しかし、両者は1000年前にメガレックウザに力を奪われ、ゲンシカイキは失われし進化の可能性となってしまった。マツブサ/アオギリがべにいろのたま/あいいろのたまを使って再び目覚めさせるまでは。
(そもそもグラードンとカイオーガは何年前から存在していたのか──数億年生き続けていると考えられているレックウザと同等の時を生きながらえているのか)
ちなみに、ダイゴやヒガナの発言によると、『ORAS』における「原始」「ゲンシ」とは、数千年前のことを指すようである(と言っても人間が繁栄する前、有史以前からゲンシグラードンやゲンシカイオーガが存在していた可能性は否定できないが。⋯⋯数千年前って言うほど原始か?)
(『オメガルビー・アルファサファイア』)
→使用できるポケモン
先述の通り、グラードンとカイオーガのみである。
→使用するトレーナー
自然のエネルギーによって発生するゲンシカイキは、トレーナーを必要としない。
しかし、グラードンはべにいろのたま、カイオーガはあいいろのたまを持たせることで、ゲンシカイキを行わせることは可能である。
マツブサ、アオギリはそれぞれのたまをもってグラードン/カイオーガをゲンシカイキさせようとしたが、2匹をパートナーにして、真の意味で制御を可能としたのは、『ORAS』『サン・ムーン』『USUM』の主人公のみである。
(『USUM』では、レインボーロケット団として異世界から現れたマツブサとアオギリがグラードン/カイオーガをボールから繰り出してくるが、ゲンシカイキは行わない)
→備考
べにいろのたまとあいいろのたまは、『ルビー・サファイア・エメラルド』(オリジナル、ゲンシカイキは登場しない)と『ORAS』(リメイク)において、役割が逆転している。
前者のソフトでは、べにいろのたまはカイオーガを目覚めさせ、制御するためのアイテムとして(もっとも、『ルビー』『エメラルド』において同珠を所持したアクア団リーダー・アオギリは、カイオーガを目覚めさせたものの、制御には失敗した)──そしてグラードンを鎮めるアイテムとして登場した(『ルビー』において主人公が所持し鎮めた)。
そしてあいいろのたまはグラードンを目覚めさせ、制御するためのアイテムとして(もっとも、『サファイア』『エメラルド』において同珠を所持したマグマ団リーダー・マツブサは以下略)──そしてカイオーガを鎮めるアイテムとして登場した(『サファイア』において主人公が以下略)。
なお、『ルビー・サファイア・エメラルド』において目覚めさせられたグラードンとカイオーガは、『ORAS』において目覚めさせられゲンシカイキを果たしたグラードンとカイオーガと異なり、自らの力を制御できていない様子であった(劇中のテキスト参照)。
ちなみに、『ハートゴールド・ソウルシルバー』においても両種の珠はグラードン、カイオーガと共に登場するのだが、そちらではグラードンはべにいろのたまに反応して姿を現し、カイオーガはあいいろのたまに反応して姿を現す(ややこしいな⋯⋯)。同作では更にもえぎいろのたまというレックウザに由来するアイテムも登場する(他のシリーズには登場しない)。
他には、流星の滝の隕石やルネシティの成り立ちにおいてもオリジナルとリメイクで設定の違いがある。
流星の滝の隕石は、『ORAS』ではマグマ団/アクア団が、えんとつ山のエネルギーと融合させて、超古代ポケモンを目覚めさせる擬似べにいろのたま/あいいろのたまを造るために奪おうとしたのに対し、原初の設定──『ルビー』ではマグマ団がえんとつ山の火山活動を促進するために、『サファイア』ではアクア団がえんとつ山の火山活動を休止させるために、『エメラルド』ではマグマ団がえんとつ山の火山活動を促進し、火口奥深くに眠るグラードンを目覚めさせるために、それぞれ略奪を目論んだ(『エメラルド』では、グラードンは海底洞窟ではなくえんとつ山で眠っている──2匹共に登場する都合で、だろうか)。
ルネシティは、『ORAS』では巨大隕石が落下して生まれたクレーターに雨が溜まってできたと語られているが、原初の設定──『ルビー・サファイア・エメラルド』では、海底火山が噴火して海の上まで盛り上がり、噴火口に雨が溜まってできたと語られている。
オリジナルとリメイク間で設定が異なるのは、メガシンカ、ゲンシカイキという追加要素をストーリーに組み込むための改変によるものであろう。
ゲンシカイキにまつわる疑問点としては、まず、ヒガナの言うメガシンカのない世界には、ゲンシカイキも存在しないのか、というもの。
メガシンカのない世界が『ルビー・サファイア・エメラルド』の世界を指しているならば、同様にゲンシカイキが存在しないと捉えるのが自然ではある(存在しない派)──人類に見つかっていないだけという可能性もあるが(存在する派)。
一方で、最終兵器が作られたことがメガシンカの起源とされているが、自然のエネルギーを用いるゲンシカイキには関係ないはずである(存在する派)──本当に関係ないのだろうか? めざめのほこらのエネルギーが放出された後にホウエン各地で新たにメガストーンが見つかったり、ルネの巨木の隣に最終兵器に似た花が咲いたりしているが⋯⋯?(存在しない派)
公式サイトでの(ゲンシグラードンとゲンシカイオーガの争いで)世界はあるべき姿を失い、揺らぎ始めたという記述や、AZの世界に生まれし揺らぎという発言を受け取るならば、ゲンシカイキはメガシンカ同様、本来存在し得ない力であるように思えるが⋯⋯(存在しない派)。
次に、自然のエネルギーが満ち溢れていた原始の時代において、ゲンシカイキはグラードンとカイオーガにとってデフォルトの形態だったのか、それともメガシンカ同様後天的(一時的)なパワーアップ形態なのか、というもの。
言い換えると、ゲンシカイキでない姿は力を奪われて弱体化して始めてなった姿なのか、それとも元々の形態なのか。
自然のエネルギーに よって ゲンシカイキし 本来の 姿を 取り戻す。その力は 嵐を 呼び寄せ 海を 広げる。
(カイオーガ 『オメガルビー』)
自然のエネルギーに よって ゲンシカイキし 本来の 姿を 取り戻す。その力は マグマを 生み出し 大地を 広げる。
(グラードン 『アルファサファイア』)
上述の図鑑説明と、ゲンシカイキという字面的には前者が正解っぽく取れるけれど、劇中テキストには「エネルギーを吸収することで姿を変化させた」(過去形)といったものがあるので、微妙なところ。
(『アルファサファイア』)
最後に、かつてホウエン地方に満ち溢れていた、ゲンシカイキに必要な自然のエネルギーが減少した理由は何なのか。
グラードンとカイオーガが取り込みまくったからか、二度と2匹が大災害を起こさないようにレックウザが失わせたのか、人間が反映し、自然を開発したことで失われたのか。
減少したのではなく、全てめざめのほこらに閉じ込められた(あるいはべにいろのたま/あいいろのたまに吸収された)のかもしれないが。
ついでに、プテラのメガシンカとゲンシカイキの関係も気になる。
身体の 一部が 石に なった。 この姿が 真の プテラであると 主張する 学者も いる。
(メガプテラ 『サン』)
メガシンカに より 失われていた 遺伝子が よみがえり 全身を 覆う 鋭い 岩が 復活。
(メガプテラ 『ウルトラムーン』)
本来の姿を取り戻しているとなると、殆どゲンシカイキであるように思えてくる⋯⋯。また、他の図鑑説明には過剰なパワーに苦しんでいるとあるが⋯⋯?(無理矢理本来の姿に近付けようとしていることによる苦しみ? ──ゲンシグラードンとゲンシカイオーガに苦しんでいるという設定や描写は見当たらないが)
Zワザ
(https://www.pokemon.co.jp/ex/usum/gamesystem/170922_02.html)
※登場作品⋯⋯『サン・ムーン』『USUM』
→概要
(https://www.gamer.ne.jp/news/201701250016/)
「ときはなつZのひかり」
トレーナーの 気力 体力を
ポケモンに 送りこみ 互いの
すべてを 放ち 技とする。
それゆえ ゼンリョクの Zという。
(『サン・ムーン』)
アローラ地方で見られる、トレーナーとポケモンが力を合わせて繰り出す強力な技。一回のバトルで一度だけ使用することができる。
発動条件は、トレーナーがZリングまたはZパワーリングに放ちたいワザのタイプに対応したZクリスタルをはめ込み、それと同種のZクリスタルをポケモンが持つことである──2つのアイテムを通じてトレーナーとポケモンの思いが重なり、共鳴することである。その際、トレーナーが技のタイプに応じたポーズを行うことで、ポケモンにZパワーが送り込まれる。
→詳細・関連語句
・Zパワー
(https://www.pokemon.co.jp/ex/sun_moon/fight/160801_01.html)
Z(パワー)リングやZクリスタルなどから放出される、ポケモンの技をZワザに変換する不思議な力、オーラのこと。
アローラ地方を構成する4つの島のひとつであるメレメレ島のしまキング・ハラはポケモンの秘めた力と称しており、公式サイトでは自然の力と記載されている。
Z(パワー)リングを起動することでトレーナーが身に纏い、トレーナーのポーズによってその力がポケモンにも満ち溢れる。アローラ地方の技の研究家であるククイ博士によると、トレーナーの気力体力をポケモンに送り込むZパワーはくたびれるとのことで、故に一回の勝負で一度使うのが精一杯であるという。
全18タイプの技を強めることができ、例えばくさタイプなら草花の力を借りてブルームシャインエクストラを放つことが可能となり、いわタイプなら大きな岩山を呼び出してワールズエンドフォールを放つことが可能となり、ゴーストタイプなら強い怨念を呼び寄せむげんあんやへのいざない(無限暗夜への誘い)を放つことが可能となる。
・Zクリスタル
(https://www.pokemon.co.jp/ex/sun_moon/fight/160801_01.html)
特定の(タイプの)技をZワザへとグレードアップさせるZパワーの結晶を作り出す結晶。
トレーナーがZ(パワー)リングに嵌めたZクリスタルと、同じZクリスタルをポケモンに持たせることで、効果を発揮する。なお、ポケモンに持たせるとき、Zクリスタルを使用することになるが、クリスタル自体は何度使用してもなくならない。
クリスタルは「ノーマルZ」「デンキZ」など、全18タイプを完備しているほか、「アロライZ」「カプZ」など、特定のポケモンの特定の技のみに作用するものも存在する。
『サン・ムーン』『USUM』において、主人公が入手するZクリスタルの多くは、アローラ地方の少年少女のための慣習である島巡り・試練の過程で、キャプテン(試練の案内役を務める少年少女)やしまキング・しまクイーンなどから授けられたものとなる。残りは、他の人間から貰ったり、ダンジョンの台座に置かれていたり、特定のポケモンに対応するZクリスタルなら、そのポケモン自身が持っていることもある。
・かがやくいし、Zリング(Zパワーリング)
(『サン・ムーン』)
(https://www.pokemon.co.jp/ex/sun_moon/fight/160801_01.html)
(https://www.pokemon.co.jp/ex/usum/gamesystem/170922_01.html)
Z(パワー)リングはZパワーを引き出す──トレーナーの気力・体力を光と変えてポケモンにオーラを纏わせる不思議な腕輪であり、かがやくいしはそんなZ(パワー)リングの原料となる石である。
主人公はメレメレ島の守り神であるカプ・コケコより石を授かり、ハラによって加工されたものを再度受け取る(彼によると、かがやくいしを加工するのは彼らしまキング達の仕事であるらしい)。
『サン・ムーン』における腕輪はすべてZリングと表記され、『USUM』における腕輪はすべてZパワーリングと表記される。
公式サイトによると、ZパワーリングはZリングよりも更に多くの種類のZワザを使いこなせるとある(『USUM』では、『サン・ムーン』には存在しなかったZクリスタルが新たに登場する)。その他の違いは不明(色の違いはあるが、『サン・ムーン』においても、ウラウラ島のしまキング・クチナシに譲られたトレーナーの所持するZリングは、『USUM』主人公同様黒色である)。
・カプ・コケコ、カプ・テテフ、カプ・ブルル、カプ・レヒレ
(https://www.pokemon.co.jp/ex/sun_moon/world/161027_01.html)
アローラ地方に存在する4つの自然島をそれぞれ鎮守している、守り神と呼ばれるポケモン。
カプ・コケコは雷を操る好奇心旺盛なメレメレ島の守り神。
カプ・テテフは鱗粉を振り撒く無邪気で残酷なアーカラ島の守り神。
カプ・ブルルは草木を操る物臭なウラウラ島の守り神。
カプ・レヒレは水を操る気怠そうなポニ島の守り神。
マリエシティ図書館の文献によると、カプ達はかがやくいしを託すことで、自身の島の首長であるしまキングあるいはしまクイーンを任命する。
かつては島ごとの王たちの争いの旗頭にもなったが、Zパワーを使った戦いで島が荒れたため、人々の争いに手を貸さなくなったといった経緯があったようである。
また、激しい勝負を繰り広げ、引き分けあった伝説のポケモンに、未知なる力を与えられたとの記述も存在する。
カプ4匹のみに対応するZクリスタル・カプZは、彼らの専用技・しぜんのいかりを、ガーディアン・デ・アローラといった、地面から現れた巨大な化身で相手を攻撃するZワザに変える。
同クリスタルは、『サン・ムーン』ではカプ・コケコと戦闘を終えた主人公の目の前に落下してくる。『USUM』では、4匹の内主人公と最初に戦ったいずれかが、その場に落としている。
・ぬしポケモン
(アニメポケットモンスターサン&ムーン第51話 『がんばリーリエ!決意の家出!!』)
4つの島に数ある試練の場に生息し、島巡りチャレンジャーと戦う役割を持ったポケモン。個体によっては、試練の案内役であるキャプテンによって鍛えられている。
通常の個体より一回り以上体が大きく、戦闘の際には纏っているオーラにより能力を上昇させる。
ぬしポケモンは、カプのお気に入りの場所を守るポケモンとも言われている。
・カプの村
(https://pokemon.gamepedia.jp/sm/archives/56443)
アローラ地方で太陽と月に最も近い聖地であるラナキラマウンテンの麓にあり、その山を守ろうとカプが姿を見せていた場所とされている。
しかし、現在は名前を残すのみで、荒地と化している。タウンマップでは、かつてカプの怒りを買い破壊されたといわれると説明されている。
南方には島巡りの試練の場のひとつである、メガやす跡地が存在する。
同地はスーパーマーケット・スーパーメガやすの旧店舗が建てられた場所であるが、カプの1匹であるカプ・ブルルの怒りを買い破壊されたと伝えられている。
・ウルトラホール、ウルトラビースト
(アニメポケットモンスターサン&ムーン第50話『ザオボーの逆襲!さらわれたほしぐも!!』)
ウルトラホールは、アローラ地方の空にごくまれに開くとされてきた、未知の世界(ウルトラスペース)と繋がる穴のこと。
そしてウルトラビースト(UB)は、本来ウルトラスペースに生息している、ウルトラホールから現れる未知のポケモン達の総称である。
人を襲う怖いポケモンとして伝承に残っており、過去には守り神達とも激しく争ったとされている。
『サン・ムーン』『USUM』において、野生のウルトラビーストは戦闘時にオーラを纏い、能力を上昇させる。このオーラはビーストブーストと呼ばれ(ビーストブーストは各UBの「とくせい」の名称でもある)、エーテル財団副支部長のビッケによると、このオーラの正体はウルトラホールの内部に満ちるエネルギーであり(アローラに現れたUB達はウルトラホールを通過する間に大量のエネルギーを浴びて体内に蓄積させた)、ぬしポケモンが纏うオーラと同質であるという──ウルトラホールが開くときに、エネルギーは地上に降り注がれ、多くのエネルギーが降り注がれた場所こそが試練の場である。
・ソルガレオ、ルナアーラ
(アニメポケットモンスターサン&ムーン第90話『未来へつなげ!かがやきさまの伝説!!』)
『サン・ムーン』のパッケージを飾る伝説のポケモン。別世界からやって来たと言われるポケモン・コスモッグの最終進化形。
『サン』(と『ウルトラサン』)に登場するソルガレオは、体内に有する莫大なエネルギーによって全身から光を発し、闇夜を真昼のように照らす太陽の使者、太陽を喰らいし獣と呼ばれていたポケモンである。『ムーン』(と『ウルトラムーン』)に登場するルナアーラは、周囲から光を吸収し真昼を闇夜のように翳らせると共に、吸収した光をエネルギーに変えてその身を輝かせる、月の使者、月を誘いし獣と呼ばれていたポケモンである。
『サン』『ウルトラサン』ではソルガレオの、『ムーン』『ウルトラムーン』ではルナアーラの伝承が、それぞれ多く残されている。
マリエシティ図書館の文献によると、ソルガレオ(ルナアーラ)は王朝時代の太古のアローラにおいて、何もない空に突如開いた穴から現れ、持てるすべての力を放つことで島の守り神を従えた。
共通してウルトラホールを開く力を持ち、それぞれライジングフェーズ(ソルガレオ)、フルムーンフェーズ(ルナアーラ)と称される強大な力を解放した姿によってホール内を移動することができる──数千光年先のウルトラスペースまで。
『USUM』においてのみ、ソルガレオはZクリスタル・ソルガレオZにより自身の技メテオドライブをサンシャインスマッシャーへと変化させ、ルナアーラはルナアーラZにより自身の技シャドーレイをムーンライトブラスターへと変化させるが、この2つのZワザは、ライジングフェーズ/フルムーンフェーズで共にウルトラホールを開き、相手を異空間へ放り込んで攻撃を行っている。
ソルガレオZはソルガレオ及びコスモッグが、ルナアーラZはルナアーラ及びコスモッグが所持していた。
・ネクロズマ
(https://youtu.be/Y60sVMhNnao)
(https://topics.nintendo.co.jp/article/525e8f44-942c-11e7-8cda-063b7ac45a6d)
(https://www.google.co.jp/amp/s/s.inside-games.jp/article/img/2017/12/15/111668/771119.amp.html)
『USUM』のパッケージを飾る伝説のポケモン。
『サン・ムーン』の時点では、地下で眠りについていた、太古に別世界からやってきたと思われるウルトラビーストらしき黒ずんだ生物として、その全貌は謎に包まれていた。
『USUM』では、ウルトラスペースのひとつであるウルトラメガロポリスにおいて、人々からかがやきさまと称される、かつて光り輝いていたポケモンであることが判明する。
(https://www.pokemon.co.jp/ex/usum/story/171005_04.html)
『USUM』のみ登場する、ウルトラメガロポリスからアローラへやってきたウルトラ調査隊によると、その世界はかつてネクロズマによって照らされ、Zワザのような光で溢れていた。
しかし、調査隊達の先祖が、ネクロズマの光をすべてコントロールしようとした結果体の一部が欠け、ネクロズマは暴れ狂い、メガロポリスの光を奪った。以来、ネクロズマは眠りにつきながらも光に飢え、長い年月を苦しみ続ける。
また、ネクロズマはかつて光を求めてアローラ地方に訪れ、ウラウラ島のカプの村にてカプ達と戦ったと述べられている。
アローラ地方においてもネクロズマについての文献が残っており、そちらでは光の略奪者として大空より現れ世界を闇に包み、『ウルトラサン』ではソルガレオを奪いたそがれのたてがみとなり、『ウルトラムーン』ではルナアーラを奪いあかつきのつばさとなったが、若者と守り神が石を使い光を放ち、2匹を分離してアローラの闇を追い払ったと記されている。
ウルトラ調査隊は、アローラ地方に満ちているオーラは、先祖によって眠りにつく前のネクロズマが出していた光だったと結論付けている。
ネクロズマの光はメガロポリスにエネルギーを与えるのみならず、ウルトラホールを通じてアローラを含む他のウルトラスペースにまで届いていた──アローラでは試練の場などに多く降り注いだ。
すなわち、ZワザのZパワーも、ぬしポケモンが纏うオーラも、ネクロズマがくれた力である。
ククイ博士は更に、アローラに開いたウルトラホールからはネクロズマの光と共にかがやくいしが降ってきたこと、かがやくいしはネクロズマの失った体の一部であることを推測している。
ゲーム内におけるネクロズマは、通常の黒ずんだ姿、『USUM』より新登場した、ソルガレオを吸収したたそがれのたてがみ(日食ネクロズマ)、ルナアーラを吸収したあかつきのつばさ(月食ネクロズマ)、その2つの姿からウルトラバーストなる現象で更に変化を遂げたウルトラネクロズマといった、4種類の姿が存在する。
このうち日食ネクロズマはソルガレオZ、月食ネクロズマはルナアーラZで2匹の固有Zワザを使用することができ、ネクロズマ自身の専用ZクリスタルであるウルトラネクロZを持てば、専用技フォトンゲイザーをZワザ・天焦がす滅亡の光へと変えることができる。
ウルトラネクロZは日食/月食ネクロズマをウルトラネクロズマへとウルトラバーストさせるために必要なアイテムでもあり、ネクロズマ自身が零す形で入手できる。
→起源と歴史
『USUM』にてククイ博士が語った昔話によると、昔アローラが闇に覆われたとき、アローラのポケモンと人々が光で闇を打ち消した出来事が、Zクリスタルを集める島巡りの起源であるという。ククイは最終的に、この昔話をネクロズマと結びつけており、先述したようにネクロズマがウルトラホールから現れたときに、光=Zパワーと共に、かがやくいし=Zパワーリングの原料=ネクロズマの失った体の一部がアローラに降ってきたと推測している。
また、ウルトラ調査隊は、カプの村でネクロズマがカプ達と戦ったときに、ウルトラホールから降り注いだ光がZワザの源──ポケモンの技をZワザに変化させたのではないかと語っている。
そして、これも繰り返しとなるが、マリエシティ図書館の文献では、若者と守り神が不思議な石の光でソルガレオ(ルナアーラ)を吸収したネクロズマを分離させ、アローラの闇を追い払ったとある。
この3つはすべて、同一の事件を指していると考えられる。
その後、カプが旗頭を務めた島ごとの王達の争いでZパワーが使われるようになり、それが島を荒らす結果となったため、カプが争いに手を貸さなくなる。
やがて王政が崩壊し(公式サイトのアローラニャースの項目より)、カプ自らがかつての王の代替であるしまキング・しまクイーンを任命するようになり、いつしかカプが管轄していたかがやくいしは彼らに託されることになった。
そしてZリングはしまキング・しまクイーンから、島巡りにチャレンジする少年少女に授けられる⋯⋯といった流れだろうか(主人公のライバルであるハウは、大試練で認められてZリングを手に入れたと述べている──カプとの一件があった主人公は島巡り前に手にしているが)。
島巡りが王政時代から存在していたかどうかは不明(かつての島巡りは、守り神と戦う強さを身につけるための旅でもあったようだが⋯⋯?)。
→使用できるポケモン
前提として、メガシンカ同様、トレーナーを介して発動する技であるため、野生のポケモンは使用することができない。
トレーナーがZリングとZクリスタルを持っており、ポケモンが自分の技のタイプと対応したZクリスタルを持っていることで、初めてZワザを放つことができる。
技を覚えないポケモンは存在しないため、上記の条件を満たせば全てのポケモンがZワザを放つことが可能である。
また、以下のポケモンには専用のZクリスタルが存在し、唯一無二のZワザを放つことができる。
なお、ポーズは汎用であり、技のタイプに一致する。
・ピカチュウ(ピカチュウZ──ボルテッカーをひっさつのピカチュートへと変える)
・サトシのピカチュウ(サトピカZ──10まんボルトを1000まんボルトへと変える)
・アローラライチュウ(アロライZ──10まんボルトをライトニングサーフライドへと変える)
・イーブイ(イーブイZ──とっておきをナインエボルブーストへと変える)
・カビゴン(カビゴンZ──ギガインパクトをほんきをだすこうげきへと変える)
・ミュウ(ミュウZ──サイコキネシスをオリジンズスーパーノヴァへと変える)
・ジュナイパー(ジュナイパーZ──かげぬいをシャドーアローズストライクへと変える)
・ガオガエン(ガオガエンZ──DDラリアットをハイパーダーククラッシャーへと変える)
・アシレーヌ(アシレーヌZ──うたかたのアリアをわだつみのシンフォニアへと変える)
・カプ・コケコ、カプ・テテフ、カプ・ブルル、カプ・レヒレ(カプZ──しぜんのいかりをガーディアン・デ・アローラへと変える)
・マーシャドー(マーシャドーZ──シャドースチールをしちせいだっこんたいへと変える)
『USUM』では、更に以下の専用Zクリスタルが追加された。
・ルガルガン(ルガルガンZ──ストーンエッジをラジアルエッジストームへと変える)
・ミミッキュ(ミミッキュZ──じゃれつくをぽかぼかフレンドタイムへと変える)
・ジャラランガ(ジャラランガZ──スケイルノイズをブレイジングソウルビートへと変える)
・ソルガレオ、日食ネクロズマ(ソルガレオZ──メテオドライブをサンシャインスマッシャーへと変える)
・ルナアーラ、月食ネクロズマ(ルナアーラZ──シャドーレイをムーンライトブラスターへと変える)
・ウルトラネクロズマ(ウルトラネクロZ──フォトンゲイザー──フォトンゲイザーを天焦がす滅亡の光へと変える)
→使用するトレーナー
当然、ZリングとZクリスタルを所持するトレーナーのみがZワザを使用することができる。
『サン・ムーン』『USUM』でZワザを使用するトレーナーは、以下の通り(括弧内は主人公とのバトルで使用するZクリスタルの種類)。
・主人公(任意)
※Zリングはハラに授かる。
・ハウ(クサZorホノオZorミズZ)
※自らが所持する「最初の3匹」の1匹に使用する。Zリングはハラに授かる。
・イリマ(ノーマルZ)
※『サン・ムーン』ではデカグースに、『USUM』ではネッコアラに使用する。
・ハラ(カクトウZ)
※マケンカニ、ケケンカニに使用する。
・スイレン(ミズZ)
※オニシズクモに使用する。
・カキ(ホノオZ)
※アローラガラガラに使用する。
・マオ(クサZ)
※『USUM』において、アマージョに使用する。
・ライチ(イワZ)
※夜ルガルガンに使用する。
・マーマネ(デンキZ)
※『USUM』において、アローラゴローニャに使用する。
・クチナシ(アクZ)
※アローラペルシアンに使用する。
・マツリカ(フェアリーZ)
※アブリボンに使用する。
・ハプウ(ジメンZ)
※バンバドロに使用する。
・グラジオ(ハガネZ、アクZ)
※前者は『サンムーン』でルカリオに、後者は『USUM』でゾロアークに使用する。Z(パワー)リングはクチナシに授かる。
・アセロラ(ゴーストZ)
※シロデスナに使用する。
・カヒリ(ヒコウZ)
※ドデカバシに使用する。
・マーレイン(ハガネZ)
※『USUM』において、アローラダグトリオに使用する。
・ククイ(クサZorホノオZorミズZ)
※自らが使用する「最初の3匹」の1匹に使用する。
・プルメリ(ドクZ)
※エンニュートに使用する。Z(パワー)リングはクチナシに授かる。
・タロウ(ノーマルZ)
※ケンタロスに使用する。
・一部のモブトレーナー
『サン・ムーン』『USUM』におけるバトル施設・バトルツリーで使用するトレーナーは以下の通り。
・カキ(ホノオZ、カクトウZ)
※ホノオZはエンニュートに、カクトウZはウインディに使用する。『サン』『US』のみ登場。
・マオ(クサZ)
※キュワワーに使用する。『ムーン』『UM』のみ登場。
・プルメリ(ホノオZ)
※エンニュートに使用する。『サン』『US』のみ登場。
・グズマ(アクZ)
※ドンカラスに使用。『ムーン』『UM』のみ登場。
・ククイ(ホノオZ、ミズZ、コオリZ、エスパーZ)
※ホノオZはガオガエンに、ミズZはアシレーヌに、コオリZとエスパーZはアローラキュウコンに使用する。『USUM』のみ登場。
・リーリエ(クサZ)
※キュワワーに使用する。『USUM』のみ登場。
・レッド(クサZ、ノーマルZ、エスパーZ)
※クサZはフシギバナに、ノーマルZとエスパーZはラプラスに使用する。
・グリーン(ヒコウZ、クサZ、ホノオZ、カクトウZ、ノーマルZ、イワZ)
※ヒコウZはピジョットに、クサZはナッシーに、ホノオZとカクトウZはウインディに、ノーマルZはギャラドスに、イワZはドサイドンに使用する。Zクリスタルはナリヤ・オーキドより授かる。
・リラ(デンキZ)
※ライコウに使用する。
・ギーマ(アクZ、カクトウZ)
※アクZはドンカラスに、カクトウZはズルズキンに使用する。
・アクロマ(ノーマルZ、ハガネZ)
※ノーマルZはポリゴンZに、ハガネZはギギギアルに使用する。
・ジーナ(コオリZ、クサZ、デンキZ、ドラゴンZ)
※コオリZはアローラサンドパンに、クサZはドレディアに、デンキZはヤレユータンに、ドラゴンZはジジーロンに使用する。『サン』『US』のみ登場。
・デクシオ(エスパーZ、フェアリーZ、ノーマルZ)
※エスパーZはアローラキュウコンに、フェアリーZはエルフーンに、ノーマルZはバクガメスに使用する。
→備考
主人公にメガリングを授けたカロス地方のトレーナー・ジーナとデクシオは、絆によって行われるメガシンカと、トレーナーがポケモンに思いを届けてZパワーを使えるようにするZワザを強く関連付けており、Zワザもまた絆の力であると言うことができる。
⋯⋯個人的には、全てのポケモンで発動可能なこちらの方がより「絆」を体現していると感じなくもない。息を合わせて技を放つ感じとかも。まあ、相変わらず仲良し度とは無縁ではあるけれど⋯⋯。
『USUM』にて、Z(パワー)リングはネクロズマ由来の力であるといった仮説が登場したが、Zクリスタルの正体はとうとう最後までわからずじまいだった。カプやソルルナ、ネクロズマ達が自身の専用Zを持っている点が大きなヒントになるのだろうか。ポケモン自身のエネルギーがZパワーと作用した、みたいな?
そうそう、ネクロズマによってZパワーがもたらされたというのなら、マリエシティ図書館の文献にある、激しい勝負を繰り広げ引き分けあった伝説のポケモンがカプ達に与えた未知なる力とは一体何なのか⋯⋯伝説のポケモンは普通にソルガレオまたはルナアーラを指し示していることは間違いないだろうが(ネクロズマは引き分けではなく敗北している)、他の文献と合わせると、恐らくはウルトラホールから初めて現れたソルガレオまたはルナアーラが、島の守り神として立ち向かったカプ達を従えるに至るまでの戦いだったのだろうが⋯⋯「持てるすべての力」という表現もZワザの暗示なんじゃないかと思えてくる(ライジングフェーズとフルムーンフェーズのことでもあるのだろうが)。しかし、ネクロズマがまだやって来ておらず、かがやくいしも存在しない状態でZワザは行えないだろうし(ネクロズマがやって来た時点では既にカプとソルルナは共存済み)、Zワザはトレーナーも必要なので、単にカプを強化したってことなのかな。それかカプZの元であるしぜんのいかりに関連しているのか。
Zワザはアローラ以外の地方で使用可能なのかといった疑問に関しては、Z(パワー)リングとZクリスタルでZパワーを纏うわけだし、可能だと思う(だとすれば、他地方でZワザ放つトレーナーとかいるのだろうか)。ウルトラスペースでも使えるしね⋯⋯いや、ウルトラスペースはネクロズマの光が溢れているから他地方で使える理由にはならない、のか?
ウルトラスペースと言えば、『サン・ムーン』ではウルトラビーストがオーラ(ビーストブースト)を纏うのは、ウルトラホール内部に満ちるエネルギーを多量に浴びたからだと説明されていたけれど、だとすれば『USUM』で自分の世界にいるはずのウルトラビーストがオーラを纏って特性がビーストブーストなのはどうして? って疑問があるけれど、それに関しては多分ぬしポケモンがオーラを纏ってるのと同じ理由だと思う。そのウルトラスペース内で、ウルトラホールが開きやすい場所の近くで暮らしているから、みたいな。まあ、ぬしポケモンは特性ウルトラビーストではないけれど⋯⋯。
ダイマックス(キョダイマックス)
(『ソード・シールド』)
※登場作品⋯⋯『ソード・シールド』
→概要
(『ソード・シールド』)
ダイマックスは、ガラル地方の特定の場所、特定の条件下で発生する、ポケモンが巨大化する現象──正確には、ポケモンの体内から周囲の空間を歪ませる特殊なパワーが放たれ、ポケモンを巨大に見せる現象。
ダイマックスしたポケモンは強大な力を手に入れ、覚えている技はすべてダイマックスわざへと変化する。
キョダイマックスは、ダイマックスの中でも、一部の種類の、特定の個体のみに発生する現象である。キョダイマックスしたポケモンは、単に大きくなる(大きく見える)だけではなく、より個性が際立った姿に変貌する。キョダイマックスポケモンは、通常のダイマックスポケモンには使えない、そのポケモン専用のキョダイマックスわざを使うことができる。
キョダイマックスは通常、特定の種の中でも特定の個体しか行えないが、例外的に、ガラル地方のヨロイ島にある珍しい食材を集めて作られる料理・ダイスープを飲むことで、どの個体もダイマックスとキョダイマックスを使い分けることが可能となる。
(項目内の画像一番目がダイマックス、画像二番目がキョダイマックス)
→詳細・関連語句
・ねがいぼし、ガラル粒子
(アニメポケットモンスター第43話ソード&シールドII 『ブラックナイト』)
ガラル地方で見つかる、不思議なパワーを秘めている石。
本気の願いを持つ人のもとに落ちるとも、拾うと願いが叶うとも言われており、劇中において、プラッシータウンで戦闘をしていた主人公とライバルのホップのもとに、上空から2つ落ちてくる。
ガラル粒子は、地上に満ちたねがいぼしから溢れる、ポケモンがダイマックスするために必要なエネルギーである。
ガラル地方ポケモンリーグ委員長であるローズ曰く、ねがいぼしにはポケモンを巨大化させるだけではないエネルギーが秘められているとのことで、彼が社長を務める会社・マクロコスモスの関連グループでは、パワースポットのひとつであるナックルスタジアムの塔から、ねがいぼしのエネルギーを吸収し、地下プラントで電気に変えてガラル地方の人々に提供しているという。
・ダイマックスバンド
(https://s.famitsu.com/news/201912/18189299.html)
マクロコスモスが開発した、ねがいぼしが埋められたバンド。
ローズ委員長は、開発できたのはダイマックスの研究家であるマグノリア博士の功績であると述べており、ねがいぼしを入手した主人公とホップにダイマックスバンドを手渡したのも彼女である。
ガラル地方の特定の場所、パワースポットで赤く輝き、トレーナーの任意でポケモンをダイマックスさせることが可能となる。
マグノリア博士は、ポケモンがダイマックスバンドに応えることで発動するダイマックスは、人とポケモンの信頼があってこそ真の力を引き出せるといった持論を展開している。
実際、劇中で、ポケモンの意思を無視して、ガラル粒子を強引に注入することで行われたダイマックスは、ポケモン自身が力を制御できなくて戸惑っているようであったと語られている。
・パワースポット
(『ソード・シールド』)
ガラル粒子が多く存在し、ポケモンをダイマックスさせることができる場所。
ガラル地方のエンジンシティ周辺に広がる広大なワイルドエリアや、同地方に存在する孤島・ヨロイ島、地方南部に位置するカンムリ雪原の各地に点在しているポケモンの巣穴からは赤いオーラが見つかることがあり、中を調べると野生のダイマックスポケモンが出現する。
(オーラがなくても、ねがいのかたまりというアイテムを巣穴に投げ入れることで同様に出現する)
カンムリ雪原では、ダイマックスポケモンが生息する巣穴・マックスダイ巣穴を潜り続けるダイマックスアドベンチャーを行うことができ、その深部には様々な伝説のポケモンが存在している。
過去には、マグノリア博士のパワースポット探しマシーンによってガラル地方の各街に存在するパワースポットが判明し、その地点にジムチャレンジ(推薦状を貰ったジムチャレンジャー達がジムリーダーとポケモンバトルをする)などを行うためのスタジアムが設立された。
・ブラックナイト
(『ソード・シールド』)
大昔にガラル地方を襲ったとされる災厄。
その名称は、空を覆ったとされる黒い渦に因んでおり、渦の出現と共に、あちこちで巨大なポケモンが暴れ回り、ガラル地方を滅ぼしかけたが、とある人間の若者によって鎮められたという。
エンジンシティにあるホテル・スボミーインでは、災厄を鎮めたとされる英雄──剣と盾を持ったひとりの若者をモチーフとした像が存在している(項目内の画像一番目)。
ターフタウンには、黒い渦で大きくなったポケモン=ブラックナイトを描いたと思しき、巨大な地上絵が存在している(画像二番目)。なお、マグノリア博士の孫娘にして彼女の助手を務めるソニアによると、3000年前に描かれたものであるらしい。
ナックルシティの宝物庫と、キルクスタウンにあるステーキハウス・おいしんボブには、ガラルに王国ができたときの物語を伝えるタペストリーが存在している(画像三、四番目)。
それぞれ、ねがいぼしを見る若者、災厄の訪れ、県と盾を見る若者、英雄となり王冠をかぶる若者、悲しむ英雄が描かれているが、スボミーインの像と異なり、描かれる若者はふたりである。
(ナックルシティの四枚目のタペストリーにおいて、若者の足元に小さく描かれているのは⋯⋯?)
温泉町であるキルクスタウンには、大昔ふたりの英雄が戦いの傷を癒した場所とされる英雄の湯が存在するが、今その湯に浸かれるのはポケモンだけである。
・ザシアン、ザマゼンタ
(『ソード・シールド』)
『ソード・シールド』のパッケージを飾る伝説のポケモン。共にガラル地方の遥か彼方、まどろみの森の向こうで生まれたと文献に残されているポケモンで、きょうだい関係(ザシアンが姉)にあるとも、ライバル関係にあるとも言われている。
『ソード』に登場するザシアンは、武具である剣によって金属を取り込み武装し、ダイマックスポケモンを含めたあらゆるものを切り捨てる妖精王の剣として、敵味方から恐れ崇められた。『シールド』に登場するザマゼンタは、武具である盾によって同様に武装し、ダイマックスポケモンの一撃を含めたいかなる攻撃も弾き返す格闘王の盾として、同様に恐れ崇められた。
図鑑説明では人の王と力を合わせガラルを救ったとあり、劇中でもローズ委員長が再来させたブラックナイトを、主人公、ホップと共に打倒した伝説の英雄であるが、傷を負って深い眠りについたのち、如何なる理由でか、2匹の功績は後世の人々によって隠蔽された。
ラテラルタウンには、(ソニア曰く)英雄像やタペストリーよりも昔に造られたふたりの若者と2匹のポケモンの遺跡が存在しているが、壁画によって覆い隠されていた。
なお、この2匹はダイマックスバンドを通じてダイマックスを行えない。劇中にて強引にガラル粒子を注入されたときは、自身を制御しようとしたが苦しみ、暴走直前まで追い込まれた(他のポケモンと異なりダイマックスはしなかった)。
・ムゲンダイナ
(『ソード・シールド』)
2万年前に落ちた隕石の中にいたポケモン。胸のコアによってガラル地方の大地から湧き出すエネルギーを吸収して活動している。
(↓正面から見られる胸のコア)
(『ポケモンマスターズ』)
劇中にて、ローズ委員長がガラル地方の1000年先のエネルギー問題を解決するために目覚めさせた、ブラックナイト現象そのもの。
体から赤い光のエネルギーを放出し、ダイマックスを引き起こす──ダイマックスのパワーを各地にみなぎらせ、パワースポットにいないポケモンさえもダイマックスさせてしまう。更に、ナックルスタジアムの屋上でムゲンダイナと交戦したダンデや主人公は、パワースポットであるにもかかわらず、ダイマックスを行えなかった──ダンデはこれもムゲンダイナの能力によるものと推測した。
ローズ委員長はムゲンダイナを目覚めさせるために集めたねがいぼしを与え続けていた──マグノリア博士は、ねがいぼしはムゲンダイナの一部であると述べている。
劇中にて主人公がムゲンダイナを一度倒すと、直後、コアからエネルギーを放出しながら上空を舞い、空を覆う渦と、そこから伸びた手のような形状に変化する。この変化はムゲンダイマックスと称され、ガラル全土のエネルギーを吸収してオーバーロードしてしまった姿と説明されている。
ムゲンダイナは、ザシアンやザマゼンタ同様、ダイマックスバンドを通じてダイマックスを行えないが、専用技・ムゲンダイビームを使用する間のみ、ムゲンダイマックスの姿に変化する。技の説明文によると、本来の姿となったムゲンダイナ最大の攻撃とある。
(本来自分のパーツであったねがいぼしに由来する地上のエネルギーを蓄えて強引に身体を再構成する感じだろうか?)
・バドレックス
(『ソード・シールド』)
太古の昔、ガラル地方一帯を統べていた伝説の王であり、同地方のカンムリ雪原で人々から信仰されていた豊穣の王と称されるポケモン。
カンムリ雪原に残された碑文によると、傷つき弱った状態で不毛の雪原に現れ、人々が手を広げると恐れたようである。人々の治療により力を取り戻すと、蒼い光を輝かせて作物を実らせた。その後、作物を狙に現れた荒くれ者を愛馬とするなど、揺るがぬ信仰を獲得した。
図鑑説明には、「荒れ地を緑にするため絆で結ばれたポケモンとガラルを駆けめぐった」「広大な森とそこに棲む生き物を一晩にしてべつの場所に移し替えた」「過去未来すべてのできごとを見通す力で隕石から森の生き物を救った」などとある。
バドレックスがダイマックスバンドを通じてダイマックスを行うとき、バンドから放たれる赤色の光とはまた別に、身の回りに青色の光を纏わせるが、詳しいことは不明。
→起源と歴史
ダイマックスに必要なエネルギー、ガラル粒子を有するねがいぼしを体の一部とする、ムゲンダイナが隕石と共に現れたのは2万年前。
ガラル地方の伝承に残るブラックナイトを描いたと思しきターフタウンの地上絵が描かれたのは3000年前であることから、ブラックナイトの発生時期は3000年前であると考えられる。
ただし、バドレックスの図鑑説明にある「隕石」が、ムゲンダイナがいた隕石と同じであるとするならば、碑文の「手を広げると恐れた」なども踏まえて、落下時点の2万年前にはムゲンダイマックス(=渦=ブラックナイト?)の姿をしていたと考えられる──それが本来の姿であるのだが。
(それから何かがあって3000年前──7000年後に目覚めたのだろうか?)
3000年前にあるダイマックスが存在していたことは、幻のメルメタルの図鑑説明からも間接的に導き出せる。
鉄を 産み出す 力を 持つと 崇められていた。 3000年の 時を 経て なぜか 蘇った。
(メルメタル 『Let's Go! ピカチュウ・Let's Go! イーブイ』)
遠い 地方の 神話に 残る 一つ目の巨人は メルメタルが キョダイマックスした 姿だった。
(メルメタル キョダイマックスのすがた 『ソード』)
このように、ダイマックス自体は大昔から存在していたのだが、ダイマックスの研究が盛んになったのはあくまで近年である。
マグノリア博士のパワースポット探しマシーンによって各町のパワースポットが発見され、そこにスタジアムが建設された。マクロコスモスによってダイマックスバンドが開発された。ローズ委員長によって、ダイマックスを導入したジムバトルが行われ、ガラル地方のポケモンリーグが世界的に有名となった──ジムリーダーのカブも、ダイマックスによって自分たちのポケモン勝負はガラル地方の文化となったと述べている。
→使用できるポケモン
メガシンカ、Zワザと異なり、多量のガラル粒子さえあれば、トレーナー&ダイマックスバンドがなくてもダイマックスを行うことができ、ワイルドエリアなどの巣穴からは野生のダイマックスポケモンが出現している。
公式サイトによると全てのポケモンがダイマックスすることができるとあるが、少なくともゲーム内においては、ザシアンとザマゼンタは、ダイマックスを行う方法が存在しない。
また、ムゲンダイナもダイマックスバンドを通じてダイマックスを行えない。ただしこちらは、全ポケモン中唯一となるムゲンダイマックスを果たしている。
対して、キョダイマックスは以下の一部のポケモン(の一部の個体)のみが行える。
・フシギバナ
・リザードン
・カメックス
・バタフリー
・ピカチュウ
・ニャース
・カイリキー
・ゲンガー
・キングラー
・ラプラス
・イーブイ
・カビゴン
・ダストダス
・メルメタル
・ゴリランダー
・エースバーン
・インテレオン
・アーマーガア
・イオルブ
・カジリガメ
・セキタンザン
・アップリュー
・タルップル
・サダイジャ
・ストリンダー
・マルヤクデ
・ブリムオン
・オーロンゲ
・マホイップ
・ダイオウドウ
・ジュラルドン
・ウーラオス
→使用するトレーナー
以下のトレーナーが、ダイマックスバンドを有し、劇中にてダイマックスを披露する(括弧内は使用するポケモン)
・主人公(任意)
・ホップ(「最初の3匹」の最終進化形、アーマーガア)
・ビート(ブリムオン)
・マリィ(オーロンゲ)
・ヤロー(ワタシラガ、アップリュー、タルップル)
※アップリューは『ソード』、『タルップル』はシールドで使用する。
・ルリナ(カジリガメ)
・カブ(マルヤクデ)
・サイトウ(カイリキー)
・オニオン(ゲンガー)
・ポプラ(マホイップ)
・マクワ(セキタンザン)
・メロン(ラプラス)
・キバナ(ジュラルドン)
・オリーヴ(ダストダス)
・ローズ(ダイオウドウ)
・ダンデ(リザードン)
・クララ(ガラルヤドラン)
・セイボリー(ガラルヤドラン、ガラルヤドキング)
・マスタード(ウーラオス)
・ピオニー(ダイオウドウ)
→備考
Zワザに続いて、全てのポケモン(こちらは「ほぼ」と付くか)が使える最新世代の戦闘システムである。
設定面で個人的に気になってるところと言えば、ねがいぼしが空から降って来ることだろうか。マグノリア博士の言う通り、ねがいぼしがムゲンダイナの体の一部だとするなら、ムゲンダイナが空を飛んでるときに一部が欠けて落っこちたのだろうか⋯⋯。2万年前に地球めがけて落下して来たときに欠けた体が今になって落ちてくることもある、とか? よくわからない。
あるいはムゲンダイナ複数個体説。
そう言えば、『カンムリの雪原』において、シャクヤちゃんがマックスダイ巣穴のポケモンが皆ダイマックスしていることに関して、地下深くにでっかいねがいぼしでもあったりして、などと述べていたのだが、ムゲンダイナって⋯⋯地下にいるの⋯⋯?
ところで、ムゲンダイナを、メガシンカの項目で述べた∞エナジーと結び付けている考察を見かけたことがある。名前からして関連しているんじゃないか、という。
体から無限のエネルギーを放出するムゲンダイナと、ポケモンの生体エネルギーを利用する∞エナジーとで、たしかに共通項はなくはないのだろうけれど、両者の名前が被ってるのは日本版だけ(例えば英語ではムゲンダイナはEternatusだけど∞エナジーはInfinity Energy)だし、どうなんだろう?
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?