水曜日のカンパニュラ(20字小説)
誰のものでもない。そして私は響き続ける。
🌼🌹🌺
花に聴く。
それは言葉ではなく"振動"
鐘のラッパのファンファーレ
細く伸びた黄色の導線から
少しずつ思いを波で伝える
呼応する魂の響き
それは寄せては振り返す
花音(はのん)🎶
🌼🌹🌺
みなさん。今日もナウシカの
「南野花子劇場へようこそ」!
鼻が利くナウシカが「花が聴く」と題して
花に問いかけ、花に聴いてもらうお時間です。
今日のお花は「カンパニュラ」ラテン語で"小さな鐘"という意味。
ご覧の通り、まるで色とりどりの「花の鐘」
今にもその音色が聴こえてきそうです。
ん!?あ、そうね。
そ、そ、そ。題名見て、どうしても気になる方に…。
カンパネラはイタリア語で「鐘」だからルーツは同じ。
水曜日のカンパネラと言えば、初代"主演・歌唱担当"のコムアイさんが、とても独創的で印象が強かったんだけど、2021年の9月に、2代目主演・歌唱担当が詩羽さんに変わって再び注目されている。
キュートなボイスで、ラップ調のキャッチ―な言の葉と、まるで春の花🌼サンバのファスティバルのような、パーカッションのリズムに心が躍る🌺
そして、この方のカンパネラも秀逸。
真っ赤なお花が敷き詰められた舞台で、彼は心静かに、鍵盤を何度も何度も丁寧に拭き、そして見事な音色を披露する。
辻井さんは自らの奏でる音に心地よく身を委ね、体と心を揺らして演奏される。至福の音色に、天から降ろされる光の柱が見えた。美しい響きだ。
今日は週も半ばの水曜日。
そして今日の花からは、幸せの鐘の音が、
「君だけの音を響かせて」と
南野花子ですかの部屋で、
今も、高らかに鳴り響いている。
リンドン リンドン リンドン リンドン・・・