ご縁ということでいいですよね。

長いお付き合いがあったママ友と、子供たちの学校が変わったあとに疎遠になったんです。前はあちらから積極的に連絡があった感じのお付き合いだったので、これがなくなるとそういうことになるんですね。

あまりに連絡がないのでこちらから連絡してみたらちゃんと返事は返ってくるけど、一往復で終わりの状況。電話をしたら普通に楽しく話してくれるけどあちらからはまったくかかってこない。それまでとの劇的な温度差に、少し首を傾げていました。

同じように仲良くしていた別のママ友に尋ねても、状況は同じようで、めっきり連絡がなくなったと言うんです。

こうなってしまうと、もともと何か気持ちに負担を感じさせていたのかなとか、実は嫌な思いをさせていたことがわりとあったのかなとか、そういうことを考えてしまいます。考えたところでどうにもならないので、そのことでうじうじということはないんですけどね。どちらかというと彼女には周りが常に振り回されていたので、それが終わったという感じなんです。

でも寂しいものですね。あれほど仲良くて、このメンバーなら一生付き合いたいと言ってくれていた彼女が連絡をしてこなくなったなんてね。

それから月日は長く流れたので、ふと思い出しはすれども寂しいという気持ちにまではならずに過ごしています。

が、先日子供関係の用事でグループで連絡を取ることがあって、久しぶりにやりとりしました。もともと親しげなメッセージの書き方をする人ではなく丁寧な感じの文章の人なので、前と違ってよそよそしいということもなく同じテンションにしか見えないんですが、それでもね、なんだか寂しくなりました。

前みたいに楽しい声を聞かせてほしいなんてチラッと思ってしまうんですが、彼女からこちら側の友人と距離を置いたのであれば、何か思うところがあってのことだと感じるので、そっとしておくのがいいんだろうなと思ってね、また今回も一往復のやりとりで終わるんでしょうね。

人とのお付き合い、終わっていくものもありますね。残念なことですが、新しい出会いと入れ替わっていくということですよね。

またご縁があれば、繋がることもあるかもしれません。最近私はやたらと「ご縁」ということで片付けています。良いことも悪いことも。いやむしろ悪いことのほうをご縁と結びつけて「そういうご縁だったんだな」とやんわりとプラスっぽい空気を匂わせて、何かを終わらすための方法にしている感じですね。

「去るものは追わず」は私の性分にはあまり合いません。どなたとでもお付き合いを続けたい性格ですから。でもある程度のやりとりで様子を見て、これは無理かなと思ったら追わないほうがよいと判断して「ご縁がなかった。でもまたご縁があれば繋がるはず」と閉じるのです。

その友人には元気でいてほしいし、心穏やかでいてほしいと思います。

久しぶりにやりとりしたので少ししんみりしましたが、こういう気持ちも大切な感情ですね。彼女を好きだったんだなと気づかされます。

今日もみんな元気でね。