父の日の父を知る
父の日に、宅急便ではなく直接父にプレゼントを渡したのは何年ぶりだろうと考えてみたけどよく分からない。相当ぶりであることだけは分かる。
昨日、父にちょこっとしたお菓子をプレゼントした。「はい、これ父の日のね、また一年元気にがんばってね」なんて言いながら。
父はうれしそうにニヤニヤして「ありがとう」と言った。
包み紙を丁寧に開けて、まず出てきたお菓子の説明をゆっくり開いて読み始めた(眺め始めた?)。その頬は緩んでいてとてもうれしそう。そんなにうれしいものなの?!
母から「ほら、そんなん見てらんと、はやく開けたら?」って促されている。幸せなニヤニヤを中断させないであげてほしいなと思ったけど、まぁ夫婦のやりとりは夫婦にしか分からないバランスがあるんだろうと、黙ってみていた。
慇懃に箱を開ける父。
いつもせっかちで大雑把なのに、すごく丁寧な動きだ。
特にあまいものが好きというほどではない父だけど、うれしそうにおいしそうにひとつつまんで口に運んでいる。やっぱりその頬は緩みっぱなし。
父の日のプレゼントに父がこんな表情をするなんて私は全然知らなかったな。小さなプレゼントだけど、そんなに喜んでくれるなんてね。心がほわっとあったかくなったよ。
照れくさくてなかなか言えない言葉だけどね、
お父さん、いつもありがとう。
お気持ち嬉しいです。ありがとうございます✨